彷徨う出来事 No.7~同害報復法
皆さんは同害報復法をご存じでしょうか?
目には目を、歯には歯をと言われる法律です。
その昔日本では敵討ちとして制定されていましたが、現在は廃止されています。
しかし、世界を見渡し調べてみるとこの法律が今も存在している国が幾つかあることが判明した。
主にイスラム圏の国であり。イスラム教の言葉ではキサースとも言います。
2016年にイストで起きた出来事である。
4歳の女の子が18歳の男に石灰をかけられ片方の眼の視力が大幅に低下し失明寸前までの状態に陥った。
その後18歳の男は逮捕され裁判を受け下された判決が懲役5年及びキサース(同害報復法)であり、両目を失明させよと下され即時施行された。
2017年に同じくアムズ起きた出来事である。
学校で暴行を受け自殺未遂をした男子生徒がいた。
そこには遺書が残されており先輩や同級生や教師からもいじめを受けていた事が書いてあった。加害者側は当初は否定したがメディアで大きく報じられ警察の捜査が実施され加害者全員が逮捕され裁判となった。
裁判では加害者が全てを否定したが、学校内や目撃者の証言、そして何より監視カメラにも音声付きで証拠が揃っていたのだ。
受け下された判決がキサースに(同害報復法)基づき全員死罪となり即時公開処刑が実行された。
後に加害者達の親や親戚、学校の校長や教頭までもが程度に差はあるとは言え懲役刑や財産没収の判決を受けている。
当然ながらこの法律には世界各国からは制定している国に対して、批判や非難が上がっているのも事実である。
しかし、現在様々な問題を抱え理不尽な出来事が多くあるこの世の中で、
日本でも少しずつではあるが法律の必要性の声が上がってきている。
極論かもしれないが、もしかしたら必要な法律なのかもしれない。