ほっと一息~喫茶店(その8)
連日の取材が一段落しコラムが
紙面掲載されたその日
津雲は毎度お馴染みの喫茶店(百音)へ
足を向けて歩いている
店内では相変わらずの百音シスターズを中心に賑やかになっている
清水「しかし、こんな事があって
いいものかしらね~
メディアもどう責任を
とるのかしらね…」
桜井「BPOが調査するようですし、
国も動いてますからね~
スポンサーにも苦情が
いってるようですしね~」
藤井「まぁワイドショーは暇人しか
見ないだろうしな~
ただ紙媒体の連中も
どうなるのかね~」
清水「下手したらAIでニュースとか
伝えるようになるかも
知れないわね~」
桜井「AIだと個性や味がなくなると
思いますけど仕方ない様にも
感じますね~
テレビも内容は
ほぼ同じですからね~」
相内「時代の変化ですね~
私もテレビもBSが
中心ですからね」
清水「BS~色々やっているものね~」
喫茶店百音の前に着いて
ドアを開ける津雲…カランカラン…
マスター「上杉さんいらっしゃい
ませ、いつもので
いいですか?」と皿を
拭きながら聞いてくる
津雲「こんにちは~今日もいつもの
と…う~んすいませんプラスで
オムライスもらえますか?」
マスター「はい、かしこまりました!
そう言えば上杉さんは
この話題どう思いますか?」
津雲「稲生詩織さんの件ですか?
そうですね~良く海外の
メディアがスクープ
しましたよね!
後は津雲さんがその後追い記事
を書いたと、恐らく一番触れて
はならない所まで触れてしまっ
たのかも知れませんね!
日本のメディア媒体や芸能界で
活動している人間全員に
疑いの目が向きますからね~
取材交渉とかやりにくく
なりますよ~」
清水「そうね~全部か全部って
訳でもないでしょうし」
津雲「ただ稲生さんは警察に被害届を
提出して受理されたわけですか
ら、まぁその後どの位進展する
かではありませんか?
少なくともあの記事に掲載され
ていた5人は一時は拘置所に
入るとは思いますよ!」
藤井「芸能界で生きていくのは
もう無理と言うべきなの
だろうな~
ウチの工場にもヤンチャして
お巡りのご厄介になったのは
いるけどな!
ただ人には危害は加えていない
俺はただの走り屋だ
なんつって言ってたよ!
そいつも今では3児の親父
なんだから
分からないもんだよ」
津雲「色んな世界ありますからね~」
藤井「ただコメンテーターまで
訴えるとなるとどうかな~」
津雲「そうですね~今のワイドショー
は脚本と演出で成り立っている
と言われてますからね~
特にコメンテーターの発言は」
清水「なかなか難しいわよね~」
桜井「どうなりますかね~」
マスター「ただ、コメンテーターの
人々も言動の責任は
免れないでしょうね!
いくら演出や仕事だと
しても、
それで精神的に
傷付いたとなると…
今ですとハラスメントだと
言われますから
事態の推移を見守るしか
ありませんね」




