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魔族の将、二度目の人生を自由に生きます  作者: 灰銀朔太郎
第九章『漆身呑炭・権謀術数』

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第104話



 地下牢の詰め所。

 死んだような表情で誰一人口を開かず、卓を囲んで顔を突き合わせ同僚の帰りを待っていた三人の兵士達は、聞こえ始めた近づいて来る足音に怯えていた。



 「お前達、まだいたのか」



 アトラの手を牽き牢から彼女を連れて戻って来たキョーノスに声を掛けられた兵士達は誰も口を開けなかった。


 戻って来たキョーノスが鮮血に濡れた剣を(たずさ)えていたからである。


「あの、キョーノス様…、我々は、その…、ブロム様から許可を…」

「よい、知っている。別に咎めてなどいないだろう?」


 ブロムがアトラをライチャスの結婚相手に出来ない様、汚す計画はアトラを借りる際にキョーノスも聞いている。

 それをキョーノスが勝手に罰する事は家長である父の意向に逆らう事となってしまう。

 

 自分達の命が助かった事でキョーノスの持つ血塗れの剣も、先ほどまで身を案じていた帰って来ない同僚の事もどこへやら、許された兵士達が明らかにホッと安堵の表情を浮かべていた。




 緊張が幾分(ほぐ)れ始めた兵士達を見渡してキョーノスが悪い笑みを浮かべながら口を開く。


「お前達三人を『仲間』として信頼し、一つ任務を頼みたい」


 三人の衛兵達の視線が太った少年へと集まる。


「任務、で御座いますか?」

「あぁ、兄上が例の遺跡調査に出ている事はお前らも当然知っているであろう?」

「えぇ…、それは、まぁ…」

「冒険者達が大きな攻略隊を組んで全滅した遺跡だ。兄上は生還すると思うか?」


 兵士達が少し言葉に詰まりながら各々答え始める。


「勿論です…」

「そうですよ、キョーノス様…」

「我々は必ず戻られると信じて、祈る他ありませんので…」



 三人とも内心失敗すると思っていた。だが、流石にキョーノスの前でそんな事を言えるはずも無い。


「取り繕わずとも良い。僕も兄上は消息不明か逃げ帰って来ると思っている」


 まさか同調する訳にも行かず、兵士達が居心地悪そうに顔を見合わせた。



「そこでだ、お前達には戻って来る兄を街の外で待ち伏せして襲って欲しいのだ」



「は…?今、何と…?」

「分からぬか?()()と命じている」

 

 暗殺の命令だった。

 この任務を受けるという事はリチュアル家家督争いで次兄キョーノス側に付くという事、そしてこの任務を断った場合自分達がどうなるのか想像に難くない。

 引き受ける以外の選択肢は無い。だがそれでも即断する事は出来なかった。


「難しい任務では無い。兄上達が戻って来ないかルマロスの北西で数日野営をしながら見張って戻って来るだけで良い。どうせ帰って来やしない。そうだろう?」

「それは…、他の者に我々は何と言い訳すれば…」

「少し遅れたが僕が兄上の身を案じてお前達を応援に送った体で行こう」


 あっけらかんとキョーノスが提案する。


「これはチャンスだぞ?もし僕に付くと誓うのなら、僕が当主となった暁には貴様等を重用してやろうじゃないか」

「…。」

「安心しろ、もし遺跡調査から兄上達が戻って来た時は出迎える振りして背後を襲うだけだ。護衛は女二人と少年しかいない。こんなに簡単な仕事はないぞ?」


 そう言ってキョーノスは懐から金貨を三枚取り出し、兵士達が囲っていた小さなテーブルに置いた。

 顔を見合わせていた三人が恐る恐る一枚ずつ金貨を手に取る。


「兄上を仕留めれば追加で四枚ずつ払う」


 成功報酬と合わせれば一人金貨五枚にもなる。

 どうせ断る事も出来ないのだ、三人は無言で頷き合う。

 提示された大金に兵士達の心は決まった。


「早速お前達には明日の朝から任務に出発して貰いたい」

「成功した証明は、どのようにすればよろしいでしょうか…?生首を麻袋に入れて血を滴らせながら帰る訳にも…」

「ならば耳を持ち帰ればよい、右でも左でも構わん。耳の上の毛も少しな?クレア王国人に黒髪はほぼいない。兄上が帰らず、黒髪付きの耳を持ち帰ればそれで成功としよう」


 何の問題も無いだろうとキョーノスが微笑む。


「あの…。護衛?の女二人と少年はどうすれば…」


 今まで触った事も無かった金色の硬貨を懐にしまいながら、不安そうな顔をしたもう一人の兵士がキョーノスに質問した。


「兄上が戻らぬ場合、護衛だけなら無視して良い。しかし兄上が戻って来た場合には護衛も纏めて必ず殺せ。良いか?必ずだぞ?」

「口封じですね?女の方は、好きにしても?」

「その場で遊ぶのは勝手にすれば良い、だが必ず殺せ。絶対にだ。お前達の働きに期待しているぞ」


 キョーノスがニヤリと笑って一番近い兵の肩を力強く叩き、アトラの手を牽いて詰め所を出ようとした。その時、兵士の一人が口を開いた。


「あ、あのっ、キョーノス様…」

「ん?何だ?」


 引き留められた事に若干不快そうな表情のキョーノスが首だけで振り返り足を止める。


「えっと…、アトラ、さんを連れて行かれるのですか…?」

「馬鹿っ…!!」


 調子に乗った兵士の頭をすかさず他の同僚が叩いて止める。

 そんなやり取りを見ていたキョーノスは血塗れの剣をぶらぶらさせて凶悪な笑みを浮かべた、


「そうかそうか、なるほどなぁ…」

「…。」

「アトラは兄上が不在の間、僕の専属侍女として借りている状態だ。いくら父上の許しがあってもお前らに呼び出されてアトラにフラフラと僕の傍から離れられては困るのだよ、わかるかい?」


 言外に『今、アトラは僕の玩具だ。手を出すな』と脅す。


「も、勿論であります!」

「しかし、この大役を成し遂げたお前達に一人金貨五枚では流石に褒美が足りぬなぁ。お前達も次の当主がそんなケチでは仕事に張り合いがなかろう?んん?」


 芝居がかった口調で兵士達の顔を順に見渡す。


「よし、決めた…」


 キョーノスがアトラの腰を抱いて引き寄せる。


「兄上にトドメを刺した者にアトラをやろう」


 兵士達が生唾を飲み、雰囲気が変わった。


「獣人の奴隷は…、解放されたのでは…?」


 何の強制力があってそのような…、と戸惑った兵が零す。


「クレア王国の法ではな。しかしアトラは別だ。こいつはとある理由でリチュアル家に逆らえないのさ。当主としてアトラに命じる、構わぬよな?アトラ」


 兵士達の視線がアトラに集まる。


「ご命令とあらば…」

「ほら、アトラもこう言っているぞ?」


 キョーノスが『ぱんぱん』と手を打ち鳴らした。


「さぁ、明日の朝には発ってもらうぞ。早い者勝ちだ。あぁ、それと…。奥の牢に()()が落ちていた、片付けておいてくれ」


 三人の兵士がテーブルの上を片付け始めた手を止めて固まった姿を横目で見ながら、キョーノスは父親(ブロム)の様に『フン…』と鼻を鳴らして笑い、アトラを連れて去って行った。




 ───────────────────────────────────




 地下遺跡の最奥、ガラスで出来た大きな円柱の筒がいくつか並ぶ研究室へと戻って来たベルゼを見たケエファは珍しく動揺した。


「ベルゼ殿ッ…!ソノ姿ハドウシタ!?腕ト、眼ガ…!?」

「ほほっ、面目ない…。少し油断し過ぎましたねぇ…」


 表情は相変わらず読めないハエの顔だが、明らかに声が疲れていた。


「敵ハ、ソレ程マデノ強者ダッタカ…」

「こちらへ向かっていたのは4人。その内2人は人間の少年と少女、少女の方とは交戦しなかったのですが、どちらとも恐らく我々の脅威ではないでしょう」

「残リノ二人ハ?」

「驚きましたよ?なんと残りの二人は見た目が私とそっくりだったのです。初めは自然進化した仲間かと思いましたよ」

「違ッタノカ?」

「はい、姿を偽られていましたね。私がこういう姿だと知っていて化けた訳ではなさそうだったので、相手の認識を歪めるような、そういう魔導具があるのでしょう」


 ベルゼが椅子に腰かけ、人間のように足を組んで残った片手で肘から先を失った腕を抱える様に腕を組んだ。


「姿を偽っていた女の声の方は攻撃魔法を使って来ましたよ。あの反射神経といい恐らくは魔族でしょうねぇ」 

「フム…」

「ですが安心してください。この『ソルケイン』で魔力を流し込んで破裂させてきましたので」

「残ル脅威ハ、アト一人カ」

「はい、もう一人の姿を偽っていた方は少年の声の槍使いでした。槍を振る速度が明らかに人の域を超えていましたのでそちらも魔族、と言いたいのですが血の味が違ったんですよねぇ…」


 ベルゼが首を傾げ、語尾が独り言のように小さく萎んで行く。


「混血カ?」

「ありえますね、女声の方と少しだけ味が似ていたので」


 焚き火で暖を取っていたケエファがベルゼへと向き直って座り、その丸太の様に太い腕を組んだ。


「ソレデ、ドウスル?」

「ケエファさんに『王』をお連れして逃げて貰いましょうかね」

「俺ガ?片腕ヲ失ッタ、ベルゼ殿ガ残ルツモリカ?」

「はい、片手ではこの先、王を守り通せないかもしれませんので」

「二人デ残ッテ迎エ討テバ良イノデハナイカ?」

「最悪の場合があります。それに私は存在がバレてしまいましたが、貴方と王はまだ敵に知られていません」

「ム…。デハ、二人デ逃ゲテシマッテハ駄目カ?」

「もう一つの拠点へですか?」

「ウム」

「出来ればこの拠点を失いたく無いのですよ。日々気温が下がり続ける外へ『王』を連れ出したくないというのも理由の一つです。少し離れた所でケエファさんは遺跡(ここ)の入り口を見張っておいて頂けませんか?私が負けた場合は『王』を頼みます」

「負ケタカ否カ、ドウヤッテ判断スルノダ?」

「赤い槍使いです。赤い槍を持った侵入者がこの施設から出て来なければ私が勝ったと判断して頂いて構いませんよ、逆に槍使いがこの遺跡から出てきた場合は私の事は構わず忘れて、もう一つの拠点を目指してください」


 ケエファが腕を組んで、角を後ろへ反らし天井を見上げる。


「ソモソモ仲間一人ヲ爆殺サレテ、此処マデ攻メ入ッテ来ルダロウカ…」

「来ますよ。私は片目片腕の手負い、そして袋の鼠ですからね。彼らの狙いが私ならば必ずトドメを刺しに来ると予想しています」

「ベルゼ殿ト一対一ナラ勝テルト思ッテヤッテ来ルカ…。甘イナ…」

「ええ、私には『光子剣ソルケイン』がありますからねぇ。さぁ、ケエファさん。そうと決まれば『王』と避難を頼みますよ」

「夜ノ内ニ此処マデ追撃シニ来ルカ?普通ハ朝ヲ待ッテ来ルノデハ?」

「私が仕留めた個体も残った槍使いも、暗い森の中でも見えている動きをしていました。魔族ならば暗視が出来ても不思議ではありません、暗闇でもお構いなしでしょう。それに彼らの目的が私の討伐だと言うのなら、彼らは私に逃げられたくは無い筈です。時間は残されていませんよ」

「了解シタ…」


 ケエファが立ち上がり、彼らが『王』と呼ぶ大きな楕円形の赤黒いカプセルを持ち上げて肩に担ぐ。


「コレガ最後ヤモ知レヌナ。死ヌナヨ、ベルゼ殿」

「縁起でもありませんねぇ。ほっほっほ…」

「ソウカ、ソウダナ…。マタ後デ」

「えぇ、また後で」


 暗い地下研究室にベルゼは一人になった。


 正確には部屋の隅に褐色の肌をした人間の女と、その女との間に作ったベルゼの子供がいたのだが…、ベルゼはすでに女と自分が産ませたウジ虫から興味を完全に失っていた。




 椅子に腰かけ、銀色の杖を突き、敵の訪れを待つ。


 


 ───────────────────────────────────




 夜が()けたルマロス総督府、ライチャスの私室。

 乱れたシーツの上にキョーノスとアトラが居た。


 すでに思う存分アトラの体を貪り、荒い息を吐いて寝台の上で大の字となったキョーノスに跨るアトラが、彼の汗で額に張り付いた前髪に優しく触れる。


「ふふ、酷い事をされますね、キョーノス様は」

「何がだ?兄上の不在にこの部屋でお前を抱いた事か?」


 アトラが微笑み、首をゆっくりと横に振った。 


「『兄上の護衛は女二人と子供だけ』ですか…?」

「ふふ、嘘は言っていないだろう?」


 地下牢の詰め所で暗殺を(けしか)けられた兵達はライチャスの護衛があの『ゼノ・アルマス』であるなどと夢にも思わないだろう。

 兄上が帰って来なければそれで良し、もし戻ってくればあの兵達はゼノに返り討ちに合う。

 どちらに転んでもキョーノスは楽しめる二段構えだった。


「勝手に兵に銘じて兄の暗殺を企むなど、ブロム様に叱られても知りませんよ?」

「父上の許可は得ている、止めるつもりは無いそうだ。何か気に入らんのか?」

「いえ…」


 キョーノスが自分の上のアトラの反応をジっと見つめてその反応を伺う。

 同じ寝台の上で体を重ね、繋がっている今でさえもキョーノスはアトラの事を未だ疑っていた。


「そんな事よりアトラ、お前はどうなのだ」

「どう、とは?」

「あの小心者の兄上があんな事を言い出すくらいお前に惚れているのだ。兄上が死ぬ事に何か思う所は無いのか?」


 へらへらとした馬鹿にするような笑いを引っ込めたキョーノスが、全く似合っていない真面目な顔でアトラを見つめる。


「私はリチュアル家当主様の望まれるままに、ですよ」

「嘘を吐け」


 はぐらかすアトラの嘘を間髪入れずにキョーノスが否定する。


「どうせ父上の鎖から放たれる為にっ、兄上もこの身体で(たら)し込んだのであろうっ!?お前は僕と兄上、どちらが公爵家を継いでも良いと思っているのだ、わかっているのだぞっ!!!」


 キョーノスが激情に任せて自分の眼の前に実っていた果実を、指が食い込み握りつぶすかの様な力で鷲掴む。

 しかしアトラは眉を顰める事も無く、優しく微笑んだ。


「嘘は申しておりません、私は()()()()()()()()()の物でございます」

「ふ、ふふ、この僕にしっかり兄上を蹴落とせ焚きつけているのか…?どうせ返り討ちに合う兵を暗殺に差し向けるだけでは生温いと…?何が雌犬か…、とんだ女狐だ、お前は…!」


 疲れたように笑うキョーノスに跨るアトラが、珍しくイタズラな笑みを浮かべて体を前傾させ、少年の上に覆い被さって彼の耳元に口を寄せて囁いた。




「ライチャス様を(たら)し込む?私は彼に抱かれた事はありませんよ?」




「ふっ、ふははっ!兄上はアトラを知らぬのか!口先だけでお前に転がされ!父上に噛みつき!死地に向かったとっ!?それは傑作だっ!ふははははは!!」


 アトラの下で馬鹿笑いを始めた愚かな太った少年をアトラがいつになく楽しそうな表情で見下ろす。


 彼女は知っていた。


 このキョーノスという少年が自身の兄にとてつもない劣等感を抱いていた事を。


「はっははは、ははっ、はぁ…、はぁ…。なぁアトラよ、お前は兄上がこの城に戻って来られると思うか?」


 目に涙を浮かべるほど大笑いしたキョーノスがアトラへと問い掛ける。



「どちらでも良いではありませんか、()()()()は」



 いつも通りの微笑を湛えるアトラの肩を両手で掴んだキョーノスが彼女を押し倒し、体の上下を入れ替える。


「気に入ったぞ、アトラ!父上に釘を刺されていたがそんな事は最早どうでも良い。僕の子を産め、妾にしてやろう!!」

「ふふっ、よろしいのですか?キョーノス様は私の宿願をご存知のはずですが?」

「ふん、僕が当主となった暁にはこんな国などお前にくれてやる!勝手にベスティアの再建でも何でも好きにしろ!」

「まぁ、頼もしいですわ」


 アトラがライチャスにも見せた事の無い笑顔で顔を綻ばせ、彼の背中に腕を回す。


 彼女にとってはベスティアを取り戻す事こそが真の目的であり、

 その隣に立つのはキョーノスでもライチャスでも、別の誰かでも、どうでも良いのだ。



 そんな事はキョーノスも理解している。



 しかし彼は彼でアトラと寝食を共にし、兄が知らぬであろう腹黒く狡猾な裏の一面を知り、たった数日でアトラという女に心を掴まれていた。


 そして何より、兄の大切な物を汚せる事に夢中になっていた。


 兄ほど顔が良い訳では無く、兄ほど運動が得意な訳でも無く、兄ほど頭が良い訳でも無い。

 キョーノス・リチュアルというリチュアル公爵家の次男は劣等感に(まみ)れていたのだ。


 例えこの認めたくない劣等感をアトラに利用されているだけだとしても。


 この先に待つ物が彼女(アトラ)の筋書き通りに父を排し、兄を蹴落とし、アトラに利用されるだけだとしても。


 キョーノスにはこの甘く、深い誘惑を跳ね()ける程の心の強さを持ち合わせていなかった。



 亡国の姫様が奴隷落ちして貴族に飼われ、あらゆる屈辱を耐え忍んで国を取り戻す話をルマロス舞台で書こうと思って始まった章なのですが、前から書こうと思ってた古代文明ミラの研究で生まれた蟲人間の話と合体させたら、まー長い事長い事…。


 結局ケエフェが連れ出した『蟲の王』は別に書くつもりですし…、別けてもよかったなこれ…。


 作者が中二病だった頃、寝る前妄想してたオリジナル脳内RPGのバラバラの単話を思い出して文章化してるだけなんでかなり行き当たりばったりっていう…。


 退場させたキャラがメインの話を思い出して『あー…』ってなったりしてます。特に師匠の剣聖。



 とりあえずアトラ編、もう少しお付き合い下さい。


 https://novel18.syosetu.com/n6135kp/24/

 キョーノスとアトラR-18

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