表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
194/222

たまには夫婦の会話と…(その2)

玄関のドアを開ける…ガチャリ


和菜【ただいま帰りました~】と

   玄関に入り靴を脱いで

   鍵を閉めて家へと入っていく


津雲【おかえり~】


和美【お帰りなさい】と2人が和菜に

   視線を向けている


和菜【あれ?お父さんどうしたの?】と 

   着替えている


和美【それより今日は少し遅かった

   わね~】とニヤニヤしている


津雲【ついに恋バナか?】


和菜【そんな訳ないでしょう、陽くん 

   所に行ってたのよ、舞菜さんも 

   大変だろうからってさ、

   もう、可愛くて仕方ないから】 

   と満面に笑みを浮かべている


津雲【どうやら和さんの勘は

   外れたようですね】


和美【それに関しては良かったという 

   事ですね~でも恋バナくらいは 

   ほしいわね…】


津雲【気持ちは分からなくはないです 

   けど、こればかりは

   仕方ありませんよ】と諭す様に 

   和美と話している


和菜【今は就活が先ですから】


津雲【そういえばそうでしたね~

   そんで内定はもらえたのかい】


和菜【今の所は仮内定2社もらって

   いるけど、後の結果が来てから 

   決めようと思って…】


津雲【そうか…後悔のないように…

   しっかり悩んで決めてくれ】


和美【さて、冷めちゃいますから

   食べましょうか】


そして、3人は夕飯を食べはじめましたが話はまだ続いておりまして…


津雲【ところで和菜はどういう仕事を 

   したいと思っているんだい】と

   なめ子の味噌汁をすすりながら

   聞いている


和菜【企画マーケティングの会社と

   自分が成長出来ると思える

   会社かな】


津雲【そうか…】


和美【それでそう思える会社から

   仮内定もらえたわけね】と

   青椒肉絲を1口食べながら

   話している


和菜【そんな感じかな~】と少し

   嬉しそうにしている


津雲【それで日頃の疲れを陽くんに

   癒やしてもらうわけかい】


和菜【そうそう、もうたまらなくて~】 

   とご飯を1口頬張りながら

   話している


和美【だからといって、あんまり

   遅く帰ってくるのは親としては  

   困るんですけどね~】と皮肉を

   こめて話している


和菜【一応LIMEは送っているんですけ 

   どね、いっつも既読にならない 

   のはなんでかな~とは思って

   いましたけどね】


和美【え~どれどれ…これどうやって 

   やるの?お父さん】と

   スマホを渡す


津雲【これはこうやってやるんですよ】  

   とスマホを操作して

   見ていくと…


津雲【あらら…これは…】とそこには

   おびただしい既読スルーに

   なっているものが…


和美【ここにあるのね~

   気付かなかったわ】ととぼけた

   フリをしている


和菜【これだもんね~】と呆れた様子

   を見せている


津雲【これはお父さんが検査の時に

   ゆっくり教えますよ】


和菜【お父さん、くれぐれもよろしく

   お願いします】


津雲【こちらこそ、話は変わるけど

   和菜の推し活は変化なしか…】


和菜【最近はあんまりそっちに時間は 

   割いていない、今は陽くんが

   推しねオムツ交換とかは

   上手くなっているし】と

   ニンマリしている


和美【あらっ…文哉君は卒業なのか

   しらね~】と少し残念そうな

   表情を見せている


和菜【別の推しはあるかも

   知れないけど…】


津雲【頼むからめおと日和の何とか

   さんだけは勘弁してほしいもの 

   だけどな】


和美【そういえば珍しくお父さんが

   書いてましたね~】


津雲【会社の中で立花ですら沼落ち

   していたからな、入院している 

   時に見たけど裏があるだろうな 

   と見てしまうのが癖だからな

   変な癖があるものだ…】


和菜【残念ながらあの3人は

   タイプではないわね】


津雲【そうなのか?意外だな~

   本多さんとかは小宮さんは

   何となく和菜のタイプに

   感じていたが…】


和菜【残念ながら、わざとらしく

   あざとさを出している人は

   苦手です】


和美【まだ甲斐君の事を

   引きずってるのかしら】


和菜【それはないわ…いかにも天然で 

   あざとい人が苦手なだけよ、

   最近はああやってチヤホヤ

   されれば芸能界なんてお手の物 

   みたいな感じでさ】


和美【それじゃあ、今は誰推しなのよ

   これまで甲斐君意外に夢中に

   なるものがなさそうだから

   変なのに推し活されても

   ちょっと…】と困惑した様子

   を見せながらも尋ねる


津雲【俳優さんも一人の人間だけどな 

   ただ、それとは別に気には

   なるかな?】


和菜【今は日向尊君ね、あの硬派な

   感じと初々しい感じが

   たまらなくて…それにそんなに 

   テレビには出てないしね、

   これからモデルと俳優を

   両立する感じかな~】


津雲【日向尊って…】と思わず

   和美に視線を向ける


和美【私も聞いた事ないわね~】と

   首を左右に振っている


和菜【一昨年の大河ドラマの

   “家康どうする”にも真田幸村役 

   として出てたわよ】と

   ニンマリしている


和美【あらっ…そんな所に…】と

   少し驚いている


津雲【とりあえず変なものや事に

   夢中になるよりは

   良いと思うぞ】


そこから3人はたわいもない話をして夕飯を食べ終えて、各々風呂に入り

床についたのでした

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ