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見知らぬ文字
3人は食事を始めた。達也はセフィアからこの家の人についての説明を受けた。
ひとつ引っかかったのは弟のことだけあまり話さなかったことだ。
しかしそこはあまり触れない方が良さそうだから深くは探らなかった。
「ねぇ、あなたこれからどうするの?」セフィアが尋ねた。
「何も考えてないけど」
「なら、セフィアの従者になったらいいじゃない」とセリカが言った。
「僕は構いません」
「まぁ良いわ。でもおかしな真似したら殺すから」
「ならハリスとこの紙に書いてあるものを買ってきて。」達也は紙を受け取って目を通そうとしたが、
字が読めなかった。決してセフィアの字が汚い訳ではない。形はアラビア文字に似ているようだが少し
違う。
「あの〜読めないです。」
「え!あなた字が読めないの!まぁ異世界からの来訪者だから仕方ないか」
「とりあえずハリス渡せばわかるわ。ハリスについて行きなさい」
そして達也はハリスとともに麓の村に向かった。
無事買い物も終え帰ろうとした時、事件は起きた。
「きぁーーー!」「ドカーーン」
達也に降りかかる災い 達也の運命はいかに
次の話から戦いです。