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ただいま。  作者: ダイナマイト・キッド
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南進会館のBARニャオペさんへ、ラスボスに会いに行って来ました

さて。ここまで書いた分で合計7200文字。最近こんなガッツリ日記を書いたことも無かったし久しぶりだったけど、そんな盛りだくさんの2日間の掉尾を飾るべく、ラスボスに会いに行った。


南進会館1階のBARニャオペさん。

@bar_nyaope

542-0076

大阪市中央区難波4丁目7-9 南進会館1F

なんば駅21番出口よりすぐ

早番19:00〜遅番24:00~5:00

さっき会いに行ったクロヱさんや、みらい先生も出勤してることがあります。

まだギリギリ間に合うので気になる方は是非…!


というのも、もうこの南進会館という建物そのものの取り壊しが決まっている幻の混沌系ギャラリーバーなのである。凄いよ、南進会館。写真を撮ってなかったのがマジで勿体なかった。でも記憶には残る。1階のフロアとトイレだけでも覚えて帰ったのは上出来だと思う。それぐらい、味しかない建物だった。


で、ニャオペさんの初代店長・ぢょんべねさんに会いたくて。

姿形は、私がこれまでに会った色んな人のなかでも多分エル・ヌメロ・ウノで奇抜かつ派手な、異形の人。本場メヒコのルチャドール、世界各地のプロレスラー、地方のバンドマン、そのほか個性的な人というのは沢山いたけど、ある意味で自分自身と奇抜な人格とを分けている人が多かった。が、ぢょんべねさんには、その垣根がないというか、存在しえない性格の人なのだろうな、と思っていた。


見た目と生き方を異にする二つの人格が融合し、一人の異形となった。そんな帰ってきたウルトラマンと郷秀樹みたいな例を私は一人だけ知っている。

この2日間のいちばん最初に会いに行ったプロレスラー、松山勘十郎座長である。

ぢょんべねさんには、近いものを感じた。言葉にするのが難しいと言うか、比べたり並べたりするものではない前提で言うけど、生き方や自分自身の見せ方について、色んな手段があって。近しいものを感じると言えばいいのかも?


最初お席がいっぱいで、どうにか座らせて頂いて、そのまま話し始めちゃったので名乗るタイミングが無く。なんか急に素性を明かす感じになっちゃった。私がローズ・イン・タイドランドやテリー・ギリアムが好きなことを覚えててくれてうれしかった。


ぢょんべねさん、喋ると声が可愛くて話題は偏ってるけど幅広くって、とても楽しい。

角の向こうのカウンター席にいたお兄さん(お名前を聞いてなかった…朝までご一緒してたのに…これを見てらしたら是非ご一報を)も話し上手で明るくて可愛かった…けど中々の経験をしていた。


南進会館のニャオペさんはなくなっちゃうけど、そのお別れ会イベントが3月18日にあります。

ぢょんべねさんもシャカリキやってます。まだ間に合うので彼女やお店にご興味を持たれた方も是非…!


忌地vol.2

~ニャオペお葬式イベント~

2023年3月18日(土)

club daphnia

(〒559-0011 大阪府大阪市住之江区北加賀屋5丁目5−1 名和ビル)

オープン 19:30 スタート 20:00


詳しくはニャオペさんにお尋ねくださいませ。

ニャオペさんに2度きりとはいえお邪魔出来て良かったです。あの小さなカウンターの中に、ちんまりと立ってご機嫌うるわしくお喋りするぢょんべねさんの姿。

テリー・ギリアムに見せたら喜んでくれるんじゃないだろうか?


ひとつの場所が終わり、また新しく始まるお店もあれば、そのまま消えてしまうお店もあって。お店の中でも行き交う人々が居て。私は時々どこかのお店にふらっと現れて飲み食いしたり、シーシャを吸ったり、しばいて頂くぐらいしか出来ないのだけれど、どのお店も楽しく、ステキで、会う人にもお世話になって…。


この2日間で会いたかった人たちは、みんな

「自分自身が自分の生き方を表している人たち」

だった。お店の人だったり、仕事の仕方だったり、プロレスラーだったり。

私も、そうなりたかった。でも私だけは、他方に住んでる勤め人で、束の間の休暇で遊びに来たハンパもんだった。

自分で自分を変えたくて、何かになりたいまま三十路も半ばを超えると、そうそう中々そこまでの変化も訪れない。だけど身の回りには、そんな「生き方を生きてる」ような人たちが大勢いて、それはとても幸せで恵まれているのだとも思う。

平凡な暮らしも、浮き沈みのある暮らしも、マトモと言われる暮らしが出来るか否かも、全然ほんとはカンケーない。でも、それぞれがそれぞれの生き方を見て思うことは色々とある。

そんな中で、色んな人や場所や景色を見られて、それを私は書き記し残しておくことぐらいは出来る。

なので、可能な限り言語化して写真や記憶と一緒に添えて残しておきたい。


仕方がないこと、種々様々な事情の上だろうと思うけど、お店側が時々、

お前らが来ないと店は無くなる!推すなら推せるうちに!

と言っているのを見て正直どーなの、と思ってる。

推したいお店なら先ず何か言う前に推して、その後で感想や思い出を語りたい。

行く前から声ばかり掛ける、客まがいのフォロワーさん、には、なりたくないのだ。


でもお金ないのにも変わりはないので、頑張って働いて稼ぎます。

お仕事ください…。


2日間、皆さんお世話になりました!

またお会いできる日を楽しみにしております。

2023年3月13日 キッド拝。


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