役職は「スナイパー」
俺はいま結構緊張している。なぜなら、周りからの視線がやけにすごいのだ。確かにこの世界だと不自然かもしれない。だってオリンピックの服のまま来ているのだから。特にギルドだと周りの人は皆自分の安全を守れるようにちゃんと武装している。それに対して俺だ。こちとら射撃だぞ、剣道とかじゃないんだぞ、よっぽどのことがない限りけがをすることはないじゃないか。あ、これは死んだ奴が言う言葉じゃないな。まあそれは置いといてどうしよう、まだ役職を図った記録はできていないからこっから逃げようと思ってもその間に記録が出来たらどうしよう。
「あの~」
ん?顔をあげるとさっきのエルフみたいな(そうだと信じる)受付の女性がいた。
「あっ!はい!」
やっべ、びっくりしすぎて声が裏返ってしまった。
「さっきからずっと声をかけているのにどうしたんですか?」
「ああ、さっきからずっと周りからの視線が・・・」
「なるほど、それなら大丈夫ですよ。皆さん新人さんの役職の結果が知りたいだけですから」
「あぁそういうことか。てか貴女がここに来たということは・・・」
「はいっ!しっかりと役職が出てますよ」
良かった~、俺この世界から見たら異世界人だからエラーとか出たらどうしようかと思ってたんだよね。
「で、俺の役職は何ですか?」
「はい、マコトさんの役職は・・・・スナイパーです」
おぉ、ん?俺名前教えたっけ?ま、いっか。
「おぉ、これまた珍しい役職を引きましたね、マコトさん」
「そうなの?」
って、こっそり盗み聞ぎするな、ルリ
「はいっ、スナイパーは主にスナイパーライフルに自分の魔力を入れてそれを弾として打ちます。魔力によって当たった時の効果やダメージ量、大きさも違います。入れる魔力の量でもそれを変えることができます。そしてスナイパーの最大のメリットがどんな魔力や魔力量でも飛距離が無限だということです。もちろんデメリットもあります、それは、当てるのがすごく難しいのです。歴代の中でもスナイパーという役職になった人が少なくそれだけでも情報量が少ないのに誰も上手いこと弾を当てることができなかったそうです。なので、今ではどの役職よりも難しい役職とされています。逆にこれを極めれば最強ですね」
受付のエルフさん、説明ありがとうございます。
「なるほど、ちなみにそのスナイパーライフルはどこにあるの?」
「それなら、出てこい出てこいって念じてみてください」
え?そんなんで出るんだ。じゃあさっそく、出てこい出てこい出てこい出てこい出てこい
「うわっ、出た。結構「ドン」って感じで出るんですね」
「は、はい。そ、そ、そうですね」
「違いますよ、マコトさん。普通なら上から少しずつ出したり、粒子が集まって武器になったりとかっこいいんですよ」
ルリ~、それは言ってほしくなかったな。(エルフさんの反応でうすうす気づいてはいたけど)
「では、試し打ちしてみます?」
「はい」
どうやらギルドの裏庭は役職別練習場らしい。ほかの役職は少しぼろくなってるけど、いないせいで使われないのかスナイパーの練習場はすごくきれいだった。
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