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たまには家族と…(その8)

初孫が誕生して数日が計画的したある日、仕事が終わり帰宅へと家へと足を運ぼうとしようとしていた頃、

津雲のスマホが鳴る…

操作し電話にでる


津雲【もしもし、新米パパ

   どうしたんだ】


拓真【もしもし?親父、今大丈夫?

   ちょっと話できる?】


津雲【あぁ…大丈夫だよ、

   どうしたんだい】


拓真【少し相談があって…】


津雲【相談って、子供の名前の

   事か…】


拓真【相変わらず鋭い…

   まぁそうなんだけどさ

   それがなかなか浮かばなくて、  

   画数とか考えると余計に

   悩むしさ~】


津雲【子供の名前は一生なんだから、 

   じっくり悩んでしっかり決める!  

   いくつか候補はあるんだろ?】


拓真【あるけど】


津雲【舞菜さんはなんて】


拓真【話はしているけど】


津雲【産後の状態や赤ん坊の

   夜泣きとかは大丈夫かい】


拓真【今の所は舞菜の体調は安定して 

   る、赤ん坊もあまり夜泣きは

   しないみたいだし】


津雲【ほう~意外とお利口さんだな 

   ~】


拓真【まぁ確かに、正直それは

   助かってる】


津雲【これからだからな~

   前にも言ったかもしれないが、  

   子供が生まれたら守るものの

   責任とかが少しずつだけど

   出てくる!ただ、子供が小さい時 

   は自分の時間はほとんどないと 

   思った方がいいぞ】


拓真【それは覚悟してるよ!】


津雲【赤ん坊を呼ぶ時はいつまでも

   息子よ赤ん坊よという訳にも 

   いかないだろう、唯一お願い

   するとしたらキラキラネーム

   だけは勘弁願いたいかな、

   読めない名前が多くて…】


拓真【それは舞菜が断固反対って

   突っ張ねられた】


津雲【舞菜さんらしいといえば

   らしいがな!しっかり悩んで

   二人で決めろ】

   

拓真【分かった】


津雲【じゃあお疲れさん】


拓真【お疲れ様、ありがとう】


通話が終わる…ツーツー

スマホを操作してポケットにしまう


津雲【子供の名前か…こればかりは

   何ともな】と感慨に

   更けながら再び歩き出した


そこから二日が経過したある日…

仕事を終えた津雲は、初孫の顔を見に師丸産婦人科へと足を運び到着した…面会時間終了まで後1時間という

ところである


津雲【間にあうものだな】と病院の

   自動ドアを通って入っていき

   舞菜と赤ん坊がいる302号室へ 

   向かい到着し入っていく


津雲【こんばんは~】と小声で


和美【あらっお父さん!】


津雲【こんばんは~】


舞菜【こんばんは~】


津雲【疲れているのにすまないね、

   舞菜さん体調はどうですかね】


和美【私と朱里さんで支えてますよ】


津雲【さすがですね】


舞菜【おかげ様で私も赤ちゃんも     

   すこぶる順調です】


津雲【それは良かったです】と

   胸をなで下ろしている


舞菜の隣には保育器に入っている

赤ちゃんがスヤスヤと眠っていた


和美【ところで今日はどうされたん

   ですか?】


津雲【拓真が子供の名前で悩みに

   悩んでるからさ】


和美【まったく、こういう時

   優柔不断なんだから】


津雲【変な部分で私に似てしまった    

   様ですね!それで舞菜さんにも 

   色々相談していると

   思うのだけど】


舞菜【拓真は女の子が生まれると

   思っていたみたいで】


和美【はぁ~】


津雲【それで、あんだけ悩んで

   いるのか】


舞菜【いくつか候補をと

   話したのですが…】


津雲と和美、目を見合わせる


津雲【じっくりと決める事ですね】


和美【そうね】


津雲【それではぼちぼち行かないと】


和美【お父さん?】


津雲【もうひと踏ん張りなので】


津雲【(かず)さん、すいませんが】


和美【はいはい、いってらっしゃい】


そういって頭を下げて病室を後にして…津雲はある所へと足を運んでいくのでした


舞菜【お義父(とう)さんていつも

   あんな感じなのですか?】


和美【そうね~納得するまで、

   とことん取材するのが

   あの人だから

   おかげ様で余程の事がないと

   動じなくなるわね】と

   リンゴの皮むきをしながら

   話していた

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