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迷宮~新聞記者 津雲京介  作者: 村越 京三


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彷徨う出来事No.47~病院ラジオ

6年前から公共放送で年2回ほどではあるが病院ラジオという番組が放送されている

人気お笑い芸人のサンドウィッチマンの2人(伊達みきお、富澤たけし)が全国の病院に出張して特設のラジオブースを設置して、病院内のみで聴く事ができる1日限定の番組を放送する

ドキュメンタリー番組である

番組ではゲストとして

出演する患者や付き添い、

そしてそのラジオを病院内で聴いている

家族という構図になることが多い

毎回、サンドウィッチマンは決まって

「普段家族に言えない事、こういう時

だからこそ伝えたい事」を質問する

人は病気というシビアな状況に置かれても、なかなか身内に伝えたい思いを

直接言えないやっかいな生き物である

生と死が身近にある病院でも、

人の気持ちはすれ違う

サンドウィッチマンから促され、

彼ら彼女らの口から出てくるのは

シンプルな言葉の場合がほとんど

考え抜かれた言葉ではないけれど、

人の心に響く音声だけのラジオから生まれる「ありがとう」や「よろしく」が

電波を通じて家族に伝わる瞬間、

何ともいえない感じるものがある

特に私が好きなのは、番組へのゲスト出演を終え、ラジオを聴いていた家族のもとに戻る時、みんな決まって恥ずかしそうな、

それでいて誇らしそうな表情を浮かべる

あえて愛想なく振る舞ったり、

抱き合ったり、そのときの家族の形は本当にそれぞれだけれど、

普段からラジオはこんなふうに人と人の気持ちをつないでいるんだと実感する

もう一つ番組を観ていて強く印象に残るのは、様々な場所で番組を聴くリスナーの姿だ

放送内ではラジオブースの様子だけでなく、出演者の家族達の他、病院内でラジオに耳を傾けるほかの患者や担当医、看護師の姿も映し出されている

様々な場所でラジオが流れている様子が

要所要所で挟み込まれており、

リハビリに励むご老人や勉強に勤しむ子供達、仕事に追われるドクターや看護師の姿も放送されている

ラジオは音声だけのメディアだから、

普段は自分以外のリスナーの様子は想像する事しかできないのだけれど、

『病院ラジオ』ではそれが可視化されている改めて考えてみると、他では見られない特別な事だと思う

様々なつながりを与えてくれる番組が

『病院ラジオ』という唯一無二の存在である

筆者は正直申し上げて同僚から教えてもらうまで存じ上げず、先日始めて番組を拝見させていただいた

病院というとどうしても辛く重たい話だと感じるが出演するみんながみんなとはではないが前を向いてひたむきに病気に向き合っている、それは何ともいえない温もりを感じるものがあった

人物紹介-----------


伊達(だて) 幹雄(みきお)…43歳

東北出身のお笑いコンビ.

サンドウィッチマンを

高校の同級生である富澤たけし

と結成して今年で20年目

2007年のお笑い大会のMI-1で優勝し

ブレイクし活動している

2011年に発生した震災で被災し

地元の復興にも力を注いでいる


富澤(とみざわ) 武史(たけし)…43歳

東北出身のお笑いコンビ.

サンドウィッチマンを

高校の同級生である伊達幹雄

と結成して今年で20年目

2007年のお笑い大会のMI-1で優勝し

ブレイクし活動している

2011年に発生した震災で被災し

地元の復興にも力を注いでいる

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