表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10歳で勇者になった男。  作者: ごーちゃん
魔物との戦い1
3/23

ふっふー

 「えいっ」

 ユウタは勇敢にもふっふーに立ち向かう。が、ユウタも蹴り飛ばされてしまう。

 「くっそー。どうすれば…」

 ユウタは考えを張り巡らさせる。すると、1つの考えが浮かびあがった。ユウタは早速、実行することにした。


 「くらえ!」

 ユウタはふっふーの足に飛びつき、足を剣でぐさりと刺した。すかさず、ふっふーは足を縦横無尽に動かし、ユウタを落とそうとする。だが、そのくらいではユウタはやられない。ユウタは足に刺した剣にしがみつき、振り落とされないようにした。

 このような戦いが何分か続いた。

 次第にふっふーの体力がなくなることで、この戦いは決着した。ユウタは足を動かすことを止めたふっふーの体を登っていき、ついに胸にその剣を刺したのだ!

 「ぐわぁぁぁ」ふっふーは叫び、次第に消滅しようとしていたとき、リュウマが現れた。

 「コイツは、前の魔王だ。今は隠居生活を送っているはずだが、何故ここに?」

 「えっ? そうなの?」ユウタは聞き返す。

 「そうだ。私は前の魔王だ。あとは頼んだぞ、リュウマ」ふっふーはそう言いながら消滅した。

 ユウタは何かが引っかかったが、まあいいかと思い、先を目指すことにした。


 ユウタは笑っていた。

 「ふっふっふ ふっふー ふっふっふ ふっふー」

 「どうした、ユウタ?」

 「いや、魔王ふっふーって何か変だと思って。」

 「そうか? 魔王ふっふーって普通だろ。」

 「普通じゃないし。」

 「何だと⁉︎」

 2人は睨みあった。


 しばらく睨みあっていたが、このケンカ(?)は、リュウマの言葉により終結した。

 「こんなことをやっていても何も意味はない。その話は後でいいだろう。先を目指すぞ。」

 ユウタは何かが悔しいような気がしたが、リュウマについていった。

 しかし、ユウタはこの間も「ふっふーって変な名前だな」と思い続けていた。

 このことが、後に2人の運命を変えるのだとは知らずに。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ