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おかしな同居人
おかしな同居人
メイドはナイフを下ろした。セフィアは達也の方を向いて言った。
「この子はうちのメイド兼護衛のフェグリアよ」
「お嬢様、朝食の用意が出来ていますのでどうぞお食事をなさってください。
あと、そちらのお客様の分も用意いたしましょうか?」とフェグリアは言った。
「ええ。お願いしても良いかしら。」「あなたも良いわよね」と達也に尋ねた。
「はい。お願いします。」
達也とセフィアはダイニングへ向かった。
すでにテーブルには豪華な食事が用意されていた。
そして奥に座っている女性が目に入った。その女性はセフィアよりもかなり大人っぽく
色っぽかった。女性は口を開いた。
「あら、セフィアおはよう。その子は誰なのかしら」
女性はセフィアに尋ねた。
「この子は異世界からの来訪者よ」
「あら、珍しい。てっきりボーイフレンドかと思ったわ。」
「そんな訳ないに決まってるじゃない」