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化け物との恋愛生活物語   作者: 神月斗華
1/3

第1話「暗闇」

今回初めての投稿で、少し文章がおかしかったりするかもしれませんが、温かい目で見て頂けると幸いです。

改めてよろしくお願いいたします!


、、、、、、、暗い。

目を開けているのかという事さえも分からない。

真っ暗闇。一寸先は闇。

、、、ここはどこ?

、、、何があったの?

、、、私は、、、、。

この暗闇に来る前の記憶を必死に思い出す、、、。



?「はぁ、、、課題終わった~、、、ちょっと今回のは難しかったな、、、」


(あぁ、そうだ。

確かここに来る前は自分の家で学校の課題をしていたんだっけ。)


?「そろそろ夜ご飯の時間ね。お母さんを手伝いに行こうかな。」


一階のキッチンへ向かった私。

降りてキッチンへ行くとお母さんが鼻歌をしながら野菜を炒めていた。


?「お母さん。課題が終わったから何か手伝うことはない?」

母「あら、「雪乃」。いつもお疲れ様。もう大体は済んでいるのだけど、、、そうね。洗い物をしてくれない?」


火を止めてフライパンに蓋をし、いらない調理道具を水に浸けながらそう言った。


(雪乃、、、それが私の名前だっけ、、、。

、、、私自分の名前忘れてたのね。)


雪乃「うん、わかった。じゃあお母さんは休んでて。」

母「うふふ。ありがとう。じゃあお願いね。」

雪乃「はーい。」


カチャカチャとフライパンやトングなどを洗っていく。

そして、洗い終わったその時だった。


母「あ、大変!」


突然声を上げるお母さん。


雪乃「どうしたの?」

母「明日の朝御飯で使う卵を今さっき使っちゃったのよ。うっかりしてたわ~、、、。雪乃、お母さん今から急いで買ってくるから洗い物を終わらせておいてね。」

雪乃「あ、私が行くよ。」

母「え?」

雪乃「洗い物ならもう終わったし、、、そろそろお父さん帰ってくるでしょ?私が買ってくるよ。」

母「そ、そう?ならお願いするわね。あ、外はもう暗いから気をつけてね。変な人に会ったら大声で、、、」

雪乃「そんなに心配しなくても大丈夫だよ。なるべく外灯のある道を歩くから。」


お母さんから財布をもらって、玄関で靴を履く。


母「本当に気をつけてね。早めに帰ってくるのよ?」

雪乃「うん。分かってるよ。じゃあ行ってきます。」


外に出て、歩く私。

しばらくしてコンビニが見えた。


雪乃「あ、着いた着いた。」


そう言って少し早足で歩き出す。

その時だった。


キイイィ!


雪乃「え?」


音と共に現れたのは、、、車。

その車は真っ直ぐと私に向かってきている。

ブレーキをかけているようだが、間に合いそうにない。

轢かれる。

そう思った瞬間だった。


雪乃「うっ、、、」


グラリと、突然、視界が歪む。

そして、足元に黒い何かが現れる。

、、、そして。



思い出した。ここに来る前のことを。でも、、、。


雪乃「、、、そこからの記憶がない、、、。」


目の前は依然真っ暗な闇。

思い出した所で何をすればいいのかも分からない。

ただ、1つわかった事は、あの黒い何かに落ちたということだけ。

だとしたら周りが真っ暗闇なのも頷ける。

もしかしたら、私はまだ、あの黒い何かの中にとどまっているのではないのか。

そう思った時。


雪乃「、、、、あ、、れ、、?」


すると突然、眠気が私を襲った。

本当に突然だった。

そして次の瞬間、身体が落ちるような感覚に襲われた。

その数秒後には背中に衝撃。


雪乃「(な、、、に、、、!?)」


目を開ける。

見えたものは、、、「青色」。

青色で、ゆらゆらと揺れているようだった。

それを見ているうちに、この「青色」の正体が「水」だということがわかった。


雪乃「(上がらないと、、、)」


私は水面に上がろうとした。

しかし、、、身体が言うことを聞かない。


雪乃「(動か、、、ない、、、。どうしよう、、、早く、、、しないと、、、息が、、、)」


なんとか上に行こうとするが、それもむなしくどんどん底へ沈んでいく。

意識がだんだんと薄れてきた。

苦しい。


雪乃「(誰か、、、助けて、、、)」


そう思っても、誰かが来るわけもなくて。


雪乃「(、、、もう、、、だめ、、、、)」


そして、意識が完全に無くなる寸前、私の手を何かが触れる。

目の前には、、、人のようなものが。しかしぼやけて見えない。


私の意識はそこで途切れた、、、。




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