彷徨う出来事No.29~同性結婚
世界の動きに乗じてと言うわけではないが、性的少数者の権利向上の小さな1歩が進められようとしている
この国では同等の権利
(通称:パートナーシップ協定)は
市区町村別ではあるが制定が進んできています
だが法律としては未だに制定されていないため、当事者達及び団体が婚姻できるのは異性間のみとするのは憲法違反であると同時に不利益を被ったとして国を相手に損害賠償を求める裁判を一昨年起こしました
地裁判決は合憲、違憲状態と裁判所で判断が別れたため双方が控訴し高裁に上訴していたその判決が先日なされ同じ様な判断がされている
裁判所は国に対して、法改正及び憲法改正の動きを強く促すとの声明が発表された
ここからは国の判断に委ねられている
民法の改正は速やかに進められるが、憲法となるとなかなか難しいのが現状である
原則7割の国会議員が賛成しないと審議すら始まらない状態であり、与党だけでなく野党の中にも慎重論がある
当事者の皆さんや応援している人に詳細な具体策はあるのかと尋ねたところ皆悩んでしまうのです
憲法にまで踏み込んだ今回の判決は1つを変えることまでも難しく大きな壁となってしまいます
性的少数者が生理的に受け付けないという人もいらっしゃるでしょう
だからと言って差別や区別をしてきた時代の流れは変化してきている
皆が考えて慎重に熟慮しながら議論を重ね様々な懸念を払拭し同性結婚への大きな壁を乗り越えていかなければならない
長い長い道のりは始まったばかりです




