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たまには遊軍部にて…(その8)

物語は少し前の時のお話です


さてさて、季節は7月を迎え

日射しがまぶしさを迎えている…


こちらは東葉日報本社

遊軍部兼資料管理部…


津雲【今日も暑くなりそうだな~

   年寄りには段々堪えてきている 

   から資料管理や整理は

   ありがたい仕事だよ】と

   ぼやきながらパソコンに

   データ入力している


小谷【津雲さんにはうってつけ

   ですからね~】


佐山 【やはり高齢者は労らないと

   いけませんから】


津雲【そうはいってもな~年寄りには  

   この暑さはきついぜ~】と

   ぼやき始める


小谷【そう言えばコラムは

   どうなりましたか?】


佐山【そういえは知らぬ間にコラム

   書いてましたけと】


津雲【あれは前に書いておいたもの

   だよ】


立花 【相変わらず賑やかね~】と

   遊軍部へノックもせずに

   入ってくる


佐山 【デスク!!お疲れさまです】


津雲 【デスクも暇なんですか?

   こんな所であぶら売っていて】


小谷 【津雲さん…】


佐山 【余計な一言を…】


立花【たまには良いじゃないですか~  

   考える事もありますよ~】


津雲【あるんですか?仕事も家庭の

   こしらえてきたデスクが…】


立花【部長の後任人事の話が

   私に来たのよ!】


津雲【おお~ついに幹部の仲間入り

   ですか~】


立花【でも私は現場に耳を

   傾けていたいのよ~】


津雲【他にも候補はいるんですかい】


立花【一応政治部デスクの千田さんと 

   千里テレビ社会部長の

   和田さんね】


津雲【和田さんは悪くないと

   思うけどな~】


小谷【津雲さんはご存じなのですか?】


佐山 【津雲さんの情報収集力

   凄いですよね…あらゆる所に

   知り合いいそう…】


津雲【窓際にいけば行くほど時間は

   あるからな!その時に培った

   人脈と言ってくれ】


小谷【恐ろしき人脈ですよね…】


佐山【和田さんてどんな人

   なんですか?】


津雲【仕事姿勢はキャップに良く

   似ているかな】


立花 【そうなんですか?】


津雲 【和田さんは元は読日新聞の

   記者で政治部と社会部を

   歴任してな、取材先で色々

   話をしたものだよ】


小谷 【そんな人がなぜ千里テレビに】


佐山 【確かに】


立花【天下りですか…】


津雲【上と大衝突したそうです!

   特に政治面では主筆とね

   水と油とまでは言わない

   けどな】


立花【あの主筆に逆鱗に

   触れさせるとは…】


津雲【それで一時はメディアの

   世界から離れようとした

   らしいんだけど、千里テレビが 

   記者募集していてな

   結局はお世話になっている

   というわけよ】


立花【でも社会部の部長にまで

   上りつめた人がなぜ】


津雲【曲がりなりにもあの会社は

   保守的でな、特にここ数年は

   やりにくくなっていたのだろう 

   さ…昔から県職員の天下り先に 

   もなりつつあるからな】


立花【なるほど、そうだったん

   ですか】


津雲【ウチなら現場にも再び出られる 

   と考えたのかもな!

   もしかしたらデスクの後釜に

   座るかもしれないがな、

   千田さんは政治部一筋だから

   万が一部長になったら

   まとめるのは大変だそ~

   威厳を見せたがる人だから、

   誰が部長になるかはなるよう

   にしかならんだろうよ】


そんな色々な話をしながら時は、

流れていくのでした



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