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彷徨う出来事No.93~不器用な夫婦の物語?

今年の4月から6月にかけて、

毎週木曜22時のお台場テレビで

【波うららかに、めおと日和】というタイトルのドラマが放送されていた

相変わらずで申し訳ないが、

つい先日まで同僚や後輩の記者仲間から伺うまで存じあげなかったのが

正直な思いである

若年層を中心に人気を博しており、

視聴率も個人視聴率や世帯視聴率共に久々の二桁を記録した今年の唯一の

ドラマだと聞いています!

元々は東香りか氏の漫画を実写化したものであり、出演されていた俳優の

皆さんも素晴らしい演技で更なる飛躍が期待され繋がった事はいうまでも

ないだろう、それなりにご存じの方々もおられると思いますが、一応簡潔に物語を紹介しますと、1937年(昭和11年)に政略結婚(別名:交際0日婚)をした不器用な夫婦の物語で主人公の夫の職業が海軍ということもあり、命の危険もさらされていく中でもささやかな

幸せを紡ぐように日々を大切に生きる事を思わせると同時に不器用な夫婦とそこに携わる人達のお話も描かれて

おりほっこりとさせるお話です、

いかんせん不器用な2人ですから、

時にはすれ違ったり・

勘違いをして嫉妬して喧嘩したり・

一緒にご飯を食べて嬉しかったり・

旅行したり等々1つ1つを大切にして

歩んでいかれたのだと感じています、そして海軍という職業は長期間家を

空ける事も多々あるため面会は家族だけであったが妹と称して恋人や馴染みの芸者(今でいう愛人や浮気相手)と

逢い引きをしていたのだろう、

一応基本的なやりとりは手紙が原則であり中心です

それは、今の時代ではなかなか

稀な事なのかも知れません

まさに【手紙越しの愛しい文字】と

いえるのだろう、そこには互いに

思いを募らせてたまらなく何とも

いかんしがたい高揚した気持ちになるのだろうと感じずにはいられない

ただし、この物語の時代は日中戦争や後に勃発してしまう太平洋戦争という争いの時代であり【天に召される事を誇りに胸を張れ】とも言われていたのです、この部分は実写化では

あまり描かれていなかった、

いや描く必要すらなかったのかも

知れない、その部分を描く事になれば話の内容は重くなるであろうし非常に辛い描写もしなければなりません!

特に海軍は戦時中は国民から一時的に揶揄されたり戦後は扱いを様変わりする事にもなったからなのだ

最近では朝の連続テレビ小説で頻繁にその時代の物語が放送されているためなのかも知れない、そして原作の方に紙面で大変失礼ではありますが、

1つだけお願いがあります!

それは、物語において(いくさ)

部分は極力描かないでほしい、

もし描く事があるとするのならば

戦いが終わった後からにしてほしい

それこそ生まれ変わった新たな時代になるのですから、そんな歌の歌詞を

引用するとこんな心境なのだと思い

掲載します


花のように咲いて

花のように散るのなら

ただ心のまま 愛したかった

風のように遥か 

たどり着いたこの場所で

ずっと探していた 

たった一つのものを


巡り巡って また逢えたなら

あなたと恋に落ちてゆきたい

涙も越えて 素直になって

その瞳をそらさずに


河のように流れて

出会い別れてゆくなら

この涙はねえ どこへ行くの

雨になっていつか

誰かの肩に出会う

そっと触れるように

落ちてゆけたらいい


あなたがくれる その眼差しを

失うのが怖かった

心の奥のこの出来事を

秘め続けていたけれど


過ぎ去りし日の夢 熱い想い

きっと最初で最後の恋


生まれ変わって また逢えたなら

あなたとまた恋に落ちたい

涙も超えて素直になって

もう瞳をそらさない


あなたがくれる その優しさの心が

壊れてしまっても構わない


心の奥の秘めた扉は

あなただけに開き

心の奥の秘めた扉は

あなただけが開けるのです


かつてのこの国の戦前はそういった

政略結婚が当たり前と言われおり

家族や夫婦はそれが当たり前であったのだろう、その点の背景だけでも

興味深い物語なのです

物語がどこに終着するのかは原作者のみが考えており私達には正直分からない、それでもこのお話が長く続いて

ほしいと願っているのは筆者だけではないだろう

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