あんバターピレーネおいしいね
小倉あんにバターの組み合わせ。すっかりナゴヤ的な組み合わせで、愛知県っぽい食い物とされているのはコメダとかのおかげ…?
コメダを喫茶店というのは違うんだけどな。あれはコメダというお店の広まりであって。
街角の喫茶店は、もうちょい違う。何がって言われても困るけど。
で、あんバター。これは名古屋だけじゃなく東三河でも、いやたぶん愛知県全域で本当にバタートーストに小倉あんを乗せて食うし、そのバターや小倉あんの量、盛り付け、乗せ方塗り方食べ方はお店によってさまざま。だから画一的な一つの店が広まって、コレ!ってイメージになるの癪なんだよな。全部食い尽くせるわけないぐらい色んなお店や食べ方があるのが、文化的な豊かさってもんじゃないのか。
で、あんバター。近年ではトーストに限らずアイスクリームになったりどら焼きになったり菓子パンになったりと、レパートリーを拡げている。90年代の全日本プロレスにおけるエースクラッシャーみたいなものである。そんなバリエーションの一つに、これまた東三河的なスイーツ、ピレーネが仲間入り。
あんバターピレーネ。
ピレーネをご存じない方にご説明すると、いちばん基本のプレーンはタマゴの風味豊かなふわっとした生地(これがまた本当にふわっふわなのだ)で甘いクリームをたっぷり包んだお菓子。チョコやイチゴ、カスタードクリームとのダブル、ほか季節限定品や予約制の巨大ピレーネ(座布団みてえなサイズ)などもある。
東三河各地にあるほか、イベント出店でもお買い求めいただけます。
「ボンとらや」さんのお菓子です。
でこのあんバターピレーネが出るって言うんですぐ買いに行ったのさ。
本店が近いもんで。
でまあ、つい買い過ぎてしまったわけだけれども……。
あんバターピレーネだけで済むわけがないんだから。ダブルにプレーン、それに他のお菓子も色々と。
品物はパッケージでも見分けがつくようになっているので、ボンとらや本店の名物店長・ピレ姉さんとお友達の可愛いイラストが目印だ。日頃テレビを見ないので、いつの間にかローカルニュースなんかでお馴染みになっていたらしき素性のヨクワカラナイ美人さんが「ピレ姉」として看板娘になっている。そういうところが、ボンとらやさんに限らず東海地方のお店のヘンな(褒め言葉)ところで面白い。
たぶん、あの時カウンターにいらした人だと思う。
SNSを見てると当然イベントや告知でハデなことしているけど、本来のボンとらやさんは落ち着いてて静かで清潔、ゆっくりお買い物が出来るお店だし、(たぶん)ピレ姉さんもそういう雰囲気でお仕事をしていた。
目が綺麗だった。
あんバターピレーネ美味しいですよ。ちょっと珍しいお菓子が食べたい人も、日頃ピレーネ食べてるから目先を変えたい人もオススメです。
味は皆さんが想像するあんバターです。そこをハズして来ないところが凄いよ。