彷徨う出来事No.111~閉鎖される国
世界の中には閉鎖されていると
言われている国が存在している。
それはアフガニスタンです
アフガニスタンは昔から歴代政権に
よる男尊女卑が非常に凄まじく
特にタリバン政権下では
イスラム教の教えを厳格及びに
解釈を拡大して法律を制定し、
女性は学問を学ぶ事すら日本でいう
原則として中学校までと定められて
いるのですが、一部の地域では小学校までとされており、高校や大学で
学ぶ事は犯罪行為とまでされていたのです。そして学校を卒業すると一家の生活の為に人身売買のように
嫁がされるケースが多く存在して
その後未成年の出産が奨励されて
いた事実もあり批判の的になっている
女性は公共の場では目だけを露出する服装が義務付けられており、
それ以上の露出は不埒な人間として
当人だけでなく家族や親族も犯罪者として連行され裁判が開かれる事なく
公開処刑とされていたのです。
他にも誘拐や殺人等の犯罪が多く
治安の悪い国の1つとされており
他の国々からは非難されており現在も国として認められてはいないのです。特にアメリカとは数十年に渡り政治の対立が繰り返えされてきた結果が、2001年9月11日に飛行機をハイジャックして超高層ビルに突撃するという世界最大規模の同時多発テロが
発生してしまいました。
その後の展開はご存じだとは思いますがアメリカがイギリスやドイツや
オーストラリア等々と連合軍を組んでアフガニスタンに紛争をした結果、
アフガニスタンには民主主義への
歩みを進め始めていました。しかし、
その後も紛争は20年近くに渡って
続きましたが各々国々の事情も重なり撤退した事によりタリバン政権が復活し時代が逆戻りして現在にまで至っているのが実情です。
一方でアフガニスタン政府の
タリバン政権はこれまで世界の反応を馬耳東風の状態でしたが猶予のない
出来事が襲いました。
それは国民の食糧危機です
人間は食べ物が飲み物がなければ
生きていけません。
タリバン政権下では公衆衛生も劣悪化しており、他国の人間が調査に入ろうとしているのを入国阻止したという事もあり一時的に食料援助を打ち切ったのです。さすがにこの措置には対抗できずあらゆる国々に援助を求めて
外交を繰り広げた結果、それぞれ
各国が幾つかの条件を提示して
双方合意がなされ食料援助が
再開された事がなされています。
しかし、未だに入国の許可が
友好国であろうとも下りません
まるでやましい事の証明であるとの事そのものである。
そして、日本にも食料援助の要請を
されましたが日本の条件は
アフガニスタン国民に直接対面にて
支援をさせる事を条件として提示したが結果として折り合いがつかず現在は国連の世界食料支援(通称:WFP)を
通じて実施しています。
そして、先日タリバン政権が発表したのは通信手段の遮断です。
これまでも情報統制は実施されていましたが、外からの情報通信は形骸化
されており世界情勢等は知る事が可能で、その結果として他国へ亡命する人々が後を経たない事からこの措置を暫定的に施行したという事である。
国民の不安を恐怖政治で押し付けているのはどこかの国々と似たり寄ったりの部分は多いにあるが、それでも
人と人との繋がりは許されています。それをも遮断するというのは夢と希望を失わせ諦めと失望しか生み出さないのです。それは国家の破滅への歩みを進め終わりの始まりを意味するものであると同時に民主主義への僅かな光を
アフガニスタン国民は待ちわびているのかもしれません。




