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迷宮~新聞記者 津雲京介  作者: 村越 京三


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彷徨う出来事No.46~数字では…

ここ数年、テレビ番組の視聴率が下落傾向である

ネット配信の番組やSNSやラジオ等の様々な媒体か躍進してきているためであると思われているが、そもそも見たい番組が少ないと視聴者から感じ取られているのだろう

逆に番組を制作する側からの

視点から見てみると

コンプライアンス(法令遵守)や苦情対策にも考慮して、更には制作費を極力抑えなければならなくなってしまっているため、良く言えば穏やかな、悪く言えばつまらない番組になっているのが

現状になっているのだろう

そんななか、テレビ局ではリアルタイムで番組を見られない視聴者のために

それぞれの系列の配信という形ではあるが、期間限定ではあるものの

何度も見られるようになっています

今年から放送されている大河ドラマ

『光る君へ』の初回視聴率が

歴代で最も低いと話題になりました

要因の一つとされているのが元旦に発生した震災で各人気番組が当日の放送を延期して、この日に放送をしたため視聴率が分散されたと言われている

しかし、公共放送の配信サイトでは今までのどの番組よりも見た人が多く視聴率に換算すると30%を軽く超えている計算になっている

他の番組も人々の様々な変化に合われた

こういった傾向が各所に表れており

数字では分からないもの、

見えないものがあるのだろう

例え大衆的には少なくとも

見ている人は必ずいる、

数字に踊らされるのではなく、

数字にはないものが

そこにはあるのかもしれない


追記:最近大河ドラマ「光る君へ」を見ているとある歌の歌詞が頭の中をよぎっている

それがAimerさんの白色蜉蝣である

百年先 紡いだ世界で

光に消されて僕が見えなくても

暗闇の中で輝いた 希望は絶え間なく

胸を動かすから

諦めと祈り 恐れと願い

触れては失い もう一度会いたくて

絶え間ない 風の中で

息を止めて 目を凝らして

涙もその笑顔も 胸に種を蒔くだろう

果てしない 雨に打たれ

やがて時が 動きだして

開いた雲間にいま 高く高く飛び立つよ


足元をすり抜けた羽根が

訪れる雨を 教えてくれたとしても

終わり告げる夢 目覚めの歌

寄せては遠ざかる もう一度触れたくて

もう二度と会えなくて

止まれない 波にのまれ

流れ着いて 手を繋いで

重ね合う傷の痛み

刻み込んで咲かせるよ 忘れない すれ違って 信じ合えた 想い抱いて

届かないあの空まで

遠く遠く羽ばたくよ

届かないあの空まで

高く高く昇ってくよ


物語はいよいよ後半戦に入る

どの様に描いていくのかを楽しみにしていきたい

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