彷徨う出来事No.54~選挙のあり方と民意の選択
今年は良くも悪くも選挙の話題が
事欠かない状態が続いている
特に上半期で話題になったのが、
言論の自由及び表現の自由を盾に
選挙の立候補者に対する演説の妨害やヤジ、宣伝車で相手候補者の宣伝車を追いかけ
付け回す等の迷惑行為や脅迫といった行為や幾度となく繰り返されてしまっている
嘆かわしい現状が国内外問わず
発信されてしまっている
ただ、現行法では被害に遭われた方が警察に被害届が提出し受理されなければ、摘発や逮捕というのはハードルは遥か高き壁とも言えます
逆の意味では法律の不備や性善説からの弊害が、時代の経過と共にこの様な事態を産み出してしまった点は否めないだろう
今までこういった行為に対して慎重な動きであった国や警察ではあったが、さすがに肉体的、言動の暴力が度が過ぎているという事もありようやくといっても過言ではないが
重い腰をあげた
そして官民問わず、様々な場所でが公職選挙法の改正案が議論され話し合われている
現在審議されている改正案の
原案の一部を紹介します
①掲示板に掲示するポスターは
候補者の顔写真が掲載されているものに限定
② 無関係なポスターの掲示を禁止とする…違反があった場合は懲役刑とする
③ 供託金の金額の変更(選挙区)
現在=300万
原案=350万
④ 供託金の金額の変更(比例区)
現在=600万
原案=550万
⑤ 演説中のヤジや発言は原則禁止とし違反があった場合は現行犯逮捕も可能とし懲役刑とする
率直に申し上げて待ったなしの状態である、今すぐにでもやらなければではなく
やり抜かねばならないだろう
民主主義の基本中の基本であり公理公正公平であるために、万が一完璧でないのであれば、日本というこの国は選挙においての
民主主義的な部分は戦前へと統制の時代へと逆進してしまうだろう
私達の手で掴み取った権利を
自ら手放すという過ちに
そしてそれはマスメディアに関わる私達にも重たい責任と義務が問われている
間違った情報を示せば、
選挙妨害という罪を犯してしまうのだ
そんなさなかではあるが、
先日民政党の総裁であり内閣総理大臣である多岐文成氏が総理総裁の座を退任し総裁選挙が実施され決選投票の結果
新しい総裁に橋場重春氏が選出された
一方野党第1党である憲民党でも和泉武弘代表の任期満了に伴う代表選挙が実施され
こちらも決選投票の結果
新しい代表に元内閣総理大臣である
多野義則氏が選出された
与野党とも新しい体制を発足させ
そして臨時国会が開かれ内閣総理大臣に
橋場重春氏が就任したのだが
即座に国会を解散し総選挙に
大勝負に賭けたのだ
選挙の争点は
① 政治とお金の問題に対する
政治への信頼回復
② 物価高に対抗できる賃金上昇の経済政策
③ 性的少数者への権利向上
が中心となって公示されそれぞれの候補者が演説にてアピールしていた中
非公認した与党候補者に2000万円振り込んでいたと産共党の機関紙である旗赤が報じ
マスメディアでも一斉に犯罪でもあるかの
如く報じられていたが、
本紙ではあえて記事にしませんでした
購読者からも御意見や
批判を頂戴しましたので、
見解を示します
①無所属議員であっても政治資金収支報告書に記載すれば法律的にも倫理的にも全く問題はない事
②過去に野党系無所属議員にも
同様の事が行われていたこと
この前例があるにも関わらず犯罪者でもあるかの様に印象付ける事はそれこそ冤罪であると断言せざるを得ない状態であると同時に疑わしきは罰せずという原理原則を無視した盗人猛々しいと指摘する
それでも犯罪だと主張されるならば
“100%の確証と完璧なる証拠を揃えて、根拠と論拠を持って今すぐに証明せよ”
ちなみにこの点を同業他社やマスメディアや産共党機関誌の旗赤に質問状を
送付しているが回答はいただいていない
選挙妨害と提訴や告訴されてもやむを得ないだろう
そして、投票日当日になり有権者の私達の1票が託された
その選択は皆さんご承知のように
与野党とも過半数に届かない結果となった
これからの政治は政局ではなく政策で是々非々を政治家は判断はしなければならない
私達国民にとって信じられる日本へと感じさせるためにも、ひたむきにたゆまぬ歩みを進めなければ明るい未来は夢や幻で終わるだろう
私達国民はそれを注視していかなければならない
人物紹介---------------
多岐 文成…62歳
3年前に民政党の安東義秀総裁の長期療養による退任表明からバトンを受け
政権与党であるため内閣総理大臣に就任した
当初の頃は支持は高かったのだが、
昨今の様々な事情から再選を断念し
内閣総理大臣及び総裁の座を退任
橋場 重春…67歳
政治家としては異端と言われる人物であり
周辺からは党内野党とか揶揄されていたが、
今回5回目の民政党総裁選挙に立候補し当選し多岐前総理からバトン受け
新しい内閣総理大臣に就任した
和泉 武弘…53歳
約3年前に憲民党の代表選挙に立候補し
当選し第2代表に就任した
追及タイプではなく提案タイプでいく方針で
党員支持は高かったのだが議員支持は低かったために再選ならなかった
多野 義則…67歳
政治家としては珍しい世襲ではない
13年前に当時与党であった主民党の代表
であり内閣総理大臣経験者である
ただ党の公約を反故にした
事もあり当時の元議員からは未だに恨み節が聞こえてくる
ただ見方を変えれば決断力はあるのだろう




