部長室にての相談
物語は半年前のお話、
部長室の前にて…ドアをコンコン…
鶴田「はい、どうぞ~」
津雲「失礼します」と一礼をして
入室する
鶴田「珍しいな~どうしたんだ」
津雲「すみません忙しい時に」
鶴田「嫌みか、有給使うっていうから
何かあるなと考えていたんだ
が…」と津雲に目線を向けると
津雲「違う取材で行ったら
予期せぬ場所で予期せぬ人を
目撃しましてね!」と少し
困惑の表情を見せる
鶴田「その前にな」
津雲「何かありますか?」
鶴田「さっき年間の売上販売部数が
確定した」
津雲「減少率がどれくらいか…」
鶴田「いやいや販売部数が上回った」
津雲「間違いではありませんか?」
鶴田「朝刊が130,129部、
夕刊が112,676部だとよ」
津雲「気まぐれの多い事だこと。」
鶴田「これからも頼むぞ‼」
津雲「老体にムチを打つとは…
相変わらず人使い荒い
会社ですね~」
鶴田「話そらしてすまない
それで一体どんな事何だ」
津雲「こちらになります」とスマホの
動画と写真と調査記録を見せる
鶴田「これは…確かあの人だよな…
場所は一体どこになるんだ」
津雲「違法な場所とだけお話して
おきます!
この国なら御法度ですけどね」
鶴田「賭け事か…人は見かけに
よらないがな…」
津雲「調査を進めますと億単位の
損失があると言われています、
ただ…ハメられたのではという
見方が可能性は高いと
思いまして、その胴元が
家宅捜索された際に
顧客名簿に名前が記載されて
いたようでして…今少しすつ
情報収集しています、
疑惑だけでは記事にする事は
できませんから」
鶴田「分かった‼調査を進めてくれ」
津雲「分かりました」
鶴田「ただし、くれぐれも慎重に頼む
これが表沙汰になれば大騒ぎの
レベルでは済まなくなく
なるからな」
津雲「社長や専務には報告しなくても
よろしいでしょうか」
鶴田「う~ん…もう少し詰めてから
にしよう」
津雲「分かりました、それでは
失礼します」頭を下げて
部屋を出てドアを閉める津雲…
鶴田「しかし、あの人が…か…
どうしてなのかね…」




