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ただいま。  作者: ダイナマイト・キッド


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名古屋ノスタルジックカーフェスティバルに行って来ました。


名古屋ノスタルジックカーフェスティバルに行って来ました。

自動車には疎いけど乗るのは好きだし、見るのも決してキライじゃないので…あと長年のフォロイーさんがキャンギャルをなさるというので…むしろそっちが目当てで…。


金城ふ頭の市営駐車場にクルマを入れる。

下手な田舎のイオンよりデカい駐車場で、トイレも通路も綺麗だし入場ゲートや精算機は複数あるし、カラーコーンで順路も作ってある。

こんな便利な駐車場があるならレゴランドやリニア鉄道館に行くにも便利だなー。

この日も土曜で祝日。買い物客から遊園地の客、それに何かライブイベントもあったようで、ステージで虹太郎さんなる人物から団子をくれといった歌が聞こえて来た。

……きびだんごより効きそうだな、虹だんご。


んが、肝心のポートメッセなごや2号展示館の場所がわからず、ステージの歌やイベントの喧騒がどんどん遠ざかってゆく。

だだっ広い港湾道路が真っすぐ伸びた先に午後の陽射しを浴びたガントリークレーンが立ち並ぶ。その白くハレーションを起こした夏の終わりの空のたもとから一台のクルマが近づいてきて私のそばで停まった。


私と同じくノスタルジックカーフェスティバルに参加するべくやって来たが、駐車場の場所がわからないという男性だった。私は、自分もそのイベントに行くのだと告げ、金城ふ頭の市営駐車場を教えてあげた。この信号を曲がってすぐだ、と。

果たして彼らは(二人組だった)無事に到着し、会場内で再会することが出来た。

お役に立ててよかった。


受付でリストバンドを貰って、入ってすぐのブースにフォロイーが居た。

元々、イニシャルDのコスプレやイベント司会などをしていたり、果てはそのために群馬県まで通っていたりしたのは知っていたが、その後に別の映画にドハマリしたことから劇中に登場するのと同じ車を買って同じように仕立て上げたうえ、キャンギャルとして名古屋で相まみえることになるとは。

なんというか、自動車だけに道は何処へでも通じているし、前に進むことでしかそれは拓けないのだと。フロンティア精神とオタク気質の権化みたいな人である。

あやらさん、という。


大阪はポンバシのメイドさんであり、翻訳業やデザイン、フォトグラファーもこなす何でも屋さんで、私との出会いはプロレス会場の物販担当のお姉さんだった。

で、今回はモーターショーでお馴染み、自動車の隣に立って傘などをさし、腰に手を当てているあやらさんを撮影する……ものだと思っていたら、あやらさんは物販テーブルの向こうに居た。

ご挨拶しつつ、せっかくキャンギャルさんなのだから、と写真も撮らせていただきました。

初めてのキャンギャルさん撮影。スマホで。


その物販は世界的ラリーレーサー、篠塚建次郎さんのアフリカエコレース2024支援イベントとのことで、まさに私が会場に入った時に始まったトークショーで壇上にいらしたのが篠塚さんだった。

ゲリラ、テロ、クラッシュと物騒な言葉と、自動車とメーカー、チームを取り巻く環境と…プロとして何処かに所属していると戦う相手は必ずしも同業のライバルだけではないのは、何処のジャンルでも同じだな。それにしても規模と危険度がデカい。

世界的レーサーの生の体験談が聞けたのは貴重でした。


それと、もうひとり。

ウチのすぐ近所でAUTO ADVISER STUFFという自動車屋さんがあって。

実は私のイッコうえの川村さんという先輩の実家が経営している。

国産ビンテージカーをメインに販売とメンテナンスを行うお店で、数年前に綺麗でカッコいいショールームも出来た。

もしかして居たりして、と思わなくもないうちに、見覚えのある社名とロゴが。

声をかけるとお父さんだった。

「シゲキなら、そこに居るよ」

と言われた先に、洒脱な装いのシゲキ君が居た。


中学の体育会系の先輩であるからもっとびしっとしてそうなもんだが、それ以前に近所の悪ガキ仲間のお兄ちゃん、だった縁でそんな風にお呼びしている。

久しぶりの再会で昔話から近況まで色々と話しつつ50年以上も前の車を、きれいで、ていねいな手入れを行っている今を

天職だよ!!

と喜んでいた。

いっぽう、私はこの秋で

転職するよ、

と告げたのであった。


イベントもたけなわの15時30分ごろよりサイン会がスタート。

穏やかだけどがらっぱちの余韻の残る篠塚さんが座り、テーブル越しにサインを頂く。傍らにはユニフォーム姿のあやらさん。

アレ?なんかいつもの生野区民センターと似てるな???


サインを頂いた後でブースを離れ、最後のひとまわりを…と思っていたら、門脇モータースさんというお店の展示が大昔の日産ブルーバード。Sが3つ並んでいる。

これは、私の死んだ爺様が昔、乗っていた車と同じだ。

爺様は自動車とバイクが好きで若い頃は散々それらを乗り回し、書籍を買いあさり、しまいには機械いじりが高じて工業高校の夜間部の先生になった人だった。

子供の頃、そんな古い自動車雑誌を引っ張り出しては

コレがカッコ良かった、コレに乗ってた、乗りたかった…という昔話や、アルバムに貼られた写真でしか知らなかったSの3つついたブルーバード。

どうにかお話を聞けないかと思ったけど生憎お店の方が不在だった。

走ってるところを見てみたかったな。


内航船と外航船とで自動車輸出入の現場に居て珍しい車もそれなりに見て来たけど、思い入れのある車って見つかるんだなって思った。

私にとって、ごく個人的な、ノスタルジックカーが見つかった。

来てよかった。


元はと言えば随分と不純な動機で訪れたけれど、大満足かつホッコリしんみりしながら金城ふ頭を後にしました。

とさ!!(「たま」という船に乗っていた)


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