表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
177/222

たまには遊軍部にて…(その14)

話は続いておりまして…


立花【話変わりますけど

   そう言えば津雲さん】


津雲【何でしょう】


立花【そう言えばお米の話とは別に

   意外に珍しい事書いてましたね 

   ~】と少しニヤニヤしている


津雲【何です、その不気味な

   笑いは…】


佐山【津雲さん、何書いたんですか?】 

   と小声で聞いてくる


小谷【そう言えばドラマについて

   書いてましたね~】


立花【津雲さんが珍しく夢中に

   なられたドラマですからね~】 

   とドヤ顔で話しているが


津雲【残念ながら1度もドラマは

   見ていないんだけどな…】と

   苦笑いしている


立花【見ていないのですか!

   あんなに面白いドラマなのに!

   しかも流行語大賞を取りそうな

   セリフまであるのに】 

   とビックリした様子で

   話している


津雲【そんなに驚かなくても…

   それに流行語大賞を受賞した

   からといってもその後の活躍は 

   本人次第ですよ】


小谷【津雲さん、そのドラマ結構

   話題になられたんですよ】


立花【私は深水中尉がタイプですね】


佐山【私はやはり滝政様ですかね~

   ああいう不器用だけどツンデレ 

   なのためらないんですよ~】


小谷【私はやはり夏美さんですね

   見ていると癒されます】と少し

   嬉しそうに話している


津雲【キャップも見ていたんです 

   か…意外ですね~】


小谷【妻が原作を読み始めてから

   どハマりしましてね】


津雲【なるほど…】


佐山【世田君も良いですよね~

   どうせなら世田君と

   ふゆ美ちゃんのスピンオフ

   とか放送してほしいですね~】


津雲【あれは演技なんだから

   現実を見ろ現実を】と

   冷めたように言い放つ


立花【津雲さんて…】


佐山【何か冷めてますよね】と

   2人揃って冷たい視線を

   津雲に送っている


津雲【あのな、理想や想像は

   分からんでもないけどな

   夢は覚めるものなんだよ!

   そこに出演していた俳優さん?

   名前知らないけど】


立花【知らないんですか?】


小谷【津雲さん、知らないで良く

   コラム書けましたね~

   まさかとは思いますけど】


津雲【あらかじめ言っておくが

   コタツ記事ではないぞ】


小谷【それではどうやって

   この記事を書いたのですか?】


津雲【このドラマの撮影場所は

   千里の房の村と香鳥居市でな、 

   その時、別件の取材であの場所 

   にいたんだよ、そうしたら

   たまたま昔馴染みの知り合いが 

   いてな話を聞いたんだよ】


立花【でも、かなり前の話ですよね】


佐山【その前に何しに行ったんです 

   か?】


津雲【あの時は確か…知事選挙と

   インバウンドの取材だと

   思ったが…】


立花【津雲さんて、恐ろしいほど

   そういう勘は鋭いですからね~ 

   何と言うか色んな意味で

   運が強いのか】とジロリと

   視線を津雲に送っている


津雲【それは褒め言葉として

   受け取っておきますよ!

   それにあの放送時期は千里県や 

   近隣の都道府県の小学生の

   校外学習で訪れるから、

   かなり早めに撮影を初めて

   時間も調整していたんだよ

   かなり苦労してたらしいがな】


小谷【ましてあの時はお台場テレビは 

   大変な時期でしたからね、 

   しかし、良く撮影の許可が

   おりましたね~】


津雲【世間の目は厳しいけれど

   役者さんや現場の人間に

   罪はないし、状態が状態だから

   相当頼み込んだらしいからな…

   それにお台場テレビはあの場所 

   を普段からあらゆる番組で

   お邪魔していて宣伝している事 

   も功を奏したんだろうよ】 

   と一息つきながら外の景色を

   見ていた


津雲【それに、その許可が

   下りなければ実写化は夢物語に 

   終わったし、出演者の活躍も

   なかっただろうよ】


佐山【それでも津雲さんて

   出演していた役者さんの名前

   知らないじゃないですか~

   もし知ってたらサインとか

   ツーショットとか頼んだのに】


立花【公私混同は困ります!】


佐山【すいません…】


津雲【確かにまるっきり分からないし 

   仕事でなければ興味も

   生まれないだろうな】


小谷【そんな人が良くこの業界に

   来ましたね~】


佐山【確かに不思議ですね~】


津雲【人生は分からないものだよ、

   話戻すけど取材している時に

   東香さんに挨拶されたよ】


立花【え!え~】

佐山【え!え~】と驚いて大声を

   出している


津雲【そんなに驚く事も

   ないだろうに…】


小谷【それで何を話されたのですか?】


津雲【内緒で来ていた様だから、

   こちらも別件なんですよってな

   驚いてたよ、てっきりドラマの 

   取材だと思っていただろう

   から】


小谷【という事は津雲さんはドラマの 

   撮影も見られてるという事

   ですよね】


津雲【そう言えばそうなるな~

   最初見かけた時は、

   てっきり観光客の

   コスプレだと】


佐山【良いなぁ~カッコ良いですよね 

   ~本多響也君とか小関祐太君

   とか小宮怜央君とか】と次々

   名前をあげて顔をあかめらせて

   ときめいている


小谷【それに夏美さんを演じてた

   吉根京子さんとか芙美さんを

   演じられた山本舞佳さんとか

   妹役を演じられた小川彩花さん 

   とか後それから】


津雲【皆さん止まらなくなってます 

   ね…】と唖然としていた


立花【津雲さん本当に知らないの

   ですか?】


津雲【まるっきり興味ないけど、

   そこまでそうおっしゃるなら

   予告だけでも見てみますよ】と 

   ため息つきながられぼやいて

   スマホを操作して見てみる事に 

   した…そこからしばらくして


佐山【どうですか?ハマりそう

   ですか?】


津雲【ないな!】と即答する


小谷【まさに一刀両断…】


津雲【俳優さんはこれが仕事だろう、 

   それに吉根さんはかなり無理

   しているな、見えないように

   しているけど疲れが目に出

   始めている、少し長めの休みを 

   取らないとパンクするぞ!

   それに相手役の本多さんか?

   ドラマと違ってチヤホヤされて 

   少しおごり高ぶりが態度に

   出てきている感じだな、

   これだといざという時に

   大切な物や事を

   失いかけないな】と再び腕を

   組みながら外の景色を見ている


立花【そこを見るのですか津雲さん?】


津雲【デスク…それを見るのが齢を

   重ねた者の仕事ですよ】


石川【失礼します!】と遊軍部の

   ドアを開けて一言


見渡して大きく息を吸ってから…


石川【いい加減に仕事して

   ください‼️】と会社のビルの

   壁がひび割れするくらいの

   雷が落ちたのでした


皆 【はい…すいません】とおののいて 

   仕事を始めたのでした


時計の針は午前9時を

指していたのでした



今回の登場人物(芸能関係者)ーーーー


吉根(よしね) 京子(きょうこ)…23歳

朝ドラ“スッピンさん”で主役として

デビューをして、その後あらゆるドラマや映画に活躍している

趣味は料理で食べ歩き


本多(ほんだ) 響也(きょうや)…20歳

今売り出し中の俳優で、主に

深夜ドラマや配信ドラマを中心に活動している、バラエティは苦手らしい


小関(おぜき) 祐太(ゆうた)…25歳

これまでデビューしてから

様々なドラマや映画に脇役として

出演し活躍中


山本(やまもと) 舞佳(まいか)…24歳

俳優としてデビューし、最近ではMCとしても活躍している


小宮(こみや) 怜央(れお)…20歳

デビューしてからミュージカルを中心に活動し今売り出し中である


小川(おがわ) 彩花(あやか)…17歳

アイドルグループ坂道46のメンバーで現在はラジオ番組のMCとしても活動


東香 りか(とうこう りか)…?

漫画家としてあらゆる世界の物語を

描いている




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ