彷徨う出来事No.62~平和への見えない一筋の線
大河ドラマ「光る君へ」の
放映が終了し物語が完結した!
戦のない世界であり平安貴族の
時代を描いた物語は史上初であった
正直、これほどまでに権力闘争と恋愛と友愛に生き抜いている時代の話を
映像にしていただいて、齢を重ねた一人として感慨深さと
まだまだ、この世界を見続けていたい心境で良い意味で新しい時代を
感じさせた
主人公の“まひろ”と“藤原道長”が
階級社会の格差のあるこの世界では
正妻として結ばれる事が許されなかった、ましてまひろにとっては
母の“ちがや”を殺した相手“道兼”の
憎き弟という目の敵にしている家族の人間を愛するという事は心では分かっていても本能に従い、それでも道長への想いは募り一緒にいたかったのだろう!そして二人は逢瀬と契りを幾度となく交わしまるで人生を共に歩んできた夫婦にも見えていたのだ!
正直どうして夫婦になれなかったのだろう、見方をかえれば二人は見えない一本の線を彷徨う様に交わって時には繋がっているのに、なにゆえ時代はこうも切なく儚く散りばめられてしまうのだろうか
この展開を見ていると昔放映されたあるドラマの台詞が思わず浮かんだ
「勇気など!あろうとなかろうと!
好いた女子は死ぬ気で守れ‼️それが男というものだ!」
そして少し思う事がある、もし二人が結ばれていたら後に生まれてくる子供とどの様な家庭を築き上げたのだろうか想像せずにはいられなかった
お互いのエネルギーが強すぎるのかなとも感じられているし、
歴史は変わっただろう!
そして最後は戦のない世界から
武力の世界を予感させる嵐の時代の
始まりで終わった
話は少しそれるが、物語で描いている権力闘争の部分は今の時代を生き抜いている私達にも弱肉強食という格差社会という共通している部分があるのだろう
形を変えた戦の戦いがこれまでも続いてきているこれからも続いてしまうかもしれない!悲しき事実を噛みしめながらも争いのない平和な時代に少しでも近づけていくことが
“まひろ“や”道長”や先代の歴史を
生き抜いてきた人への答えなのだろう
“過ちは繰り返しませんから”と