珍しくスポーツ部とのやりとり
酷暑の日々が続いていた日の
東葉日報社内の出来事…
朝早く来て遊軍部に置いてある鉢植えのトマトに水をあげている津雲…
今年も順調に育っており食べ頃を迎えている…遊軍部のドアを開く津雲
津雲【おはようございますって
誰もいないか…】と
ぼやいていると
小谷【おはようございます!
津雲さん相変わらず
早いですね~】と
ドアを開けて入ってくる
津雲【おはようございますキャップ!
年寄りは朝早く目が覚めるもの
なんだよ、それにこの暑さは
きついからな~】
小谷【確かにこの暑さは体力的にも
毎年きつくなってきてます
からね】とカバンと置いて
椅子に腰を下ろしている
住谷【おはようございます!】と
ドアを開けて入ってくる
権藤【おはようございます!
失礼します】とノックして
ドアを開けて遊軍部に
入ってくる
津雲【おはようさん、朝から珍しいな
~どうしたね】
権藤【津雲さんに少し頼みたい事が
ありましてね】頭を下げている
津雲【頼みたい事…政治部の次は
スポーツ部かい…はぁ~まぁ
とりあえず座んなよ】と
ため息をつきながらも
椅子に座る様に促す
権藤【それではお言葉に甘えまして】
と椅子に腰を下ろして座る
中谷【おはようございます!
失礼いたします】とノックして
ドアを開けて遊軍部に
入ってくる
津雲【中谷さんまでご来場かい…
何事だい】
中谷【実は…】
権藤【中谷さん、俺から話すから】
津雲【二人揃ってとは穏やかな話では
なさそうだな…】
佐山【おはようございま~す!
今日は朝から何事ですか…】
小谷【スポーツ部の二人が津雲さんに
頼み事だとさ】と
腕を組まながら佐山に
説明している
津雲【ほいよ】と取っ手付の
プラスチックのコップに
コーヒーを入れて渡す
権藤【ありがとうございます】
中谷【ありがとうございます】
そういって二人はそれぞれ受け取る
津雲【それで、どういう話だい!】
権藤【ここ最近オンラインカジノの
話題がスポーツ界を席巻して
いるのは知ってますよね】
津雲【手癖の悪い連中はスポーツに
限らずあちこちいるよ!
野球選手も確か20人くらいか?
名前は1人だけ公表して他の
人間は精査すると言って、
時の流れに身を任せな訳だよな!
そんで今度はあらゆるスポーツ
関係者に出てきたかい…】と
腕を組みながら話している
中谷【そうなんですけど、その話題に
触れようとすると
出禁になりそうなんですよ】
津雲【相当やましい事があるんだな~
それで年寄りを盾にしようって
訳かい】
権藤【津雲さん遊軍ですから、
例え向こうから抗議きても
代わりなのでって】
津雲【通用しないだろうさ、
先方が明かさないなら
外堀を埋めていけば
いいだけの話だよ!
ただし、それは確実に
有罪になるであろうという
人間だけ記事にすればいい!
あれだけ様々な媒体で流れれば
法に違反とは思わないのが
ほとんどだと思うぞ!
それに、今では下手したら
中学生ですら気付かない間に
してるんだからな】
権藤【津雲さんいつの間に
そんなに調べてたんですか】と
驚いている
津雲【賭博や八百長の話は噂レベル
ならあちこちのところで
話題になってるよ】
権藤【相変わらず情報収集して
いるんですね~】
小谷【体力的にもきつくなってきた
とか言いながら知らぬ間に
ふら~っと出かけてますからね】
佐山【おかげ様でデスクからお叱りを
受ける身にもなってほしいです
よ…】とため息をつきながら
話している
権藤【それでデスクが頻繁に遊軍に
来て雷が落ちている訳ですか…
響くよな~デスクがスイッチ
入った時は、あ~怖い】
津雲【2011年の韓国のスポーツ界
みたいにならない事を
願いながら取材してみると
するよ!あの年はみんな震災で
苦労したからな、被災された
人から見れば大したものでは
ないがな!
ほとんどニュースに
ならなかった話なんだよ、
韓国の八百長や賭博の話は
野球からサッカーに
バレーボールとまぁ色々とな…
ぼちぼち仕事しないと】
権藤【津雲さん!すいませんが】
津雲【出来る範囲でな、
高くつくぞ~】
権藤【それでは】と椅子から
立ち上がり
権藤【失礼します】
中谷【失礼します】とドアを開けて
遊軍部を後にする
津雲【という事なのでキャップ、
宜しくお願いします】と
頭を下げている
小谷【くれぐれもデスクに話は
通してからでお願いします】
津雲【分かりました】
その後津雲はデスクの立花に話を通し
取材を開始するのであります!