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第1話 詩音とプロローグ

投稿を開始します。





俺は何故こんな物が存在するのか解らなかった


俺は何故こんな事をしなきゃ行けないのか解らなかった



俺は……何なんだ?




▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲






俺は眠りから覚めた


すると目の前はゴツゴツとした天井、眠っていたベッドは石で出来ているのかと聞きたいくらいの硬さ



俺は辺りを見渡した



「寂しい部屋?だな……」



俺が眠っていた部屋には、六畳位の広さに石の硬さのベッドと1人用の小さいテーブルだけだった



俺はベッドから起き上がり、辺りを見渡した



「出口が無い?……だけど空気はちゃんとあるみたいだな」


そして俺はテーブルの上に乗っかっている紙に気が付いた



「手紙っぽいな……」



______________

おめでとうございます!

アナタはダンジョンコアに

選ばれた様なので

このような形で挨拶を

させて頂きます。



アナタはこれから

ダンジョンマスターとなり

ガンガン魔物や動物

ましてや冒険者や英雄

さらには勇者などを殺して貰い世界の魔王になって頂きます



ですがダンジョンマスターは

アナタだけでは有りません


アナタのいる世界では、他にもダンジョンマスターは居ます。


敵は魔物や人物だけではなく、同業者も有り得ると言うことです。


しかし魔王はただ1人だけです



頑張って全ての者を蹴散らし、世界を統べる魔王になってください!



他の情報などは、

ダンジョンコアが

教えて下さるので私たちからの話しは以上です。



※この紙は読み終わると

燃え上がります。

同時に燃えた後は本に替わりますので、

十分にお気をつけ下さい

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



俺は紙を読み終えると同時に手から紙を離した


何となくそうしないと行けないと本能が察した気がした



すると床に落ちた紙は本当に燃え上がり、塵と化した



そして、燃え上がっていた場所には本がポツンと落ちていた



「質量保存とか全く意に返さないな……逆にビックリだよ」



俺は落ちていたその本を手に取り、パラパラと読み漁った



「植物から獣、さらには妖精に精霊、極み付けにドラゴンかよ、どういう事だよ……」



何かのゲーム?またはイタズラか?


それにしては手が込んでいるし、質量保存を無視するという大仰な事は

俺の世界の技術では出来ないと思うし……



…………俺の世界?



俺の世界ってなんだ?


俺は足元がフラついた



俺の生まれた場所が分からなかった


自分の名前や家族、友達、恋人や親戚


その全てが分からなかった



しかし、理系などの知識

くだらない豆知識など

人としては生きていけるような記憶はあった



だがそれだけだった



俺の寝る前の行動やここまでの経緯などは全く思い出す気配も無い



「俺はいったい……」



そんな風に考えに耽って居ると眼の視界にフワフワと浮かぶ

丸い球体が見えた



「これは何だ?」



俺は球体に手を触れた



-新規のダンジョンマスターと断定、知識のインストールを開始します-



「!?ぐぁっ……!!」




何が起こっているんだ、これは!?

このダンジョンで使うであろう様々な知識が、我先にとばかりに無理矢理に俺の脳に侵入して来た



「はぁはぁ、どうなっているんだ?」



だが、分かった事がある



俺はダンジョンマスターであること、ダンジョンコアを利用しダンジョンを製作するという事そして……






殺らなければ殺られるという事




・一週間後にはここのダンジョンは世界に解放されるという事



・この世界では、レベルというものが存在し、俺や魔物、ダンジョンコアにも存在するという事



・ダンジョンが解放される際に地図が表示され、好きな地形を拠点に選び、ダンジョンをその地形に埋め込まれる形で世界に解放される



・各地形には地形ボーナスと呼ばれるものがあるという事



・ダンジョンと外界は最低一つの入り口で繋げればならず、閉鎖的な空間にすれば、コアの能力は無効となる。

ただし扉で空間を区切る事は可能だと言う事



・コアにはマナというものが溜まり、そのマナを消費してあらゆるものを生み出すことが出来るという事



・マナの初期値は500であり、初期状態なら1時間に1マナずつ溜まって行くと言う事



・マナはダンジョン内に侵入してきた冒険者や野生の魔物を殺す事でも稼げるし、または不要となった魔物や設備をマナに還元することも出来ると言う事



・コアで生み出せる魔物やアイテムや罠などにはレベルがあり、コア自体のレベルが上がれば段々と生み出せるもののバリエーションが増えて行くと言う事



・コアのレベルを上げる方法は侵入者を殺すこと、それによりコアに経験値が入り、一定量を超えればレベルが上がるという事



・ダンジョン内の魔物が外的要因に殺されたら、1匹につき1の経験値が入るという事



・コアの機能を使えるのはダンジョンマスターと、マスターが『ダンジョン関係者登録』と『コア使用許可』を出した者だけという事



・『ダンジョン関係者登録』をされていない者がコアに触れた場合、コアの所有権はその者に移ってしまうという事



・『コア使用許可』は『ダンジョン関係者登録』をされた者にしか出す事ができないと言う事



・そして、コアの所有権が奪われた場合、一度ダンジョンマスターとなった者は、同じダンジョンコアではマスターになることが出来ないと言う事



大まかにはなったが大体の内容はこんな感じになっている



俺は整理するのに疲れたのでベッドに横になろうとした



「……硬い」



俺はベッドが硬い事を思い出しこんなベッドじゃ寝られないのでダンジョンコアを使うことにした



「触れば良いのか?」



俺はゆっくりとダンジョンコアに触れた、すると触れた場所からはギリギリ目視出来るような透明なパネルが現れた



「おぉ!何か画期的だな」



パネルには【ステータス】【マナ変換】【マナ返還】【ダンジョン状況】【召喚】【製作】などの項目が出て来た



俺は【マナ変換】の項目をタッチした



項目は変わり、【お金】【キッチン用品】【武器防具】【生活用品】【内装】【オブジェクト】【娯楽用品】【食品】など様々な種類が出て来た



俺は【内装】をタッチした



そこには膨大な種類の項目が出て来た



簡素なベッドから天蓋付き高級ベッドなど本当にそんな物があるのかと言う物まである



安い物は5マナで高いものは5000マナを超えると言う物まである



俺は安い順から探し、普通のベッドと言う20マナの物を選択しタッチした



次にこの部屋の地図配置であろう画面が出て来た



俺は試しに元々あったベッドの上のタッチしてみた



-タッチ場所には【石で出来たベッド】があります、これを【マナ返還】し【普通のベッド】を配置しますか?

返還マナ2

Yes/No-



「Yes…っと」



500=482



すると目の前にあったゴツゴツのベッドが一瞬にして、本当に普通すぎるベッドがあった



「何でもアリだな…」



俺はすぐにベッドに横になり

寝ようとした



「寝られない、さっきまで寝ていたからな……本でも読めば眠くなるだろ、疲れているし」



俺はベッドに横になりながら本を読んだ







この1日で俺のことが少し分かった




俺は本を読むのが異常に早いと言う事だ



3000ページがあったであろうこの本は既に1000ページは超えていた


後数時間もあれば読み終えるでるくらいのスピードだった




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