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ようこそ、一条家へ  作者: 如月はづき
23/72

21.暇つぶし

 

「おねえちゃぁぁん」



 育と門番さんから、屋敷の建物から出てはいけないと聞かされた私は、半泣きでキッチンへと飛び込んだ。



「柚子どうしたの?……あらあら、泣かないの。何かあったの?」



 昼食の用意をしていたお姉ちゃん、私の表情を見ると手を止めて頭を撫でてくれる。



「……うぅ……柚子がっ、柚子が何をしたって言うんだっ……」



「何があったの?お茶でも飲む?」



「……オレンジジュース飲む」



 お姉ちゃんが用意してくれたジュースを飲みながら、私は先ほど起きた出来事を話した。昼食の用意をしながら、丁寧に相槌をして話を聞いてくれている。



「柚子は悪くないわ。……けど、事件の捜査中に関係者が自宅待機を命じられることはよくあることなの」



 やっぱり!私は悪くない!お姉ちゃんがそう言うなら、捜査中というのはそう言うものなんだろう。とりあえず、私が悪いわけではないことに安心した。



「何日くらい待機すればいいのかなー?」



「捜査の状況によると思うけど……。大きな事件だったし、少し長いかもしれないわね。つまらないと思うけど、なるべく柚子や光くんの好きな物を作るようにするから」



 そう言って卵を割り始めたお姉ちゃん。ーーふむ、本日の昼食は私の好物オムライスとみた。少し長いって何日くらいの話なんだろう。2日くらいかな。







 昼食後部屋に戻った私は、暇だからお手紙でも書くか!とペンを取った。宛先は修行先だった、五十嵐家のお嬢様とその執事、そしてメイド学校の親友へ。






 五十嵐家


 五十嵐 莉子 様


 彩月 綴 様




 2人とも元気?柚子は元気!


 王都の誘拐事件に巻き込まれたおかげで、お屋敷に謹慎になったの。


 柚子なーんにも悪いことしてないのに!おかしい!


 もうすぐ夏だねぇ。海辺のそちらでは海開きですか?柚子は今年は入れないから、写真送ってね!




 りこちゃま!かんじよめる?


 つづによんでもらってね。




 一条家 白川 柚子








 二階堂家 結木 真実 様




 元気?柚子は元気!


 聞いてよ!王都で騒ぎになってた誘拐事件に巻き込まれたの!解決したんだけど、柚子謹慎することになったんだよ。なーんにも悪くないのにっ!


 真実は二階堂家での仕事慣れた?柚子は一条家で頑張ってる!近々会えたらいいね。


 こっち来る時は連絡して!


 柚子のお気に入りのクロワッサン食べさせてあげる!あー、クロワッサン食べたいぃぃ。




 一条家 白川柚子

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