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迷宮~新聞記者 津雲京介  作者: 村越 京三


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休み明けの進展と真相とは…

少し遅いお盆休みをもらった

津雲は今日から休み明けである

倅夫婦との同居話は二人の生活を

楽しむ様にとの相棒(妻)の一声により、

二人は新居を決めた

あまりにも早すぎはしないかと思うかも知れないが、新居は二人の職場から徒歩10分の所にある借家である!そこは津雲夫婦が結婚する前から同棲していた家である

時は流れていたが、

大きなリフォームをしたそうだ


津雲「おはようございます」


佐山「おはようございます」


小谷「おはようございます、

   ゆっくり休めましたか?」


津雲「それなりには…知らぬ間に

   二世帯住宅になる所

   だったけどな」


佐山「二世帯住宅?」


津雲「倅の嫁さんになる人が

   二世帯の方が良いのではって

   言ってたんだけどさ、

   ウチの相棒(妻)は新婚時代は

   今しかないから楽しみなさい!

   の一声で新居を借りたよ」


佐山「奥さん凄いですね!

   城は渡さんみたいな」


津雲「どうだろう!気を使わせたくない  

   からじゃないかな~

   まだ娘もいるし」


小谷「まぁ新婚時代は今しかないです  

   からね!」


遊軍部の電話が鳴る…


小谷「はい!遊軍部…はい…

   少々お待ちください!

   津雲さんお電話です」


津雲「電話か…もしもし…」


猪狩「津雲さんですか?多摩東署の

   猪狩と言います」


津雲「先日はどうも、柏木さんに

   何かありましたか?」


猪狩「柏木さんが先程目を覚ましまし   

   て、津雲さんに話したい事が

   あるとおっしゃられましてね」


津雲「…分かりました!

   そちらに伺います」


猪狩「それではお待ちしています」


津雲「失礼します」


受話器を下ろして…電話を切る…


小谷「津雲さん、何の用でした?」


津雲「柏木大希が目を覚ましまして

   私に話したい事が

   あるそうです!」


小谷「分かりました!行ってください」


津雲「代わりとは言ってはなんです   

   が、キャップや佐山に

   調べてもらいたい事が

   ありまして」


佐山「私もですか~」


津雲「昔ながらの喫茶店なんだがな」


佐山「行きましょう」


小谷「どうしてそのお店を?」


津雲「ただの勘にしておいてくれ、

   柏木大希は定期的に

   そこを訪ねていてね」


佐山「勘って…」


小谷「津雲さんが勘とは一番当てに

   ならない事を」


津雲「ダメなら自分で行くわ!

   日帰りで行けるかな~

   資料整理遅れるな~じゃあ」と   

   いって出ていった


佐山「それとこれとは別~‼待て~‼」


小谷「仕方ない!キリのいいところまで 

   やったら一休みとするか」と

   ため息つきながらも


2時間後…津雲は柏木が入院している都立巣南病院に着いて受付で柏木が何号室か訪ねようとすると…


猪狩「津雲さん」軽く頭を下げる


津雲「すみません」と受付に軽く頭を下げる


猪狩「こちらになります」


病室のドアをコンコン…


柏木「どうぞ~」


猪狩「失礼します」


柏木「刑事さんですか」


柏木は306号室の個室のベッドに横になっていた


津雲「ご無沙汰しています」


柏木「津雲さん…

   無理いってすみません」


津雲「そのままで構いませんよ」


柏木「すみません刑事さん、

   津雲さんと二人っきりで

   話させてもらえませんか?」


猪狩「う~ん、分かりました!

   それでは少し外にいますので」  

   そういって部屋を出ていった


柏木「ありがとうございます、

   すみませんご足労いただいて」


津雲「いえいえ構いませんよ、

   たまには都会の空気も

   吸わなくては

   しかし、娘に好意を寄せている   

   かと思いましたが

   どうやら違ったようですね!」


柏木「それは…」


津雲「お付き合いされている方が

   いらっしゃいますね?

   それとは別にストーカー行為に   

   遭っている事も掴んでいます、  

   記事にはしません

   話してもらえませんか?」


柏木「はい…お付き合いしている人が 

   います!年上の方でお店を経営し 

   ています、

   その方はご主人を早くに

   亡くされて

   高校一年になる娘さんがいます!

   知り合ったのは4年前に

   なります、初の主演ドラマの

   撮影で上手く演技できなくて

   落ち込んで雨の中で外を歩いて   

   いる時に声をかけられたんです

   そこで彼女のお店で飲んだ

   温かいコーヒーが…

   何とも言えない

   気持ちになりまして、

   居心地が良くて…そこから撮影    

   のない休日の時は通う様に

   なりまして彼女と話している

   うちに自然とそういった形に

   なりまして」


津雲「そうでしたか…」


柏木「ただ3ヶ月前に彼女から妊娠し 

   たと年も離れているし堕ろすつ          

   もりだと、あなたには未来が

   ある別れましょう!

   引き返すならまだ間に合うと

   言われてしまって、

   どうしたら良いのか

   分からないまま

   大学で津雲さんの娘さんを

   見た時に彼女と雰囲気が

   似ていて…ある意味で

   自暴自棄に近い状態で好意を

   寄せるふりをしました!」


津雲「失礼ながら柏木さん!

   あなたの演技には気付いてまし   

   たよ!ただ本命がいらっしゃると   

   は思いませんでしたが」


柏木「気付いてたんですか…」


津雲「カミさんと娘は気付いてません

   けどね!だてに長らく記者してま

   せんからね…とりあえず分かり

   ましたありがとうございます!

   後はストーカーに

   遇われているそうですね」


柏木「デビュー当時から応援されてい

   る人です、最初は純粋に応援し

   ているだけだったのですが、

   いつからかあらゆる場所に表れ   

   たり、監視される様に

   なってしまって」


津雲「こちらにいる事も…ですか…」


柏木「おそらくはいると思います!」


津雲「ストーカーの件は警察や事務所 

   には…事務所には言えませんね!  

   引き裂くでしょうから」


柏木「彼女との事も知っていると

   思います」


津雲「分かりました!交際の件に関しては伏せておきます、ただ家族には交際相手がいる位は話しますよ?モデルさんとでもしておきましょう!その方が良いでしょう~」


柏木「すみませんありがとうございます!」


津雲「ストーカーの件に関しては私の方から猪狩さんに話しておきます」


時計を見る津雲…


津雲「最後に一つだけよろしいでしょうか、人生の先輩としての助言です!

勇気などあろうとなかろうと好いた人なら

死ぬ気で守れ!それが己というものだと…

なんてね

こんな時間ですか…長居をしてしまった様です!ぼちぼち行かないとすみません柏木さんこれで失礼します」


柏木「お時間割いていただきありがとうございました


津雲「いえいえそれでは失礼します!」

と病室を後にした


病室を後にした津雲が歩いていると…


猪狩「津雲さん…」と軽く頭を下げる


津雲「どうも…」とこちらも軽く頭を下げる


猪狩「それでどんな話を…事件については何かを話してくれましたか?」


津雲「柏木さんはストーカー被害に遭っている様です…名前は分からないそうですが、

自分のいる場所には出現していると」


猪狩「ストーカー…それならなぜ被害を出さなかったんだんですかね」


津雲「柏木さんには交際相手がいらっしゃる様です!その事をバラされたくなかったのではありませんか?相手の事もありますし」


猪狩「それは知らなかったですね…」


津雲「プライバシーですからね…意外と柏木さんのストーカーさん近くにいるかも知れませんね」


猪狩「少し周辺調べてみますよ…」


津雲「こちらそのストーカーさんの写真です、少しはお役に立てるかと」


猪狩「分かりましたありがとうございます」


津雲「それでは失礼します」軽く頭を下げて病院を後にした


その日の夜取材を終え帰宅した津雲は思うところがありスマホで電話をかける


津雲「もしもし(かず)さん今大丈夫かい?」


和美「もしもし~お父さんどうかしたの?」


津雲「柏木さんが襲われた事件は存じてますよね」


和美「えぇ~散々報じてますからね~」


津雲「どうやら今回私らの勘が外れた様ですね」


和美「どういう事ですか?」


津雲「柏木さんには恋人がいますね」


和美「何かを掴んだのですか?」


津雲「本人から聞きました柏木さんは大学を卒業したら芸能界を引退するつもりだと話していましてね…ただ理由については言えないそうだ」


和美「そうですか…少し残念ですね…

もしかして犯罪絡みとか…」


津雲「それはないですね…

見事な位な品行方正あるいは

聖人君子ですよ生活ぶりは」


和美「でもどういった事でしょうね~」


津雲「事件が解決したら明らかになるとは思うけどね」


和美「本当ですか?」


津雲「彼にとっては安住の地を見つけた様ですね!ただそこまでたどり着くには、

なかなかの壁がそびえ立っていますがね」


和美「大いなる壁ですか…」


津雲「まぁ私らがどうこう言っても

仕方がない後は任せるしかないよ」


和美「そうですか…和菜のお相手はもう少し先の話ですか…」


津雲「そうですね…(かず)さんそろそろドラマ始まりますよ!」


和美「えっもう時間?

お父さんそれじゃあね…また」


津雲「はい…相変わらずだ…

さてともう一踏ん張りしますか…」


翌日再度病院にて話を伺い、その足で病院を後にした津雲は柏木大希の恋人が経営している喫茶店へ向かっている…その時スマホが鳴る…電話に出ると


津雲「もしもし」


佐山「もしもし津雲さん、

この場所間違いないんですか?

スマホのナビ見ながら向かっていますけど

見当たらないんですよ」


小谷「ちょっと貸して、もしもし津雲さん」


津雲「キャップすいませんお手数おかけしてしまって…自分もそっち向かってますので」


小谷「その喫茶店は地下にあるんですよね…」


津雲「そう聞いています」


小谷「分かりましたもう少し探してみます!」


津雲「すみません助かります、それでは失礼します!」


それから津雲は珍しくタクシーを使って現場近くに向かって降車すると


佐山「津雲さん!ありましたよ…

しかし分かりにくい場所ですよね」


津雲「ここなのか…確かに迷うわな…」


小谷「行きましょうか」


津雲「見えないものを見えるように

するために…なんてな」


佐山「年上の子持ち女ですか?たぶらかされている可能性もありますよ!」


津雲「とりあえず乗り込むとするか」


喫茶店(ひととき)のドアを開ける津雲…

カランカラン…


坂井「いらっしゃいませ、

どうぞお好きな席へ」


小谷「なかなか味のある雰囲気ですね~」


佐山「そうですね~」


津雲「じゃあここにしますか」と3人座る


坂井「こちらお品書きになります」


津雲「ありがとうございます」


佐山「どれにしましょういつもはチビがいるからなかなか食べたい物が選べないんですよ~」


小谷「子供は大きくなったら外食なんてほとんどなくなるからそれまでだよ」


津雲「確かにそうですね!あっという間だよ子供が大きくなるのなんて

特に息子はな、そしたら訳の分からない

年上の子持ちとか連れてきて

いきなりこの人と結婚するって言って周りが見えなかったり騙されたりするからな

見極めるのも親の看板を背負う者の宿命だよ」


佐山「難しいですね~」


小谷「とりあえず一休みしましょう!どれにしますか?私はこれで」


津雲「じゃあこれにしますかな」


佐山「私はこれとこれですね!」


小谷「すみません」


坂井「はい!お決まりになられましたでしょうか」


小谷「私はクリームあんみつと抹茶を」


津雲「それでは私はたまにはプリンアラモードとウインナーコーヒーを」


佐山「私はチーズケーキのセットで飲み物はオレンジジュースで」


注文をメモする坂井


坂井「かしこまりました以上でよろしいでしょうか!


小谷「はい!」


坂井「ありがとうございます!」


調理に取りかかる坂井…


小谷「しかしなかなか見つけにくい場所ですね!」


佐山「そうですね!ただ見方変えれば密会にはもってこいですよね」


津雲「確かにそれは言えるだろうな」


坂井「お待たせしました!」


それぞれ注文したものを並べていく坂井


坂井「それではごゆっくり!」


津雲「美味しそうだ!」


佐山「早く食べましょう!」


小谷「子供じゃないんだから」


それぞれがたわいもない話ををしながら軽食を終えて一息ついているとき


佐山「どうします?」


津雲「すいません」と手を挙げる


坂井「はい、おあいそですか?」


津雲「失礼ながらオーナーの坂井美里さんですね!」


坂井「はい、そうですけど」


津雲「私こういう者です」と名刺を差し出す


坂井「東葉日報の津雲さん」


津雲「すみません驚かせてしまって」


坂井「いえいえ、それで今日はどういった」


津雲「今日は柏木大希さんの件で伺いました

柏木さんが先日何者かに襲われて

負傷し入院されています!

柏木さんと交際されていると

お話を伺っています

あなたのおかげで生きる希望が出来たと

そして坂井さんのお腹には新たな生命が宿っていることも」


坂井「それは何かの間違いではありませんか?私は亡くなった主人を愛してますし」


津雲「小芝居は要りませんよ!確証は得ています!ただ私達は遊軍なのでそれ以上の事は申しませんので、ただ真実を知りたいだけですので」


小谷「こちらにお代をおいておきます」


そう言って喫茶店(ひととき)のドアを開けて店を出ていく3人…カランカラン…


佐山「津雲さん…」


小谷「どういう事ですか?」


津雲「カマに引っ掛かるかどうかだな!」


小谷「どういう事ですか」


津雲「坂井美里は学生結婚して高校1年になる娘がいる、旦那は娘が5歳の時に病気で他界!普通に考えては行けないのだが柏木大希は親よりも娘にアプローチしていたんじゃないかと、そこを付け狙ったってな」


小谷「あえて罠をかけた訳ですか、

しかしどうですかね~」腕を組みながら


津雲「恐らく警察もその辺りは調べがついているだろうさ、それにやましい事がなければSNSか何かで動きがあるはずだ!デスクや専務にはあらかじめカマをかけると話を通してあるよ!果たしてどう出るかな」


佐山「彼女はどういう人間なのでしょう」


小谷「普通の喫茶店のマスターか悪女か見極めるのも一苦労ですかね」


津雲「それに今の柏木大希の状態では

長時間の電話やSNSも難しいからな」


佐山「そうなんですか?」


小谷「坂井美里は柏木大希の入院先は

知っているのですか?」


津雲「知らないだろうな!箝口令敷かれてるし、ストーカーと繋がりがあるなら別だがな!」


小谷「とりあえず社に戻りましょう!」


そこから3人は会社に戻ってそれぞれの仕事に取り掛かろうとすると…


立花「一体遊軍部は何をしていたんですかね!じっくりと詳しくお聞かせ願いましょうか!」おかんむりの態度で


津雲「デスク!皆今回の件で協力してもらいましたので少なからず動きがあると思います」


遊軍部の電話が鳴る…


佐山「はい遊軍…はい…

はい…津雲さん来ましたよ!」


津雲「一人でか?」


佐山「娘さんもいらっしゃるそうです」


津雲「分かった!すぐに向かう」


本社応接室 コンコン

ドアをノックする津雲…


津雲「失礼します、 お待たせして申し訳ありません」


坂井「こちらこそ申し訳ありません」


津雲「失礼ですが、こちらは娘さんでしょうか」


坂井「はい」


美優「はい、坂井美優と言います」


津雲「ご足労いただき重ね重ね申し訳ありません!どうぞ腰をおかけください」


坂井「失礼します」

美優「失礼します」


津雲「先ずさきに柏木大希さんの件でカマをかける様な事をしました!申し訳ありません

柏木さんが何者かに突き落とされて意識不明の状態になっている事はご存じだと思いますが…坂井美里さんと交際されている事を

伺いました!

そして柏木さんがストーカーに遇われている事もあなたとの交際と芸能界の仕事の狭間で警察には相談できなかった事も伺っています!」


坂井「そこまでご存じならば私の事も」


津雲「おおよその事は伺っています!

ですがそれはお互いが向き合い

互いのつなぎを話をされた方がよろしいのではないかと思います!」


美優「ですけど先に母を裏切ったのは大希君…いや柏木さんなんですよ!」


津雲「とおっしゃいますと」


美優「これがその証明です!」と言っていくつかの週刊誌を持って開く


津雲(心の声)柏木大希の熱愛の様子を

詳細に伝えているな、

だが表情が虚ろに見えているな

まるで撮られる事を分かっているか

の様子だなどれもこれも


津雲「美優さんとおっしゃいましたね!

上手く宣伝に利用されましたね

これは確か共演される前に撮られた話ですね!」


坂井「どういう事ですか?」


津雲「この記事になられている柏木さんのお相手はこういった類いのスキャンダルで有名でしてね!ただ、少し前に見事な位な本性を表した記事が載ってからは表舞台からは見かけていないですね!近々事務所の契約終了との話もありますけどフリーで生き残れるかはどうか」


美優「そうなんですか?」


津雲「柏木さんは大学を卒業したら芸能界の仕事に区切りをつけてあなたと結婚を考えている様です!お二人のシェードツリーになりたい!守るために陰日向になりたい

家族になりたいと

ただ本当に些細な喧嘩ですれ違いになった結果が今回の出来事が発生してしまったのではと失礼ながら感じてしまいましてね!」


坂井「それで彼の容態はどうなのでしょうか…」いささか不安そうに語った


津雲「正直命の危機は脱しましたが、

予断を許さない状態が続いています!」


坂井「彼は助かりますよね!」


津雲「こればかりはなんともいかんしがたいですね、それに柏木さんを襲った犯人が身体が重い状態のあなた方を狙っているのではないかと考え連れ出さなくてはいけないと状態判断をしました」


本社応接室 コンコン

ドアをノックする…


津雲「はい!」


立花「失礼いたします!」


津雲「デスク!どうされたのですか?」


立花「失礼いたします!」と腰をかける


立花「坂井美里さんですね!

津雲の上司の立花と申します!

先程連絡がありまして柏木大希さんを襲って怪我を負わせた人間が逮捕されました!

詳しい事はまだ分かっていませんが」


津雲「恐らくはこの人だと思いますよ!とスマホを立花に見せる…」


立花「間違いないのですか?」


津雲「先程こちらの坂井美優さんが持参された週刊誌にも写ってましたよ!柏木大希の熱愛記事に」


立花「確認します」と腰をあげて失礼しますと一礼をして応接室を出ていった


津雲「坂井さん今すぐに柏木大希が入院している病院に向かってください車は手配してあります!私達も別件で後を追いかけますので」


坂井「ありがとうございます」


美優「良かったねお母さん」


そう言って二人は

立ち上がり一礼をして応接室を出ていった


津雲「行きますか…」


柏木大希を襲撃した犯人が逮捕された!

容疑者である杉本彩希は彼がデビューしてからのファンであり、今の言葉では推しと

言われている存在で有名な人物である

これまでの熱愛の相手に対してもSNSを通じて誹謗中傷し裁判沙汰にもなっていた!

調べを進めると本気の交際相手がいる事も突き止めており、別れてほしいと私と結婚してほしいと揉み合いになり近くにあった

石で襲撃したというのが大体ではあるが

事の顛末である


逮捕の一報を受けた坂井美里と美優は

柏木大希が入院している病院に向かいお互いの本音を吐露し結婚へ向けての話が進んでいるという!

ただ芸能活動を続けてほしいという美里の意見もあり、仕事量は減らしていきながらも事務所には在籍という形でいくことになったそうだ!

人生は冒険旅行だと言う言葉があるが、

そんな言葉がお似合いの年の差カップルいや夫婦なのだろう


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