彷徨う出来事 No.118~答えの出ないもの(その4)
毎年生まれてくる赤ちゃんの減少
(少子化)が止まらない。
日本の昨年度の出生数は686,061人となり前年の727,288人を下回り
70万人を割り込んでしまい、
今後の国を考えれば危機的状況とも
言えるだろう。女性進出や教育費の
高騰化等の要因を考えればやむを得ないだろうなと感じている。
率直に申し上げれば年代性別問わず
生きるには厳しい昨今の世の中で
余裕なき者の責任と皮肉を言われても仕方ないだろうし、最近では生身よりもAIや違う媒体で己を満たしてくれる物が存在しているのもあるのだろう。政府や自治体はあらゆる対策を講じているが効果は乏しい現状だ。
メディア媒体や私達ブンヤは批判しているが批判するならば誰もが納得できる100%確証のある証拠のある解決策を根拠と論拠で示さなければならない。言いっぱなしでは迷惑配信者やその辺のぼやきと何も変わらない空虚なものであり信頼を更に失い終わりへの道へ突き進んでいるだろう。
話が横に逸れてしまったので元に戻します。そして最近の親御さんの特徴といえば子供の可能性と将来のために
習い事をさせている家庭が基本とされている。その傾向は人口の多い市町村に居住していればいるほど顕著に
現れている。少し穿った見方をすれば己が出来なかった事を子供に押し付けて躾という形で操ろうとしている
実態とも言えるのです。
それで生活が苦しく余裕がないというのは都合が良すぎるし習い事を減らせば、あらゆる面で生活が豊かになると国の調査報告書で示されている。
そのせいかどうかは子供を自然に触れさせるとして都会から地方移住する
人達も増えているのです。
少子化は日本だけの話ではありません
お隣の韓国でも深刻な状態です
韓国の昨年度の出生数は239,967人と日本の半分以下ではありますが、
これでも10年ぶりの増加に転じました
増加に転じた理由は不思議な事に
特にはなくたまたまという
見方がほとんどだそうだ。もし理由があるとすれば出産は都会でも、住居は少し離れた所にしている夫婦が約7割というアンケート調査結果が判明した
特に韓国では日本以上の学歴社会であり、それは幼稚園や保育園からもう
お受験という戦いの火蓋が切られて
小学校も人口の多い所を中心に
集まってしまっている状態で、
地方の小学校の6割の全校生徒数が
50人から60人という事もあり、
統廃合が進んでしまいあらゆる格差が生み出されてしまっている。
要は昔の日本の詰め込み教育が他国で
より悪い方へと向かっているのだろう
正直これという解決策というのは
見つけにくいのが実情であり
少子化の流れは止まらないだろう
これは一刻も止めない限りは
国という存在はなくなっていくのかも知れません




