すご〜い魔物、登場
ふっふーを倒したユウタが、リュウマに話しかける。
「ちょっと休もうよ。」
リュウマも「そうだな」と賛成し、2人は休むことになった。
休んでいる時、ユウタとリュウマは誰かの「キャー」という叫び声を聞いた。
ユウタとリュウマはその方向に向かって走り出す。
「どうなっているんだ?」
たどり着いた先には、男の子と女性だけがいた。ただ、女性の持っているバッグはバラバラに刻まれていた。この状況だけ見て、ユウタとリュウマは理解することが出来なかった。
「どうしたんですか?」
と、ユウタが尋ねる。
「この人がバッグをバラバラにしたの。助けて!」
女性が答えると、男の子がうなずいて、
「そうだよ。僕がやったのさ。」
と、言ってきた。
「くっそー。コイツ、魔物か!」ユウタが言う。
「そうみたいだな。」リュウマも言う。
「絶対倒さないと!」
「こっち!」
ユウタは女性を保護し、遠くに避難させていた。その間にリュウマは魔物と戦い、戦力を見極める作戦だ。
「ここなら大丈夫だろう。」
ユウタは魔物から少し離れたところで、女性と別れようとしていた。
「あとは自分で逃げてください。」
と言い、ユウタが歩き出したとき、 ボン!!! という音がした。
ユウタが振り返ると、そこには、女性のバッグが爆発している姿があった。
「何⁉︎」
「どうされました?」
ユウタは女性に聞く。すると、女性はバッグが突然爆発したと言う。
「くっそー。これも魔物の仕業か!」
ユウタはリュウマと魔物の元へ戻る。
ユウタは爆発のことをリュウマに話し、リュウマは魔物の弱点は背が低いことをユウタに話すと、魔物の方を向く。
「名前は何だ!」
「ない」と、魔物は答える。すると、ユウタは、
「バラバラとボン!で、お前の名前はバラボンだ!」
と、勝手に魔物に名前をつける。
ユウタは叫ぶ。
「バラボン! お前は絶対倒す!」
アイヤン村まであと38km。