ものすごい後悔 ~前編~
何事も起こった後でしかわからない
by輝山闇斗
《前と全く違う行動をする者が現れこちらに接してくるいうことなんだ》
俺はこの言葉の深い意味が理解できなかった。「おかわり。」てか、逆にそんくらいヨユーとか思っていた。「おかわり!!」その結果がこれである。 「闇斗!!おかわりって言ってるだろ!!」「わかってるよ!!語りぐらいゆっくりやらしてくれよ。ルナ!!」はぁ、あの時もっと深く考えていれば。こんなことには・・・
「本当に時を戻していいのか??」ミカが注意深く最終確認してきた。「ああ、運命が変わるくらいどうってことないって。
しかし、あの補修をもう一回受けることになるのか~。」俺が別のところでかなり落ち込んでいると、ミカからとんでもない事実が飛び出した。「闇斗、何を勘違いしてる。戻すとしてもせいぜいその服が制服だと認識できていたあの夜に戻す。だから補修はない。」良かった。本っ当に良かった。
「だったら昨日の夜に戻すのか。」しかし、この次の言葉が補修よりも大事なことだった。「闇斗、お前の時間感覚はどうかしてる。今日はあれから一週間ほどたった日曜日だ。」
いや、時間感覚とか言われても気絶してたし・・・って、えっ「いまなんと。」俺は混乱したらわけがわからないことになるということが判明した。
「お前の時間感。」「いや、そこじゃねえよ!!」「一週間ほどたった日曜日だ、のところか。」「そう、そこだよ。だったら、俺は学校をかなり無断欠席したのか。」「そういうことだ。まあ、どうせ時を戻すんだから、関係ない。」そっか、よく考えたら全く関係ないな。
「まあいいや。とりあえず、戻してくれ。」ミカは少し不安そうな顔をしたが、やがて手を合わせて何かをつぶやいた。「時の流れよ我に従いたまえ。パターン1 オール!!」その瞬間世界は光につつまれた。