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彷徨う出来事No.98~真逆の組織といざという時の助け

ここ数年、ハラスメントやコンプライアンス(法令順守)が叫ばれる様になってから体育会系と言われてきた

私達の社会に良くも悪くも

変化をもたらしている

その一つが、それぞれの多様性を

生かしチームワークとしての活動も

しやすくしている、

その反面人間関係が希薄で

ふとした瞬間から簡単に崩れ易い点が上げられている、

もう一つは昔ながらの上下関係を

厳しく統制しシゴキといえる行為に

より心技体が鍛えられる、

その反面、考えと行動が型にはめて

物事を見ることしかできなくなって

しまうため臨機応変への対応が弱点が上げられており特に学生スポーツの

指導者を中心に揶揄されている、

率直に言えば【帯に長し・タスキに短し】と言えるだろう、これからの社会には体育会系は必要ないのではないのかだろうと感じているが、

幾つかのあらゆる所へと取材をしていくと、一定程度の人間教育という

観点から見れば必要悪とすべきであるという声が上がっている、

その一つが自衛隊と消防隊員である、特に自衛隊に入隊を希望した訓練生は特に顕著であり、少し前の話ではあるが、テレビ日朝でそれを舞台にした

ドラマ【PJ~航空救難団】が放送されていたといえば分かりやすいのでは

ないのだろうか、

実際の現役隊員に話を伺うと

ほぼ実状と遜色ないという声が

異口同音であり、少しは私達の普段とまでは言えませんけども一端をお見せする形で良かったという撮影に協力された基地の皆さんの話であった、

実際に災害に巻き込まれて故郷を

奪われて新しい土地への住まいを

余儀なくされる人達も私達は多く見てきている、正直自然災害にあらがう事は難しいというより無理と言えるだろう、それでも誰かがやらなければならない仕事であり、私達自身がいつ何時(なんどき)に降り掛かる事にもなるのだと肝に命じなければならない、

ただし時々ルールを守らずに好き勝手に行動して災害に遭われる人は

大変厳しい言い方をすれば自己責任と揶揄されても仕方がない点は否めない数年前にとあるサラリーマンが

ボランティア活動している人達に対して不潔な存在であると発言し、珍しく(はらわた)が煮えくりかえる

感情があふれたが、この2日後にこのサラリーマンが住んでいる所に台風が猛威を振るってインフラが全て寸断され他の人達と共に方々の体で

体育館に避難していた、

取材や手伝いをしていた筆者が

この地区にはボランティア活動は出来ないと伝えるとなぜだと訴える人達が多くいたが、そこにいるサラリーマンの方々がこの様な発言をされて

いらっしゃるので衛生的に何か起きても申し訳ないと、そしてその時の

内容が拡散されて大騒ぎとなって

おりましてね、まるで自ら

村八分(別名:仲間外れ)を選択したのだと指摘せざるを得ないのだと伝えると…色々反論されていたがあなたが

嫌いな自衛隊が来られない限り

このままなのだろう、生死を分けるのはあなたの責任と言えるのだと伝え

他の人達の救助を頼んだのが記憶に

あり、その後この地区は復興されているがサラリーマンの方は最後まで救助を拒み続け最悪の事態を選択をした、最後の状態の洋服のポケットの中には一枚のメモがあり、そこには後悔の念が綴ってあったのが思い出される、

因果応報だと自己責任だという考えもあるが、無様でも最後まで生命をまっとうする選択をしてほしかったのが

率直な思いであり筆者の十字架として刻まれているのです

もちろん体育会系と組織において男社会を生業としてきた弊害は性別問わずあらゆる被害に遭われた方々への対応が問題とされ心技体が崩れ今日も

苦しんでいる人達がいるのも

紛れもない事実である

天秤の様に偏る事なく人間教育を

(あだ)(おろそ)かにせずに

海容(かいよう)の心と視点で物事を

見なければならないのだと…

そしてそこに幾つかのたどり着く答えとなるものがあるのかもしれない

それこそ私達自身が今生きている

このギスギスした社会に課せられた

宿題であり答えを出さなければ

ならない問題なのだろう

例えそれが、とてつもない難しい問題であるとしても次の世代に回さない

ためには必要不可欠と言えるのだ

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