第11回ネット小説大賞 小説賞を頂きました。
いつも色んな出来事があったらあちこちのサイトの日記コーナーに書き散らかしているのですが、今回ばかりは小説家になろうさんに載せるのがスジってもんだろうと思って。
2023年12月22日に発表された第11回ネット小説大賞の最終結果に、私の
タクシー運転手のヨシダさん
が入っていました。小説賞。
小説家になろうでずっと応援して下さった皆様、
2018年に一部エピソードが書籍化された際にご購入下さった皆様、
Twitterや編集部に感想をお寄せ下さった皆様。
新シリーズ1回目「三ツ寺能面少女」に登場するキャラクターのモデルになって下った尻神さん。
本当にありがとうございます。
そしてヨシダさん行きつけのお店として登場してくださっている日宝三ツ寺会館地下の
BARプカプカさん。故 橋本大吾郎さん。ありがとうございます。
タクシー運転手のヨシダさんは、私が死ぬまで書くと公言している作品です。
ずっとヨシダさんと冒険したいし、三ツ寺でウダウダしていたい。
とても大事な作品です。でも最近は暗い話ばかりで、少し離れていました。
SFに回帰していたというのもあるけれど、今回こうして賞を頂いて、それを沢山の方にお祝いして頂けたことでまた書かせてもらえるなら精一杯やろうと思っております。
一人でも多くの皆さんにご覧頂けるように頑張ります。
私の心の中にある邪悪で、陰鬱で、悲惨で残酷な部分を臆面も無く曝け出します。
そしてそれを全部、ヨシダさんに蹴っ飛ばして貰おうと思います。
今回おめでとうと言って下さった皆様ありがとうございます。
本が出たら是非お読みになってください。
ご意見ご感想、拡散など、お力をお借りするかと思います。
よろしくお願いいたします。
2018年の「廃墟の怖い話」と同じく宝島社さんが手を上げてくださいました。
私は伊集院光さんのエッセイシリーズ「のはなし」が大好きです。
伊集院光さんと同じ出版社から本を出して頂けるのもまた、ひとつ光栄なことです。
タクシー運転手のヨシダさんは2008年頃、mixiで身内のみんな向けに細々と書き始めた思い付きの怪談シリーズでした。当時の拙い文章であっても、ノリとか雰囲気も含めて面白いよと言ってくれる人が居て。それが少しずつ増えて、ヨシダさんという人物を認知してくれたのが嬉しくて、完結編の途中ぐらいまではmixiに載せていたと思います。
やがて創作アカウントを作って、創作荘というグループに入れてもらって、小説家になろうに投稿をし、そこでタクシー運転手のヨシダさんは一度、完結いたしました。最終回も書きました。
でもそれは、いわゆる「一生どうでしょうします」方式で、一旦キリを付けて新しく目先を変えた物語として書き始めたかったからでした。
コツコツコツコツずーっと書き続けています。
今も実は載せてないだけで、ネタはいつも用意していました。
ヨシダさんVSキノコ人間というのも考えていました。たぶん、没になると思います。
やっとのことで新作が完成して更新しても、一部とはいえ書籍化までして頂いても、アクセス数が飛躍的に増えることなんてなかったし、アクセス数が何日も0だったこともあるし。
流行りのジャンルでもなければ華やかな内容でもない。タイトルも短い。
それでも見てくれる人が居て。こうして認めてもらえる。
世の中の、いま本を読んでいる人たちの好きなジャンル、主流の本棚からはフロアが離れているかも知れないけど、内容を見て下さったのだと思って本当に有難く、また気が引き締まる思いです。これに答えられなければと、今から気合が入っております。
長らく離れていたヨシダさんの居る大阪、そして大吾郎さんの居るプカプカへ久しぶりに顔を出して。また溜め込んでいた恐怖のエネルギーを炸裂させたいと思います。
応援よろしくお願いいたします。
大吾郎さん、頑張って本にします。
出来上がったら持っていくので、午前2時にプカプカで会いましょう。
待っててください。