彷徨う出来事No.61~生死の判断の先とは
約半年前の出来事である
イギリスでは生死の判断を
条件付きながらも自身や家族の
同意があれば可能とする事
(通称:安楽死法)が国会で幾度となく
賛否両論の議論が交わされて
法案が提案された
法案の中身が非常に難しい内容のため与野党問わず党議拘束を
断念する事となった
その後採決が実施され、僅差ながらも賛成が上回り可決成立したのだ!
法案は来年4月から施行される
安楽死法と言われている法律は、現在ヨーロッパを中心にいくつかの国や一部の州で認められている
日本では現状認められてはおらず、一部の政治団体は制度を作るべきだと主張している
率直に申し上げれば、自らの生死の判断を下す事はいかなる理由があろうとも許されるべきではないし認めるわけにはいかないだろう
かっこいい生き方ではなくても、
無様でボロボロで泥くさい生き方を貫いて、“床につく”生命を全うする喜怒哀楽を持ってほしいものである!
数年前「PLAN75」という映画が放映され衝撃的で考えさせられる内容である印象を今でも鮮明に覚えている
その内容を一部要約して紹介します
近い将来必ずといっていいだろう超高齢社会に対し国は社会保障費用削減を目的に“未来を担う世代のために”“世代間格差の状態に声を上げる若者に対して…そして年金制度が破綻しかけている状態を嘆き憂いで”後期高齢者…つまり年齢が満75歳になった人は自ら生命の区切りをできる制度である
その制度に対して自治体がサポートをするというものである
昨今では「自己責任」という言葉が幅を聞かせるようにになり、社会的弱者を見捨てる空気が徐々に広がっている状態に残念ながらなっているのも事実だろう!意外と正直こんな世の中にはなってはならないと強く感じてはいるが、
意外と近くにまで迫ってきているのかもしれない
最後に一つだけ“人は生きている事、
それだけで尊い事なのだ”