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第4話 詩音と初撃破

最初の撃破がまさかの……?

そんなこんなで

ダンジョン解放当日



【ダンジョン状況】

評判 なし 難易度 0

ダンジョンコアLV.1


【マンティス】LV.1 10体

【呪木】LV.1 3体

マナ残量23




「どこらへんにダンジョンを置くのですか?主君」



「とりあえず大国から少し離れた所に村があるんだ。村って言っても小ギルドがあるくらいの結構大きな村なんだ。そこの近くの少し深い森にしようと思っている」



「何故ですか?」



まるで品定めをしているような眼で見てきた



「俺はダンジョンマスターだ。やはり人を殺す事になるのは必須なはずだ。だから覚悟をしめす意味でも冒険者を相手にしようと此処に決めた。俺は命を投げ出す程の狂人者じゃないからな、大国の近くに置く気は無い」



大国の近くに置くと、ダンジョンを見つけ次第軍を導入するらしいからな


しかしギルドは国とは違い

初期ダンジョンを見つけ次第に初心者の冒険者を促し

ダンジョン潰し&冒険者の経験上げの役割をするらしい



いきなり軍隊を相手にするくらいなら、冒険者を相手にした方がまだ助かる確率が上がるからな



どっちみち

倒せば倒す程、噂は広まるんだ。

やられるまでは最後までやり通す



「ふふ、流石は私の主君です」



俺はダンジョンコアを操作した世界には5つの国がある

アルトュリア王国

エストハイム宗教国

ルラティア皇国

エルビリオン帝国

倭国




   ル     エ




      ア


        ○


   エ     倭




俺はアルトュリア王国と倭国の間の村の近くの森にダンジョンを置いた。




すると微かな揺れが起きたがそれだけだった



「……ここからが本番だな」



俺は右手に何かが触れた



「大丈夫ですよ?私がいます。」



アリスは俺の手を握ってくれたみたいだった



「……今だけで良い、こうしていてくれると助かる」



「今だけじゃなくてずっとでも良いのですよ?」



「……今だけだ」



「ふふ、可愛い反応ですね」



アリスがからかってくれたのか分からないが肩の力が抜けた気がする




ビービービー



「!!?」



「来ましたね……」




「これは……!」



「まさか……!」






「「鹿?」」



ダンジョンコアのモニター画面では、ダンジョンの入口近くでキョロキョロしている牡鹿が映っていた



「ステータス確認」



-承認-


______________

【牡鹿】LV.2

種族 動物

性別 雄

【能力値】

HP:40/40

MP:0/0

STR(筋力):15

VIT(耐久):20

INT(知力):5

MIN(精神):5

DEX(器用):5

AGI(敏捷):20

LUK(幸運):5

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「あっ!マンティスが後ろから切った」



「一発で絶命しましたね。牡鹿」



-牡鹿を撃破しました。

経験値30を手に入れました

3マナ手に入れました

ダンジョン一層にいる虫系モンスターに経験値配布

マンティス×10がLV.2に上がりました

アイテム【獣の皮】を手に入れました-



「マンティスって意外と強いのな…」



「素早さは下位虫系最高ですからね」



「なら動物に遅れを取ることは無い。

ダンジョンコア、動物にはアラームは鳴らないように出来るか?」



-マスターの疑問を断定認識

可能ですが承認しますか?

Yes/No-



「Yes、ついでにダンジョン内の状況と制作の画面を表してくれ」



-承認-



「ダンジョンを暗くする事って出来るか?」



-今のマナ残量ですと

暗闇照明(弱)25マナが

限界です。-



「どれくらいの暗さなんだ?」



-視力1.0の人が辛うじて50mを見渡せる位です。光魔法や松明を点けられると完全に見渡せられます。-



「無いよりはマシだな、それを頼む」



-承認-



26=1



俺はダンジョン状況でダンジョン内を見ると確かに暗くなっていた




「マンティスたち、いつも通りの配置についていて動物が来たらさっきのように片付けてくれて構わない。頑張ってくれ」



マンティスは頷いた?後

いつもの位置についた



「初撃破が鹿か、感慨深い物だな」



「そんな物ですよ」



俺は次に備えて様々な作戦を企てる事にした




"side 冒険者"



今日はレムル村のギルドに初めて行く日だ。




こんな僕でも役に立つだろうか?



「そんな緊張するなってファル、何も魔王に挑む訳でも無いんだ。気楽に行こうぜ?」



コイツは俺の親友ラルフだ。

少し楽観的だがいつも2人で

行動して来て此処までやってきた、今日は初めてギルドに依頼を受けに2人で来た



「さっ!行こうぜ」



「ああ!そうだな」




カランカラン



僕はギルドの扉を開けた



「ここが……ギルド」



中は休憩用のテーブルなのか

10個近くあった

その奥にはカウンターがあり

飲食の注文が出来るみたいだ

カウンターの隣には掲示板みたいなのがあり、どうやら掲示板はクエストを受ける為の物のようだ



「受付に行ってどうやってクエストを受けるのか聞いてこようぜ!」



俺は頷き、意気揚々としているラルフについて行った



「あら?見かけない子たちね、ギルドは初めて?」



「はい、僕ら2人とも初めてです。申し訳有りませんがギルドでクエストの受け方について教えて貰えませんか?」



「礼儀正しい子ね、良いわよ。隣にある掲示板から依頼書を取ってきて、自分たちに合うやつを見つけるの、私たち受付が認印を押してクエスト開始よ、後は依頼書通りにクエストをこなして討伐したモンスターの一部を持って来るなり、依頼先の人にサインを貰うなりして、ギルドに帰還する。そして受付に渡して依頼通りだったらクエスト終了、報酬を渡して終わり。

どう?ちょっと長くなったけど分かった?」



「はい、分かりやすい説明をありがとう御座いました」



「いえいえ、お安い御用よ」



俺は早速ラルフにどうするか聞こうとしたが



「あれ?ラルフ?」



僕はラルフを探した



「お~い!ファル~」



ラルフは隣の掲示板に一足早くたどり着いていて、クエストを選んでいたみたいだ



「なぁファル、これ受けてみないか?」



何々……薬草の採取、一定量の薬草を取ってきたら調合した回復薬を報酬として贈呈



「良いんじゃないか?僕達は新米の冒険者だ。自分たちの薬草も取れるしね」



「だろ?ならすぐ行こうぜ!」



こうして僕達は初めてのクエストは採取系をする事になった








しかし、まさか様々な油断が自分たちの命を落とす事になるなんて知る由も無かった……




「これくらいの量でいいかな?周りはもう薬草らしき物も見ないし……」



「お~い!ラルフ!」



ラルフはとても焦って居るのか急いでこちらに走ってきた



「どうしたラルフ、虫でも踏んだか?」



「馬鹿!そんなのじゃねぇよ!それよりこれをみろよ!?」



ラルフの手にあったのは黄金に光る花だった



「これは!?」



「さっき薬草を探してる途中にチカッと光ったのが見えたから、少し探し回ったんだ、そしたらこれを発見したんだよ!」



しかしこれは何という花何だろう?見たこと無いな



「意外と値打ち物かも知れないぜ?ギルドに戻ったら鑑定して貰おうぜ!」



そして僕らは、大体の量を積み終えたのでギルドに戻る事にした。



「おいファル、あれって洞窟か?」



ラルフが指差した方向には確かに洞窟らしき物があった


「休憩しようぜ?ファル、俺さっきの黄金花探すのに疲れたんだ。少しくらいなら良いだろ?」



「分かったよ、だけど本当に少しだけだよ?」



僕達は洞窟に入って行った



「少し暗いな…」



「おっ!ファル、少し行った所に木があるぜ。あそこで休もうぜ?」



「あっ!?おい!ラルフ!」



ラルフは余程疲れて居るのか

サッサと木に向かって歩いて行った



僕も早く追い付こうと思ったが



「痛っ……!」



何故か急に足の裏が痛くなったラルフと同じで僕も疲れて居るのかな?早くラルフと合流して足を休めて、ギルドに早く帰ろうかな



「ファル、おせぇぞ?」



「ラルフが早いんだよ」



僕はラルフと同じように木に背中を預ける感じで休んだ




しかし……




「なぁファル、俺やっぱり疲れてんのかな?全く体力が回復しないんだ」



「ラルフもそうなのか?僕も全然疲れが取れないんだ」



僕たちはここに来てから数十分が経っているが疲れは取れなかった



むしろ……



「ねぇラルフ、もう帰ろう。ここでモンスターが来たら……」


「……ファル、少し遅かったみたいだな」



僕たちの目の前には虫系モンスター【マンティス】がいた



「マンティス!?くっ……全快だったらまだ簡単とは行かないけど2人なら倒せるのに」



「ぐだぐだ言ってる暇があるなら、さっさと立って剣を抜くぞ!」





僕とラルフは同時に立ったが……



「?!……くっ」


「……うっ」



僕は目眩がして片膝をついてしまった



「大丈夫ラルフ!?」



「あぁ!それよりもモンスターを」ザシュ



喋っていたラルフが急に倒れた…………






僕の目の前で……







「ラルフ?………ラルフ!?」



僕は見た、ラルフの後ろにマンティスが鎌に血を着けている所を……



「あ、あぁ……」



僕は急に恐ろしく感じた。

普通のマンティスは一匹以上での群れる行動はしないはずだ。

だが現に此処に二匹いる



僕はある推測をした

ダンジョンを作り、その上モンスターを操って人間を殺す人物を




ダンジョンマスター




僕はその事を考えたと同時に目の前が赤く染まった……




"Said 詩音"



これで、良いんだ……



「主君……」



アリスはギュッと震えていた俺の手を握っていた



「大丈夫です主君、私が居ますだから……」



俺はアリスの手を握り返した



「……もう少しこのままで頼む」



俺はダンジョン状況の画面を消し、その場に両膝を付いた



「これがダンジョンマスターか……意外と堪えるな」



-戦士ファル・戦士ラルフの2人の冒険者を倒しました

経験値1480を手に入れました

296マナを手に入れました

アイテム

【鉄の剣】

【鉄の細剣】

【鉄の胸当て】×2

【黄金花】を手に入れました

ダンジョン全員に

経験値配布

詩音はLV.15に上がりました

アリスはLV.3に上がりました

【マンティス】×10がLV.13に上がりました

【呪木】×3がLV.11に

上がりました

ダンジョンコアがLV.7に

上がりました

中位のモンスターを召喚出来るようになりました。

称号を手に入れました-




全てのダンジョンマスターはこういうふうに感じるのでしょうか?


それとも無慈悲に見つめるのでしょうか?

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