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迷宮~新聞記者 津雲京介  作者: 村越 京三


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ほっと一息~喫茶店(その9)

連日の取材が一段落しコラムが

紙面掲載された日

津雲は毎度お馴染みの喫茶店(百音)へ

足を向けて歩いている

店内では相変わらずの百音シスターズを中心に賑やかになっている


清水「時が過ぎていくのがあっという   

   間ね~もう夏よ~

   暑すぎてたまんないわ~」と

   嘆いていると


桜井「ここ数年異常気象ですからね  

   ~」


藤井「あぁ~本当にだ毎日こう暑くっ 

   ちゃ仕事はかどんないよ!

   楽しみはココと仕事終わりの

   1杯だよな」


清水「お酒は欠かせないわよね~

   第3のビールだけどね」


桜井「でもそろそろオリンピック

   じゃないですか~

   ワクワクしますね~ね‼

   マスター」


マスター「そうですね~オリンピック  

     も楽しみですけど、

     高校野球も楽しみです~    

     私は個人的ですけど

     地方大会が好きで休みの時 

     は観戦に行ったりしている 

     んですよ」


清水「へぇ~マスター高校野球

   好きなのね~」


喫茶店百音の前に着いてドアを開ける津雲…カランカラン…


津雲「こんにちは~」


マスター「上杉さんいらっしゃい

     ませ、いつもので

     いいですか?」と皿を

     拭きながら聞いてくる


津雲「こんにちは~今日もいつものと  

   プラスサンドイッチ

   もらえますか?」


マスター「はい、かしこまりました!

     そう言えば上杉さんに

     とっては楽しい季節なので   

     はありませんか?今年は

     スポーツ満載ですから」


津雲「そうですね~高校野球の地方

   大会も面白いですからね~

   意外かも知れませんが

   地方の大学野球や社会人野球も 

   見ていると面白いですよ~」


清水「上杉さん詳しいわね~

   昔野球やっていたとか?」


津雲「私はスポーツは見る専門ですけ  

   どね、倅が昔野球と

   バレーボールやっていたもので   

   すからよく応援に行ったもので

   すよ、中学になってからバレー

   ボール一本に絞って大学まで

   いそしんでましたがプロの壁は 

   そびえ立つほどに高いですから

   ね、今では工場勤務で

   もう4年になりますかね」


藤井「なかなかプロの壁は高いわな、 

   俺なんか親父の後を継ぐつもり

   なくて全然違うサラリーマンし

   てたのに、いつの間にかだ      

   もんな」


津雲「確かにそうですね、自分は高校

   時代にアルバイトしていた所に

   そのまま就職して今に至ります

   からね~肩書きもあまり出世し

   ませんし窓際に追いやられたよ

   うなのですからね~

   かつての部下が上司に

   なってますからね」


藤井「上杉さんやりにくくないかい」


津雲「それはないですね~それなりに

   好き勝手やらせて

   もらっていますから」


清水「人生色々よね~」


桜井「私も最近推しの人見つけました

   から‼」少し興奮しながら


清水「新たな推し?あんたも懲りないわ

   ね~憧れだけに

   しときなさいよ~」


桜井「私の最近推しはこの人で~す‼」  

   と雑誌のページを開く


清水「あら~イケメン揃いね~

   選り取りみどりだわ~」と

   うっとりしながら見ている


桜井「でしょでしょ~」


藤井「いいね~近くて遠いかね~」


津雲「そうですね~皆が通る道ですね」   

   少し懐かしんでいると


桜井「2人ともほら~見てくださいよ

   ~」と雑誌を見せてくる


藤井「どれどれ~モデルさんかい、

   似たり寄ったりだな」


マスター「まぁ皆さん千差万別という

     感じですね…

     どうです上杉さん」


津雲「そうですね~1回位はモデルに

   なってみたかったかな…

   無理ですけどね~

   あれっ?この人確か」


桜井「どうかしたの上杉さん」


津雲「この人、確か娘を訪ねに

   (うち)に来たこと

   ありますね」


藤井「帰省中の時かい」


津雲「えぇ~確か3日の日の昼前です

   ね、娘は友達と出掛けた

   直後でしたから」


桜井「誰なんですか上杉さん‼」


清水「落ち着きなさいよ、

   リラックス」


桜井「落ち着いてますよ私は…」


雑誌に掲載されている人物を指差す

津雲…


津雲「この人ですね~てっきり娘に

   彼氏かと思ったんですけど     

   友達以上恋人未満の様な

   感じですね」


桜井「柏木さんですか?あ~良かった~

   違って」ほっと撫で下ろす


津雲「違ったんですね推し?の人」


桜井「柏木さんの隣に載っている

   垣内匠君が私の激推しです」


マスター「果たしてどうなりますか 

     ね、そういえば昔のドラマ   

     の台詞でありましたね、

     愛も希望も幸せも

     夢のまた夢ってね」


藤井「なかなか夢も重たい台詞だな

   ~」


津雲「ファンジニですね、実在の人物

   の物語ですよ韓国ドラマの

   懐かしいですね~」


相内「上杉さん詳しいですね」


津雲「えぇ~妻があのドラマだけ

   ハマりましてね~

   DVDまで買いましたからね」


マスター「私も見てましたね~」


藤井「そのドラマどんな感じかい」


津雲「1代記の物語です、色々人物の

   背景や心理が何ともいえません 

   ね…深いです」


そんな感じで今日も賑やかに時が流れています

今回の登場人物----------


垣内 匠 (かきうち たくみ)…23歳

河石県の湊空(みなとのそら)高校出身で卒業後はモデル及び俳優として活動し昨年放送されたドラマ

コインランドリーの恋煩いで主役抜擢

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