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あの世でカラオケどんちゃん騒ぎ事件。

今回は実にくだらないお話になっております。

(ほぼ、会話のみという暴挙に出ました・・・)


しかも、更に書き足りなくなり加筆修正までする馬鹿馬鹿しさです・・・。

その日、清良華 魂子(魂回収係修行中・・・)は困り果てていた・・・。


「どうすんすか・・・こいつら・・・。」



魂子の抜け殻ヴォイスがぼそぼそと小さく響いた。


ルシオラも頭を抱えている・・・。


逃げ出した魂たちが一同揃って口を揃えてこう言い出したからだ・・・。


「カラオケ大会やり終えるまで俺ら死ねないっ!!!」

そう、その魂たちはカラオケ仲間で、カラオケをみんなで歌ってる

真っ最中に大地震が起きて瓦礫の下敷きになって亡くなった一同だったのである。


「あたしらみんなでマイクの取り合いで喧嘩になっててまともに

歌も歌えなかったんだよ?!!どうしてくれんの???!!」


「歌おうとしたら地震来て死んじゃうなんて誰も予想できないでしょう?!」


「歌わしてくれよ!!ついでに踊らせてくれよっ!!!」


・・・死して尚もカラオケに執着するあまり、成仏できないと言い張る魂たち。


業を煮やしたルシオラは、「仕方がない・・・。特別に「この部屋」を

「特設のカラオケボックスに見立ててやる」からそれで成仏してくれ。

頼むから成仏してくれ・・・。裁判の結果はもう出てるんだ。恐らく

お前らみんな善霊だから天国行きなんだから大人しく成仏してくれ・・・。」


一同「ひゃっほーい!!」とはしゃぎだす始末・・・。


「いいんすか?この仕事・・・。今回、雑じゃねえすか?るっしー。」


「るっしー。じゃない、ルシオラだ!!」


「へへーん!!るっしーオラオラ~!!!(笑)」

からかう魂子を無視して魂の裁判の部屋を魔法の様な術で

特設のカラオケボックスに変化させるルシオラ。


どどどどーん!!!

と、出来上がり出来上がり・・・。


「好きなだけ歌え。現世で歌えなかった分、全部な・・・。」

慈悲の様な何とも言えない眼差しで「好きに歌え」と霊たちに促す。


「まず!私に歌わせて?!!私はまず、乃木坂歌いたい!!

制服のマネキン歌いたいっ!!その次欅坂も追加で!!」


「ちょっと!!欅坂はあたしに取っといてよ!!サイレントマジョリティー

歌わせてよ!!!もう女子も男子も混じってあのダンス再現しようよ!!

ということで、あたしがセンターの平手ちゃんね!!決まりね!!」


「センターあたしだろ?!!何でお前が歌うか!!!二人セゾンを

こう!しっとりと可愛く歌わせてよっ?!!」


「お前のキャラじゃねえだろ?!!!」(一同総ツッコミ)


「なんでよ・・・。ぐるぐるカーテンも歌いたかったのに・・・。」


「ますますキャラ崩壊してるだろ・・・。やめとけ・・・!」


「いや、俺的にはハロプロ歌わせてほしいんだけどな・・・!!

歴代モーニング娘。から17までの流れをこう!!ずらーっとだな!!」


「長えよ!!何年分の何曲分1人で独占すんだよお前っ!!

ここは俺が!!敢えてのアンジュルムをだな・・・!!いや、寧ろ

敢えてのカンガルか?!!いっそモー娘。のプラチナ期を歌うというのも!!」


「なんで男の声でハロプロの歌を延々と聞かなくちゃなんないの?!

地獄絵図でしょ?!!!アンジュルムとプラチナ期ならまだ耐えられるけど

カンガルとかスマイレージとか歌われたら壮絶な地獄絵図じゃねえか!!」


「なら、お前はこぶしな!!こぶし担当!!!それもメンバーじゃなくて

MVに出てくる初期の曲の関取役決定!「ドスコイ!」てやれ!!」


「ハアアアアア?!!私のキャラ的にはさゆの卒業シングルでしょー?!!」


「寧ろお前はさゆってキャラじゃねえ!!劣化した田中れいなだろ?!!!」


「田中れいなに謝れーーーー!!!」(一同総ツッコミ!!)

(すみません。これ、田中れいなが劣化したという意味ではなく、魂の1人の女子の

イメージの話です・・・。(作者の土下座謝り・・・))


「鞘師・・・鞘師の卒業シングルを・・・。冷たい風と片思いを・・・。」


「お前はズッキの卒業シングル歌ってろや!!それかベリーズ工房とか!!

「ハーイ!皆さん元気?」とか陽気に明るくやってみろ!」


「それはこいつのキャラじゃないぞ逆に・・・。(苦笑)・・・」


「あのおー!!アニソンメドレー歌いたいんですけどおー!!

90年代の黄金期から水樹奈々辺りまで・・・。」


「微妙に古いじゃねえか!!!せめてラブライブ!だろ!!!今は!!」


「ボカロ・・・・・・・・。」


「千本桜歌うなら初音ミクじゃなしにあたしに和楽器バンド歌わせてよっ!!」


「誰が尺八吹くんだよ?!!!高等技術じゃんかよ!!!」


「ねえ!アニソン歌うなら幽遊白書歌ったら駄目かな???微笑みの爆弾は

テッパンじゃないの???(オロオロ)」


「いや!そこは寧ろテッパンならカラオケなら残酷な天使のテーゼだろ!」


「ありきたりすぎてつまらないアニソンカラオケじゃん?!舐めてんの?!

そこまでやるならムーンライト伝説うたっちゃえ~?」


「・・・微妙な雰囲気になるよな・・・。盛り上がるんだかなんなんだか・・・。」


「中途半端に古いドマイナー過ぎるアニソン歌われたらもっと悲惨なことに

なるんだぞ?!WOWOWのノンスクランブル枠とかさ!!」


「ほんとに中途半端に古い上にすげえマニアック・・・(絶句)。ジーンシャフトなんか

歌われたらたまったもんじゃないかも・・・・・・。」


「・・・・・いや、あれ歌詞がないから!!そもそも!!キーン!!ドドドド!!とか

しか言わないから音!!!しっかりしてよ!!!」


「歌詞がないノンスクランブル枠っていえば女神候補生もじゃない?」


「ほんとだよ。もうそれならオーケストラの演奏流れてる間ずっと

ゼロとキズナに扮してコスプレして抱きしめ合ってろよ・・・。」


「無茶苦茶だな・・・。何の劇だよ・・・。カラオケじゃないじゃん・・・。」


「1つ訂正な!!女神候補生はWOWOWじゃなくてBSかなんかだったぞ?」


「すっげー、細かい修正しよったこいつ・・・。小姑みたいだな・・・。」


「僕的には米津さん歌いたいな・・・・・・。」


「良かった・・・ここにきてやっと最新のまともなの出た・・・。」


「お前にあのくねくねダンスが披露できんのか?!!第一カラオケで

水ドッボーン!!の演出まで再現できねえだろ!!あほか!!」


「・・・・・誰もそこまでやる奴いねえだろ・・・・・・。」


「あ!!ねえねえ!!わたしにV系メドレーやらして!!」


「お前はいきなりデスヴォ繰り広げながら暴れ倒すから本気でやめて・・・(震え声)」


「V系って聞くとどうしても実際あった話思い出すからやめて・・・。

本格的なアニヲタの人がハガレンでハマっちゃってから暴れ倒す様に

シド歌いだしてさ・・・。動画で・・・。(滝汗)その上夏恋まで

歌いそうな勢いになったから泣きながらやめてくれと本気で思っ・・・」


「わああああ!!自重しろ!!その辺で!!悲惨すぎるわ!!その光景!!」


「マライア・キャリーを・・・」


「どんだけ高等技術だよ!!お前ド下手くそな音痴の癖にやめろよ!!

恥ずかしくないのか!!!!」


「・・・・そないマジギレせんでも・・・・・・・・・。」


「洋楽で高等なの歌うんだったらマイケルジャクソンまでやれ!!」


「無茶言うなよ・・・。あれ歌うと100人中100人の高確率で

みんな吹き出すんだぞ・・・(震え声)。第一ムーンウォークとか・・・。

それこそ神レベルの高等技術をだな・・・。」


「俺、出来るよ!!ムーンウォーク!!得意だ!!」


「マジかよ?!!」(一同騒然)


「浜崎あゆみを歌わせてよおおお!!!彼との思い出の詰まった曲を・・・!!」


「ドツボに嵌るわ!!!お前泣きながらあゆ歌うタイプじゃねえか!!!」


「あゆ歌うなら倖田來未は?!誰かキューティーハニー歌ってみてよ!」


「無茶ぶりすんなや!!あの振り付けを完全に再現出来たら神だろ!!

その上倖田來未の再現ってどこをどうするんだよ?!服脱ぎながら歌うんか?!」


「くうちゃんを馬鹿にするな!!(震え声・・・)」


「ちょっと待って?!倖田來未だっけ?バタフライ!!

あれ?あれはウエディングの定番じゃ・・・あれ?」


「木村カエラとごっちゃになってる奴がいるーーー!!」


「いっそ。小室ファミリーを・・・。」


「どんだけ古いんだよ?!!!」


「XXX.Holicシリーズ歌いたいんだけどな・・・。スガシカオの・・・。」


「また!!またアニソンの話にループしてる!!!」


「~~~~~~~っ♪」


「ぎゃあ!こいつ音痴の癖にスガシカオ歌いやがった!!

お前は土下座してスガシカオに謝れ!!!」


「ここまで来て誰もジャニーズ入れないよね?!セクゾとキスマイと・・・

どこまで歌えばいい?!!あ、関ジャニ?!!」


「まさかの嵐が抜けてるっ!!!」


「嵐ってまさか!!あのスケスケ衣装で歌えと?!」


「そこまで考えるお前が斜め上過ぎてな・・・。」


「もうマッチでも歌えよお前らで・・・。」


「おーろーかーもーのーよ・・・」


「うわ!マイクもなしに歌いだしたよこいつ!!ほんとの愚か者だ・・・。」


「SMAPは・・・。」


「いや・・・今の時期的に・・・自重しよう・・・そこは・・・。」


「もう演歌だよ!!氷川きよし歌えよ!!かなりハズスから!!

しーん!てなるから!!大はずしを覚悟の上で完璧に再現してみ!!」


「・・・みんな白目になっちゃうだろ・・・。可哀想だから俺は、

お前に対して「きっよっし~!」て合いの手入れてやるよ・・・。」


「お前なんて慈悲深いんだよ・・・。」


「どんだけ投げやりなんだよ!!ここはいっちょ俺が山Pの愛テキサスでも!!」


「お前の山Pの選曲絶妙だな!!!でもパス!!!」


「誰もいきものがかりを歌わない件!!じょいふるでも歌えばいいのに・・・。」


「いきものがかりでじょいふる歌うのはナンセンスだよ。もっと色々あるだろ。」


「じょいふるを舐めんな!!」


「いっそ誰かmihimaruGT一緒に歌ってくんない???相方募集・・・。」


「・・・・・・さあて。無視してと・・・。」


「なんでよ?!あれ結構泣ける歌いっぱいあるのに!!」


「泣けたら何でもいいなら「一生一緒に居てくれや」でも歌えよもう・・・。」


「あれ泣けるのか?!そもそも!!笑うだろ逆に!!今になって何であれを・・・。

陣内智則のネタじゃあるまいし・・・。」


「あれそもそも歌ってる人の名前も思い出せないんだけどな・・・。」


「・・・そこはそっとしといてあげようよ・・・・・・。」


「あ!わあかったー!!織田無道とかいう人でしょ?!」


「それちがっ!!それ、なんかの坊さん!!!でも近い気がしてきた!!」


「あ!思い出せた!!三木道山だ!!」


「すっきりしたよね・・・!!織田無道のおかげで!!」


「さくらんぼっ!!♪」


「は?!」


「大塚愛でしょ!!私が恥かいてるみたいじゃないっ!!」


「みんな微妙に古いよ!!もうみんなでAKBを踊りながら歌おう・・・。」


「恋するフォーチュンクッキーを歌うべきか・・・。」


「いやいや、ヘビーローテーションとかさ・・・。あるじゃん色々。」


「それも古い気が・・・。どうする・・・???」


「ちょ!どっちもあっちゃんのセンターじゃないっ!!!俺のあっちゃん!!

もう戻れないあの頃の俺・・・!!!」


「泣くなよ!!男だろ?!」


「薔薇は薔薇はっ!!♪」


「何か唐突にベルばら歌いだす人がいるんですけど・・・。」


「ばらばらに散らばるってやつか?」


「・・・ラルクと混同してる奴まで出だした・・・。何でだよ・・・。」


「めるてぃーらーぶ・・・。」


「!!!またすっげー古いの来たね!!でも懐かしいから盛り上がるかも!!」


わいのわいのギャースギャース・・・とばかりにマイクを奪い合い

大喧嘩になるカラオケボックス(in.あの世)・・・。


その壮絶な光景を目にして佇む魂子。


「なあ・・・。ほんとにこいつら・・・死んだ人間なの・・・???

魂の癖に元気ありすぎっつうか・・・。酒でも入ってんの?!この流れ・・・。」


「・・・・・・俺も頭が痛い・・・・・・・・・。」

ルシオラはこめかみを両手で押さえながら呟いていた・・・。


その後数時間後・・・。


「ふう・・・みんな・・・歌い切ったな・・・・。」

「ああ。満足だ・・・・・・・。」

「これで安心して思い残すことなく死ねるよね・・・。」


「・・・・・こいつら、どんだけカラオケに命かけてたんだ・・・。」

流石の荒くれ魂子も絶句しそうな程の勢いで地獄のカラオケパーティーは終了した。


「では。もう、いくら何でも思い残すことはないな?!裁判所まで

全員連行だ!!!」


「ふああああああーーーーーいっ!!!」(一同の声)


数十人の無数の魂を連れて裁判所まで連行していくルシオラの姿を

後ろから見送る魂子は・・・。


「だりぃ・・・。なんだ今回の仕事は・・・。」とぼやいていた・・・。


その後、数秒ほど後に、笑みがこぼれる・・・。

「まあ。たまには・・・こういう馬鹿馬鹿しい仕事もいいかもな。」

楽しそうだった彼らの魂を見送りながら魂子は少し晴れた気持ちでいっぱいになる。


「楽しそうだったよなぁ。今度るっしーオラオラ!(笑)とクリスの3人で

あたしらもカラオケでもすっかな?あははは!!!」


背筋がぞくっとするクリスは持っていた大鎌を床に落としたのを

慌てて拾いながら「くわばらくわばら・・・。」と呟いていた・・・。


おしまいみ~♪

はい。ぶっちゃけ、楽しかったです。(笑)

ここまで書いたら寧ろスカッとしますね(笑)。

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