ほっと一息?(喫茶店では)
連日の取材が一段落しコラム第3弾が紙面に載ってから数日後津雲は常連客となった喫茶店(百音)でモーニングセットを食べながら新聞を読んでいた。
店内では珍しくテレビが点いている。テレビではワイドショーが流れていて歳費返納の問題で野党議員は世間とSNSから連日追求されていた。
お客さんの会話が聞こえてくる。
清水「連日叩かれてるわね~」
桜井「仕方ないですよ~あれだけ与党追求しといて自分達は歳費返納してないって矛盾してますよ。」
清水「まぁ自業自得って事かしらね。今年中に選挙あるかしら。良く分かんない政策ばかりだとついていけないわ~おばちゃん」
藤井「中小企業の経営者からしたら東葉の前のコラムかな、賃金上昇の記事結構痛いとこついてるよ。現実的にはかなり無理に近いがな」
マスター「それよりもインボイスですよ。年寄りにはややこしくてついていけません。いっそ店閉めようかな~」
桜井「それはダメ。私のオアシス奪わないてちょうだい息抜きできないわ」
清水「そうですよ~私も困ります。井戸端会議し放題なんだから~」
マスター「そういえば上杉さんはどう思いますか?」
津雲「えぇ~まぁ自業自得は否めませんよね。逆に議員さんはよくもやってくれたなと思っているでしょうね。ただこのコラム書いている記者さん確か遊軍って聞いてますから。色々動いているのかも知れませんね。」
藤井「上杉さん随分詳しいね~知り合いかい。」
津雲「いえいえたまたま何ですけど、私も先日までこの記者さんの支社と目と鼻の先の営業所にいたものですから。お荷物窓際は色々飛ばされるんですよ。」津雲はお店の中では何故か皆から上杉と呼ばれている。
藤井…町工場を経営している60代男性