呪文
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:呪文
「え?!キミ呪文使えるの?」
友達「ああ、使えるよ。例えば君が今怪我してるその右手、治してあげようか?」
私は先日、派手に転んで、右手に怪我をしていた。
「え?…こ、これ?」
友達「ホイミ♪」
友達がどこかで聞いたような言葉を唱えると…
「え?え??」
怪我の具合はたちまち良くなり、治った…?
「…ウソでしょ…」
友達「他に何か悩み事はない?」
私は最近、悪夢にうなされていた。
毎晩同じような夢を見て、
そこで誰かに追いかけられ、
刃物を持ったそいつに殺されそうになる。
その夢のことを話すと、
友達「…そう。きっと疲れてるんだね。ラリホーマって知ってる?」
これもどこかで聞いたことのある言葉。
いや呪文だ。
「…確か、よく眠らせる呪文?」
友達「そう。でもそれってね、眠らせるだけじゃなくて、安眠を招く効果もあるんだ」
「え?」
友達「つまり今の君のように、悪夢なんかを見てる人にはさ、その悪夢を解消させる効果もあるって事」
「……」
友達「じゃないと、ちゃんとよく眠れないだろ?」
「…ま、まぁ…」
友達「この剣、持って行くと良いよ」
「な、なにこれ??」
友達はどこから出したのか知らないけれど、
おもちゃにしては相当きらびやかな剣を
背中の後ろから出してきた。
そしてそれを私に持たせ、
友達「ラリホーマかけてあげるから、それを持って寝て見るんだ」
友達「で、夢の中にそいつが出てきたら、その剣でなぎ倒してやれば良い。きっと勝てるよ。フフ」
「………」
とりあえず、何も言えない。
でもさっきの怪我が治った効果がある。
それがある以上、心の正直は、
この友達を信じてしまう。
「…じ、じゃぁお願い…」
友達「フフ…ラリホーマ…。キミ1人だけど、効果は充分だろう」
友達がそう言うのを聞いた後、
私は深い眠りについた。
(夢の中)
魔人「グフフ…戻ってきたな?」
「あ、お前…!」
早速、私の前にあいつが現れた。
眠る時に持った剣が、
ちゃんと私の右手に持たされてある。
「…そっか、夢の中に持って入れたんだコレ」
とりあえず理解でき、私はその剣で
今目の前に居るこいつを斬り倒そうとした。
けれど…
魔人「グフフ…そんなもので♪」
「な、なんで…なんでよ!」
持っていた剣は見る見る朽ち果てて、
私の手から消え去った。
魔人「そうかw外で何かされたなお前?」
「…え?」
魔人「おおかた呪文の類いでも見せ付けられて、その気になってここに入ってきたんだろう?」
魔人「呪文とはなかなかwでもしくったな」
「ど、どういうことよ…」
魔人「呪文の成り立ちを考えてみろ」
「…もしかして…」
わかった気がした。
魔人「そう。呪文とは所詮『呪われた言葉』。その効果は相手に対する呪いだけじゃなく、助けようとするその人にもかけられる霊念の1つ」
「つ…つまり…」
魔人「そうさ。お前は呪われたんだ。そいつに」
魔人「俺がお前のこの夢の中に出てきて居たのも、もしかするとそいつのせいかもなw」
「でも治っ…!」(右手を見せようとして)
魔人「気を緩めてやるのも呪いの手足の1つ、そうは思わなかったか?そのとき思わなくても今思ったね?」
「は…はぁぁ…」
魔人「どれ、料理してやろうか。お前自身が呪文を身に付けておくべきだったな」
(現実)
友達「フフ…」
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=1HPPk3fZaOo
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