彷徨う出来事 No.102~見えない真実と不祥事
昔からある学生スポーツの不祥事
昭和・平成・令和と半世紀近く改善をと叫ばれて時が経過しているのだが
まるで重厚な扉がそびえ立っている
如く微塵も動く様子はなく
空虚なものと言えよう
率直に申し上げれば多かれ少なかれ
こういう問題はそれなりにあるだろうし不都合な事に関しては見て見ない
ふりしているのも紛れもない事実です
特に不祥事が多い組織とされているのが学校法人である。
学校法人は教育機関の一つだと言われているが管轄が文部科学省ではなく
厚生労働省であり言わば非課税の企業と見るのが普通の視点ではないだろうか、大変厳しい言い方をすれば私立の学校法人は子供や保護者を人間扱いせずに食い物にしていると組織と
揶揄されているのも仕方のない事
なのだろう。
最近でも高校の野球部の不祥事が
良くも悪くも世間を賑わせている
今年特に注目されたのは夏の第107回全国高等学校野球大会に出場した
広島県にある私立広稜高校と
富山県にある未来富山高校である
未来富山高校の場合は部員同士の問題の報告を怠った事によるもので、
処分内容も納得できるものである
もう一方の広稜高校の場合は率直に
申し上げれば集団リンチによる
暴行傷害事件が繰り広げられたのだと断言せざるを得ない。
まして校長や監督やコーチが被害生徒に圧力をかけて、この問題を隠蔽工作したのである。そして被害生徒は転校をして野球を続けているが高野連のルールにより出場出来ないのだ。
一方の加害生徒は出場している
後に広稜高校はこの案件を高野連に
報告したが実質的な処分は不問の措置が下されているのだ。高野連の副会長に広稜関係者の氏名が連なっている事もあり手ごころを加えたと非難の嵐が殺到し高野連は対応に追われている。被害生徒はこの報告の中身が実態と
大いなる差異がある事等から、
真実を明らかにするためにSNSに全てを投稿し所轄署に被害届を提出し受理されて捜査が始まっている
被害生徒の行動にも問題はあるが、
加害生徒の行動は明らかに度を越えていると指摘せざるを得ない
まして指導者は被害生徒の味方をしないとは呆れて言葉が出ない
【生徒は家族】だと発言していたが
その言葉は虚しくいやしくさもしい
心境の方々が殆どではないだろうか
これから野球部だけの責任だけでなく学校としての責任も問われてくる
そしてその日の行動が明らかになるにつれて加害生徒の事があれやこれやと出てくるだろう。そしてあらゆる非難を覚悟を上で大会に出るのでしょう
まさに進むも地獄・退くも地獄である
その様なおざなりの対応の状態は
広陵高校野球部だけでなく在校生や
その保護者や学校職員の個人情報がSNS上に晒される明らかに一線を越えた事態が発生してしまった。
更にはOBOGや広島県民や広島県出身社に対して原爆が投下されて被曝させて思い知らせて命を散らせという暴言や誹謗中傷をさせ関係ない人間にまで広がりの様相を見せているのだ。
過去に広陵高校は同様の問題を幾度と繰り返している。
その度に言葉では指導や反省と口にはしているがもはやそれは虚しく響き
渡り現状では信頼はないと断言せざるを得ない事態になってしまった、
何故そこまでの事をしてしまったのだと言えよう。最後にこのままでは
広陵高校が学校法人として相応しいのか、組織として機能不全に陥っている高野連が公益財団法人として相応しいのか、そして大会のスポンサーとなられている日本新聞協会に所属している朝日新聞が国民の知る権利を阻害している事が新聞社として相応しいのか全てが問われるだろう
そして何も対応がなされなければ
野球を人口の減少の動きに拍車をかけると言われても仕方ない
他の高校にも言えるが
このままでは高校野球をする事は
死にいくための戦であると
言わざるを得ないだろう
そしてこの問題は他のスポーツや学校にも同様の悩みを抱えているのです。