バレンタインにチョコを渡さないのは許されますか?
この小説はPixivに投稿した物です。
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今日はバレンタインであるが、あたしはチョコを渡さない。
たが、勘違いしないで欲しい、何もしない訳ではない。
恋人である夕にはもちろん、友人で変人の文乃にもちゃんとギフトを渡しいる。
「はい、文乃、あたしからのプレゼントよ、受け取りなさい」
文乃にバレンタインのギフトを渡そうとると
「相変わらず、テンプレ通りのツンデレだなぁ、温海は」
「元からこういう性格なの、要らないならあげないわよ」
「すみません、温海さま、ありがたく受け取ります」
「始めから素直に受け取りなさい」
文乃にテンプレなツンデレと言われるが、半分は演じてる。
1人称の「あたし」もキャラ付けの為で、家や夕と安心して2人になるときは「私」と言っている。
ただ、このキャラも2年ほどやってると、自然と「あたし」というようになって来てるけど。
「開けてもいい?」
「後にしなさい、もうすぐ授業だし、先生没収されたらこまるでしょ」
「そうだね。でも、感じから中はチョコじゃないよね?」
「ええ、違うわよ」
「何でチョコじゃないの?」
「その事はまた後で話すわ」
バレンタインにチョコを渡さないのは色々あるが、まずはあたしも夕もチョコを食べない。
嫌いという訳じゃないく、出されれば食べるが普段自分で買って食べるほどでないし
夕に関してはチョコレートは全く食べないと言ってもいいぐらいなので、渡しても仕方がなのだ。
最近では義理チョコを渡すの面倒と思われてるし、チョコ自体を渡さない女性も増えているらいし
チョコレートの消費量自体が右肩下がりのため、経済面で考えてもイベントしても弱くなっている。
かつてはバレンタインだけで菓子メーカーの年間の6割を稼いだというが、今は3割程度。
3割でも多いと思うが、売り上げ額はハロウィンに越されているし年々売り上げも下がっている。
さらにホワイトデーなるものが嫌いで、そもそもバレンタインに家族や恋人、パートナーにお礼をする日なのに
その1か月後にお返し代っていうのは強欲すぎるない?
聞いた話だと昔はバレンタインに渡した倍の額の物で倍返ししてたとうけど、本当に強欲すぎると思わない?
今は違う意味で倍返しされそうだけど…いや、何でもない。
企業経営者の娘としては経済が回る方がいいだろうっと思うかもしれないが、一時的に売れても持続しなければ意味がない。
文化として見ても嫌がられるようになったらそれはそれで終わり。
欧米だと男女それぞれギフトを贈るようだし、クリスマスに次ぐ商戦らしいけど、聞いた話だから知らない
けど。
ただ、文化として根付いてるからそれ自体の否定はしないけど。
とにかく、あたしと夕はバレンタインにチョコのやり取りはしない。
その代わりに、お互いギフトを渡す事にした。
初めてのプレゼントは誕生日にお互い下着を贈り合うという、今思えば中学生なのにすごい事をしてたと思う。
流石に今は下着を贈ったりしないけど、それなりにいい物は贈っている。
「ああ、そういう事だったのね」
放課後に文乃に理由を話したら納得したけど、文乃に話したのはあたしと夕はチョコレートを食べないという事で
経済的や文化的に力説を唱えた訳じゃない事は言っておく。
「じゃあ、これはどうしよう」
文乃もあたしと夕に渡すためチョコを持って来ていた。
「文乃ちゃん、ごめんね~、わたしだけじゃなくて家族もチョコは食べないの~。最初から言っておけばよかったかな~」
「気にしなくていいよ、夕。事前にあえて言わなかったのは楽しみにしてるからと思って」
「チョコは食べれない事はないんだけど、ほとんど食べないしちょっと苦手なの~」
「あたしは食べれるけど、自分で買って食べるほどじゃないわ」
「そうか、それじゃ仕方がないから家で食べるね」
文乃が残念そうな顔をしてるが
「自分で買ったりして食べないだけで、受け取らないとはいってないわよ」
またテンプレ的なツンデレをだす。
「ほうほう、温海さんがそういうならば渡しますか」
「文乃も渡すとき素直になりった方がいいわよ」
「そうだね、温海。夕はまた後日何か買っておくね」
文乃が渡したチョコは結構いいチョコで、高校生が買うには高い物だ。
チョコは食べないものの、父がギフトを贈るので選ぶとき一緒に見てそれで覚えた。
「文乃、これ高級チョコじゃない」
「さすが、温海さん、わかりますか」
「高校生が買うには高いし、しかもなかなか買えないでしょ」
「お嬢様の温海とその彼女の夕に、いい物をあげた方がいいと思ってかなり無理したんだ」
文乃ってこういう所があるから好き。
「まったく、文乃たら。あたし達の為に無理する事はないわよ」
後ろを向くが本当はかなり嬉しくて赤くなってる。
夕もそれをみてニコニコ笑ってる。
「せっかくもらったから、食べるわね」
わたしは包みを開けるが、このブランドのトリュフは有名。
詳しい事はわからないが、父もギフトとして贈るぐらいだからいい物なんだろう。
1つ食べてみるが、さほど甘くなるほどよくカカオのビター感があって口のなかですぐ融けて美味しい。
高いチョコレートってこんなに美味しんだ。
「初めて食べたけど、すごい美味しい」
「そうなんだ、ギフト用だからわたしはまだ食べてないんだ」
というと、文乃も1つ食べる。
「味がよくわからないわたしでも、これはおいしいとわかるよ。お値段がいいだけあるね」
「文乃ちゃんが食べるなら~わたしも食べたいかも~」
そういうと1つ手に取るが、すぐに食べない。
「夕、すぐ食べないと融けるわよ?」
「うん、わかってるけど、温海ちゃん口あげて」
「なによ」
そういいながらも口を開けると、夕がもっていたトリュフをあたしの口に入れたと思ったら
そのまま口づけをして口に入れたチョコを自分の口にへ入れた。
「!!!!!!」
わたしは驚いて何もできず、文乃も
「夕さん、大胆過ぎてますよ。これはわたしには刺激が強すぎる」
っと珍しく顔を真っ赤にして恥ずかしがってる。
「うん、確かに~これはおしいね~。これならわたしも食べれそう」
っと夕は平然としてるけど、夕は以前から変に大胆というか…エロすぎるのよ!
「ゆ、夕!なにするのよ!」
「え~、温海ちゃんが喜ぶと思ってしたんだよ~、嫌だった?」
「い、嫌じゃなりませんが、文乃が見てるので…」
何故か話し方が丁寧になる。
「見てなかったらいいんだね~」
「そ、そういう…事です…」
否定できない自分が悲しい。
「い、いくらわたし達しかいないからって、ち、ちょっと大胆過ぎると思うんだ。前みたく見られたらこまるでしょ」
「そ、そうよ、夕、今度やる時はが人がいない所でやりなさい!文乃に見られるのはまだいいけど…」
ああ、あたしない言ってるんのよ!
「うん、そうするね。あ~そうだ、文乃ちゃんも見てるだけじゃ寂しいから、してあげるよ?」
「わたしはいいよ。ファーストキスになっちゃうし」
「そうなんだ~、意外と文乃ちゃんは奥手なんだ~」
夕が進みすぎてりだけと思うけど。
「夕がファーストキスならいいかも」
「なっ!?」
あたしは思わず声が出える。
「あれ、温海さん嫉妬ですか?大丈夫、取りませんから」
「あ、当たり前でしょ、夕はあたしのだからね」
そういって、夕をあたしの方に寄せる。
「温海ちゃんって独占欲つよいからね~。そうだ、替わりに温海ちゃんと文乃ちゃんがキスすればいいんだよ~」
「 !!!」」
さすがにこれは文乃も驚くが、文乃がなんかもじもじしてるけど…。
「夕さんがしても構わないというなら…」
文乃までその気になってる!
「温海ちゃん、文乃ちゃんがその気になってるからしてあげて」
「温海、お願い…」
2人ともどうしたの?このトリュフにアルコールでも入ってたの?
いや、そんなことない、あたしは料理に入ってるアルコールでも判るぐらい敏感なんだから。
入ってたらそもそも食べないし…。
もっとも、夕は食べたてないのにあんなことしたけど…。
「わかったわよ、すればいいでしょ!文乃、どこにする?口?頬?おでこ?」
「せっかくだから…口でお願い…」
「文乃がそういうならば…」
文乃と見つめ合ったあと、そのまま唇を文乃の唇につける。
「!!!!!」
文乃は驚いているが、多分、おでこにでおすると思ったのだろうが。
「あ、あ、あ、あ、あ、温海さん!?」
流石の文乃もこれには驚いているが、指で唇に触れて赤くなっているが…やりすぎたかも。
「ふ、文乃が自分で口って言ったんだから、口にしたのよ」
「い、言ったけど…本当にするなんて思わないよ…。でも、温海がファーストキスでよかったかも…」
え?文乃さん、何をいってるのですか?
「文乃、何時もの冗談だよね?」
「…」
文乃さん、お願いですから何か言ってください、私が気まずいです。
「あらあら~、文乃ちゃんまで温海ちゃんを好きになっちゃたの?本妻はわたしだから~文乃ちゃんは愛人だよ~」
「…うん」
夕さん、愛人は認めるのですか?
そして文乃さんも愛人でいいのですか?
「もう、2人ともなに言ってるの!そろそろ帰るわよ」
「そ、そうだね…」
文乃はまだ唇の感触を確かめてるけど…いろんな意味で大丈夫かな。
しかし、他に誰もいないからってなにしてるんだろう。
多分、誰にも見られてないと思うけど、文乃に見られた件もあるし…ってまたネガティブになっちゃうからやめやめ。
いつもは文乃を真ん中にしてあるくが、今日は夕と文乃は別に歩く。
なんか夕に話したい事があるって事だけどなんだろう。
まさか文乃と夕があたしを取り合って修羅場!?…ってそんなことないよね。
「温海の唇って柔らかったし、いい匂いがした…」
「でしょでしょ~、柔らかいけど、いい感じに弾力があるよね~。あと、いいシャンプー使ってるからいい香りがするよね」
「でも、夕はわたしとキスした事はいいの?」
「構わないよ~。実はわたし、こう見えても独占欲が強いんだ~。他の人だったらキスどころか手を握るのもゆるさないよ~。でも、文乃ちゃんはわたしも好きだし~温海ちゃんも好きだから~許せるんだ~」
「へー、意外だね。そういえば、あの時も温海を貸してあげるって言ったけど…」
「ああ、あれも~本当だよ~。文乃ちゃんがいいなら~貸してあげる~。温海ちゃんを堪能して~」
「ははは、それはまた考えておけど、キス以外はわたしには早いかも…」
「温海ちゃんってあんな感じだけど、かなり積極的だから~」
「へー、そうなんだ…」
2人が何か話してるけどなんだろう。
あたしの名前が聞こえたから、あたしの事かな。
文乃の顔からして喧嘩じゃないけど…なんか知らない方がいい気がする。
それにそてもあたしはバレンタインのチョコは贈ってなけど、文乃にはまた別の物を贈った気がするけどけど大丈夫だよね?
お読みいただきありがとうございます。
2023年2月14日に3時間ほどでやっつけで書いた話です。
話しとしてはかなり手を抜いてる所がありますが、3人の話の中で最も未来の話になっております。
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@shiizu17