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34.Begins.道連れ

ガタゴトと2匹の狼が引く馬車に乗せられて、ケイは森を進んでいた。

馬車、というか、狼が引くので狼車という方が正しいだろうが・・・まあ、どうでもいいか。

『いつでも来い』

里を出る時、ジェイドにそう言われた。

それがなぜだかたまらなく嬉しくて、ふと思い出してはニヤけてしまう。

日本で友達が居なかったわけじゃないのに、なぜこんなに嬉しいんだろう。

異世界初の人型の友達だからだろうか? ・・・スライムは友達っていうか、戦友とか仲間だから。

膝に乗って眠るスライムを撫でながら、ケイは幌の隙間から空を見た。

明るい空には軽い雲が浮かんでいる。

里の中とはまた違う森の空気をひどく懐かしくて、ケイはブレンド茶に手を伸ばした。

ガコンと馬車が揺れて、伸ばした手が止まる。蓋を開けていたらこぼれていたところだ。危なかった。

鋪装のない獣道な上、スプリングやサスペンションもついてない簡易な馬車なのでかなり乗り心地が悪いが、本来は貨物用とのことなので仕方ないだろう。

雨が降る前に森を抜けて街道に出るため、ケイ達は半日以上休みなしで走っていた。

元の世界の車ほどではないが、速度もそれなりに出ている。このままいけば、2、3日で街に続く街道に出られるだろう。

「馬車酔いはもう大丈夫かー?」

そんな荷台に乗せられたケイは、御者台から聞こえた元気な声に返事をした。

「ああ、もう大丈夫そう。トルマさん、薬ありがとう」

カラカラと笑うトルマに笑い返して、膝の上のスライムを撫でる。

 ・・・暇だ。

揺れの激しい馬車の中では頭を打つので寝ることもできない。

やれることと言ったら御者のトルマと話したり、スライムを撫でて地図を見るくらいだ。


里のすぐ近くの村までジェイドに案内してもらい、トルマと出会った。

彼は人とエルフの仲介や運送を手広くやってるそうで、森を出るまでの道案内を買って出てくれた。

隠れ里のことも知っていて『枝』もやってるらしく、何かあったら彼に連絡すればジェイド達につながるそうだ。

エルフの里とのつながりが太くて、少し安心した。


…正直、怖い。

海外どころか、友達と携帯のナビがなければ近所にすら道に迷うので出かけられなかった自分だ。

世界を救うなんて、国を股にかけた旅なんて正直恐ろしくて不安でたまらない。

だけど、今はスライムがいる。

いざって時には、遠いけど頼れる仲間がいる。

きっと大丈夫。


ケイはまるで親から離れる子供のような気分で、高速で流れていく森を眺めた。

いくら森の地理に慣れているとは言っても、馬車で半日進んでしまうと、もうここがどこだかわからない。


ふと暗い気持ちになった時にまた明るい声が聞こえた。

「ジェイドの薬はよく効くからな。 あいつは世界一の薬師だ!!」

「あ、これジェイドのなんだ・・・」

トルマから貰った酔い止めの効果に驚いたが、ジェイドの手製と聞けば納得だ。

馬車の振動で床板を転がって行く酔い止めの丸薬が入った瓶を掴んで、カバンに入れる。

薬を飲んですぐに、気持ち悪さと吐き気は何処かへ行ってしまった。

車酔いでダウンしていた半日がバカみたいだ。薬があるならもっと早く声をかければよかったなと思う。


「なあ、トルマさん、本当に雨降るのか? すげえ天気いいけど。」

「もう雨季だからな!! いつ降り出してもおかしくないぞー!!」

そう言って、何が楽しいのか、また笑う。


「赤の季節の前に降る雨か・・・。 

 赤の季節って確か、夏みたいなもんだったよな。ってことは梅雨か?」


ポツリと独り言を呟いて、ケイはスライムを起こさない様に慎重に手を伸ばして、カバンから地図を取り出した。

森を抜けるのはまだ時間がかかる。暇つぶしがてら読むことにしよう。


この地図は里を出る前にラファエルからもらったものだ。

世界地図らしいが、その紙片は3/2以上が空欄になっている。それも見えるのはほとんどが森だけだ。

映し出されているところがラファエルが今見通せる限界らしい。つまり、半分以上、見えてないってことだ。

「本当、これで神とか笑える・・・」

自重気味に小さく笑って、ラファエルから受けた説明を思い出す。

空欄の中、紫に光るマーカーが石碑で、緑がケイの現在地だという。

「GPS付きって考えたらそれだけで高性能だけど・・・

 ほぼ白紙なんだよなぁ・・・」

地図の中央に森があり、左側がレガラシア、右がヴァスクと聞いている。今ケイが向かってるのは、ヴァスクだ。

エルフの隠れ里はヴァスク寄りにあるのでレガラシアに行くにはこの道中の倍近くかかると考えてケイは思わず頭を搔いた。

ヴァスクのルワンダに行くのは街道に出て徒歩で1ヶ月、馬車で半月かかる。

トルマに送ってもらえるのは森を抜けて街に続く街道まで。かなりスピードを出してるから、そう時間はかからないだろうけど。


未来の王女様を救うミッションまでもう2ヶ月を切ってるので少し焦りがある。

今のところラファエルに急かされてないからまあ、大丈夫だろう。・・・確証はないが。

がたんと馬車が大きく揺れて、ケイは思わず目を閉じた。膝でスライムが跳ねる。

「あー。移動距離を考えたら馬車欲しいけど…

 ずっとこんな調子なら、いい馬車が欲しいな・・・」

現在地を示す緑のマーカーのすぐ近くに紫のマーカーがあるのを見つけて、ケイはすかさずトルマに声を掛けた。

「トルマさん、もう少し行ったところで止まってください!!」

「んーーー? 森を抜けるのはまだまだ先だぞ?」

「抜ける前にやることがあって!!」

「そうか!! わかった!!」

風が強いので大きな声を出した。もぞりとスライムが動いて、眠そうな赤い目と視線が重なる。

起こしてしまった。少し申し訳ない気持ちになったけど、そろそろ仕事。

1時間もすれば石碑の近くに出るだろう。そうしたら2個目の結界張りの時間だ。

ケイは固まった体をほぐす為に伸びをした。










「こんな歩くの久々だなー。」

地図を見ながら方角を確かめつつ、ケイは歩いていた。

もう馬車では入れないほど木が密集している。

ケイとスライムはあれから1時間ほど進んだあたりで馬車から降りて、獣道ですらない山道を歩いていた。

「馬車なー。欲しいけどなー。」

ボソボソと独り言を言うケイ。地図のおかげで方角はわかるけど、拡大ができないのであとどのくらいの距離なのか把握できない。

ちょっぴり寂しさと不安が募っていた。

「スライム、周りの魔物は?」

《イマノトコロ、イナイヨ》

「そっか」

気分転換もできないらしい。

シリカからもらった腰ベルトに引っ掛けた剣に触れて、ため息をつく。

歩くしかできないのがなんとも歯痒い。


30分ほど木の根をかき分けて進んだところで、少し休憩。

《ケイ、オナカスイタ》

「まだ昼飯食ってからそんな経ってないぞ?」

《サンジカンモ、タッタノ!!》

「草でも食っとけよ…」

《ブーー!!》

「…しかたないなぁ」

文句を言うスライムにカンディアからもらったおやつを差し出す。

カバンにおやつがあるのがわかっていたからスライムも引く気もなかったようだ。

途端に機嫌の良くなったスライムとさらに歩を進めた。



それからしばらく、ようやくケイとスライムは草と木に囲まれた石碑をみつけた。


「お、あれかな」

《・・・キタナイネ》


草とツルに覆われた石碑は、あまり神の石に見えないくらいには汚かった。

この距離だと、帰る頃には夕暮れになりそうだ。

そうゆっくりできないだろうな

・・・そう考えながらケイは空を見る。

生い茂った木で見辛いが少し曇り始めた。重たい雲だ。


「そうだな・・・。 まずは掃除するか?」

《ウン》

スライムが風魔法で適当に落ち葉を退ける傍ら、ケイは絡まったツタや伸びてきている枝を剣や手で折って、その辺に捨てる。

最後に水魔法で石碑本体の汚れを落として、ブレンド茶で一息ついた後、ケイはようやく本来の仕事に取りかかった。


「えっと、ふう・・・ 《結界生成》」

石碑のそばでケイは手を伸ばして呟いた。

1回目はラファエルを呼んだけど、これから結界張りはケイの仕事だ。やり方は大体教わったのでわかっている。

もう、スライムから魔力を吸い取ったりもしない。

呪文を唱えて現れたタクトで、ケイは魔力を注ぎながら、線を作ってガイドをする金の粒子を追いかけた。

間違えない様に慎重に、ゆっくりと魔法陣を描いて行く。

今書いてる文字の意味はわからないが、お絵かきしてるみたいでなんだかたのしい。

「よし。 これで、魔力を注いで・・・終わりだ。」

最後にぐるりと囲んでから魔法陣全体に魔力を注ぐ。

キン、と甲高い音がした後、ふわりと魔法陣が解ける様にして消え、結界が完成した。


「よーし、ミッションクリアだ。帰るぞー」

《モウ? モウスコシ、ヤスミタイ》

ブーブーと文句を垂れるスライムをカバンに乗せて、ケイはため息をついた。

「俺だって休みたいけど、トルマさん待たせてるし。どうせ馬車で休めるだろ」

《ブー!! ケイのアンポンタン!!》

「そんな言葉、どこで覚えてくるんだ」

苦笑いしながら、ケイは元の道を引き返した。












「お待たせしましたー」

行きより早足で来た道を引き返し、藪をかき分けてケイとスライムは顔を出す。

狼を撫でていたトルマと目があった。

「おー!!おかえり!! 遅かったな!」

「待たせてごめんなさい。 これでもう街道まで真っ直ぐ向かってもらって大丈夫です!」

狼に水をやっていたのだろう。皿を片付けてトルマは空を見上げた。

ケイも空を見る。さっきよりもどんよりとした空だった。

「…もう雨が降り出しそうだ。すぐに行けるか?」

「あ、はい!!」

慌てて馬車に乗り込むケイとスライム。

しばらくすると馬車は動き出した。

たまに石を踏んで馬車が大きく揺れるのでケイは荷台の中央に座って服をバタバタと動かして風を送る。

石碑が思ったより遠かったから急ぎめで走ってきて、汗もかいてる。

「あっちー。 湿度が出てきたから、気温が低くても不快だな。そろそろ雨、か。」

「何してたか知らんが、お疲れ様だ!!」

トルマの湿度も吹き飛ぶような豪快な笑い声にケイも笑い返して、ブレンド茶で一息つく。 ・・・やべ、こぼした。


森の石碑は5つ。

エルフの隠れ里に1つと今のところと合わせて2つは終わったので森の結界は残り3つだ。

地図を見ると進行方向にはもう紫のマーカーがない。

2つ目の結界のおかげで見える範囲が少し広くなったのに感心しつつ、ケイは次の目的地であろう空白にある紫のマーカーを指先で撫でた。

「んー。ヴァスクはこっちか。 レガラシア方面に行く時に立ち寄れそうなのが2つだな。・・・もう一個は少し離れてるけど・・・まあ、また今度考えよう」

ラファエルが言うにはヴァスクには3つ、レガラシアに4つだ。

地図はほとんど空白で、今のところ、どこにあるのか見当もつかない。

が、面倒なのでそれも街に着いてから考えよう。

まだ街道までしばらくかかるだろう。少し眠ろうか。

そんなことを考えながら、振動で頭を打っても痛くなさそうな荷物を探して、動かす。

《ナニシテルノ?》

「少し寝ようと思って・・・」

再度、スライムを膝に乗せて、ケイは麻袋に入った荷物に寄りかかった。






✳︎





「ついたぞー!!」

小雨がパラパラと降る中、ケイとスライムは馬車から降りた。

道中、降ったり止んだりしていたが、例年通りならここからしばらくは止まない雨になるそうだ。

「ありがとうございます、トルマさん。」

「ジェイドの紹介だからな!! いいってことよ!!」

「帰り道、雨ですけど大丈夫ですか?」

「いつものことよ!! 大丈夫だ、心配するな!!」

豪快に肩を叩かれて、ケイはよろけた。

「お前たちもありがとうな」

そう言って、ケイはしゃがんで干し肉を取り出す。

目を輝かせたスライムを押し退けて、二つに割ったそれを2匹の狼にやる。

おとなしい2匹の狼はケイの手から素直に受け取って、はぐはぐと肉を食べた。

すぐに食べ切って舌なめずりをする2匹にスライムが恨みがましい目を向けたが、ケイが怒るとすぐに引いた。

2匹はナイトドックとマハウルフの混血で、家畜と同じ部類らしい。

初めはその大きさや牙とか目つきとか怖かったけど、慣れれば案外かわいいものだ。ジェイドと一緒だな。

この数日馬車を引いてくれていた狼の毛並みを撫で、「ありがとう」と、もう一度呟いた。

帰りの雨で風邪をひかないといいけど。

ひとしきり撫でた後、ケイはようやく立ち上がる。

無理を言って急いでもらったのだ。あまりゆっくりもしてられない。

「じゃ、そろそろ行きます」

「おう!! 達者でな!!」

笑顔で手を振るトルマに別れを告げて、ケイはフードを被った。



雨が降る街道を、ケイとスライムは歩き出す。

なんだかんだ周りが騒がしかったから、1人と1匹になると途端に手持ち無沙汰になった。

目的地もわからないような草原を抜けてきたとはいえ、もう一度あれをやれと言われたらケイは裸足で逃げ出すだろう。

なんならこの地平線の先にある街さえ、この雨では途方もない道のりに思えてくる。

「街道に出たら半月か。こんなに歩くのも久々だもんな・・・」

呟いて、ケイは雨避けのためにローブの中にいるスライムを見た。

スライムには、魔力の節約の為に、緊急時と作戦会議以外は念話禁止と伝えてあるので、今日は静かだ。

・・・よく見たら寝てる。ずるいなぁ。

「・・・乗り物欲しいな」

街に着いたら馬車はだめでも、馬でも買おうか。

いや、さっきの様子を見ていたら、狼もいいと思う。毛皮も暖かそうだし野宿の夜には最高だろう。

そう思いながら雨の中、濡れて重く感じるローブを引きずるようにケイは歩いた。

目的があるのは良いことだが、これは果たして乗り越えられるのだろうか。

乗り越えられない目標は本当に目標と言えるのだろうか。

「考えたって仕方ないよな」

そう思うけど、止まらない。

…長は大丈夫だろうか。


この心配は、余計なものだろうか。

「1人は嫌だな」

考えるのは嫌いなのに、止まらない。










もう2日目からはスライムもダンマリに飽きてしまって、ひたすらしゃべりかけてきた。内容はくだらない話のリピートだ。

カンディアのご飯がまた食べたいとか、夜に読む本の内容とか。


考えを邪魔され、いや。考えなくて済むのはいい。

考えて変わるのならいくらでも考えるけど、今回はそうじゃない。

そうじゃ、ないから。


幸い、街道には魔物が少ないのもあってケイとスライムはおしゃべりしながら歩いた。

スライムには《ムリシテ、ワラワナイデ》と言われたけど、笑ってないとやってられなかった。

馬車はうまく休めず、雨の中歩き通しで疲れてるし、なによりメンタルだって元々よろしくない。


歩き始めて5日目。

ずっと降り続いていた雨がようやく上がった。

久しぶりの焚き火にぐっしょりと濡れたローブをあてて乾かして、冷え切った体を休めたけれど、次の日も雨だったのであまり意味はなさそうだ。

「さすが梅雨。いや、雨季か。」

《アメ、ウンザリダネ》

「そうだな」


たまにマハウルフやナイトドッグ、ゴブリンが襲ってきたけど、ジェイドの動きを見た後じゃ、敵じゃなかった。


13日目にルワンダに着いた。

なるべく早くつけるよう、速足を心がけていたからか、予定より早い到着に喜ぶのも束の間。


「まじすか…」

「すまんな、いくらおとなしくても規則なんだ」


ヴァスクの最西南で目的の街・ルワンダに着いたのはいいものの、スライムだけ入国規制を受けていた。

持ち物チェックのために詰所のカウンターに置いたカバンを受け取って、ケイは項垂れる。

魔物は使役獣以外の入国は認められていないらしい。

期限は1ヶ月を切った。そろそろ宿でゆっくり休みたかったしラファエルとも作戦会議がしたかった。

「なぁ、使役獣って、どうしたらなれるんだ?」

「あんた、なんも知らないのか? もしかして森育ちか?」

「そうみたい」

『森で育ったと言えば無駄な詮索はないだろう』と、ジェイドに言われていたので、衛兵の言葉にケイは肯定する。

森育ち、というのは戦争孤児みたいな扱いだ。

異世界から来たというのを黙っていた方がいいのはケイにもわかっている。

森にはエルフもいるが、捨て子や難民も多いのだ。


「テイミングってスキルを使って、行動に制限をかけた魔獣や獣が使役獣って呼ばれる。そいつら以外の魔物が街に入ると抹殺対象になる。

 …森育ちならどうせまだ身分証もないんだろ?身分証があれば通行税も安くなる。ギルドで作れるぞ。」

カラカラと男が笑った。なんとなくトルマを思い出す。

「テイミングか…。 スキルってどう覚えるんだ?」

「魔術教本とか読むんじゃないか?

 すまんな、俺は魔法はつかえないんだ。あとはギルドで聞いてくれ」

「わかった。ありがとう」

お礼を言って、ケイは考えた。

どちらにしろ、スライムが入れないのならどうにかしてそのスキルを覚えるしかないだろう。身分証も最低限欲しいな。

「で、どうすんだ?」

唸って、ケイはもう一度スライムを撫でる。

こちらを睨んでくるスライムに苦笑いをしつつ衛兵に頼んだ。

「説得して、外で待ってくれるように言うよ。

 …その間、こいつのこと預かっててもらえないか?

 外に放置は可哀想だし、人懐っこいだけで危害はないから。

「本当は預かったりしないが…無害そうだし、2.3日ならいいぞ」

「ありがとう」


カウンターから離れて、ケイはスライムを撫でる

「スライム、お前は街に入れないんだって。入れるようにしてくるから少し待っててくれるか?」

《ヤダ》

「じゃあここでお別れする?」

《ナンデイジワルスルノ》

「意地悪じゃなくて、規則なんだ」

《スコシッテ?》

「2.3日中には迎えにくるよ」

《ナガイ!スコシジャナイ!》

喚いて暴れるスライムを宥めて、ケイはため息をついた。

これは長くなりそうだ。




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