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第二話 がしゃどくろの災難

あれから一週間がたった

基本的な魔法はほとんど出来るようになった

邪霊魔法はまだやっていないが、まあ何とかなるだろう


「ここら辺の魔物も狩つくしたなー」


声によるとここらいったいは魔の森と言い

ゴブリンやスライムなどの一般的な魔物の他に

ドラゴンや炎獅子などの存在の災厄級の魔物までが出る所だそうだ

一般的な冒険者はドラゴンなどの化け物に出会わないように浅瀬で戦っているそうだ

ちなみに俺がいるところは森の中央だ

ドラゴンに出会ったら死ぬだろ!と思ったが

声によると『大丈夫です』というので来ている

しかも、声のいった通り魔物に全く出会わないのだから不思議だ


む、何か近くに人がいる

俺はほふく体制になって人間に見つからないようにする


「ここらが森の中央か、ヤバい空気がバンバン伝わってくるぜ」


「ちょっとガッツ、本当にこんなところまで来て大丈夫なの?」


「そうですよ、ここらにはこの森の主のドラゴンがいるんですよ」


「大丈夫だってドラゴンなら森から出るのを見たって言ってたじゃないか」



どうやら、ここに来たのは大剣の筋肉だるまと杖を持ったエルフの女性と弓を持った眼鏡っ娘らしい


(どうすっかな、これは会わないほうがいいよな)


俺はそう思いほふく体制のまま後ろに行くと


ガサガサガサガサ


やべ、体がでかすぎて木に当たる!


「ガッツ!?あっちに何かいる!」


「本当か、よしこの俺がぶっ倒してくる!」


「待って下さいよガッツさ~~ん」


こっちに来るぞ、来んな!!!


「オラーー!!どこだーー……あっ」


あっ目があった

どうしよう、声かけたほうがいいかな?


「う、あっ、あっ、」


「どうしたの!ガッツ!」


「ガッツさん、どうしました!」


「来、来るなぁぁぁぁ、逃げろおぉぉぉ」


「え?どうしてって…あっ」


「こ、これは」


ヤバい見つかった、どうしよう

俺はとりあえず立ち上がり話を試みようとしたら………


「おい、逃げるぞ!」


「うん、わかった!どうする」


「とりあえず派手な魔法ぶっぱなして牽制してくれ!弓士であるリアを先に逃がす!」


「わかった!あんたは」


「俺はあの化け物にスキが出ている間にお前を担いで逃げる!」


「ガッツ…わかった 現れよ、大いなる紅蓮の炎! インパクトフレアァ!」


そう言うと彼女は俺に向けて巨大な炎を出してきた

炎は俺に向けてどんどん加速していく


そして俺はその炎を


握りつぶした


「え」


「おい、嘘だろ」


「高位魔法を一瞬で………」


何かあいつら勘違いしているところ悪いけど

俺はただ単に山火事になって危なさそうだったから消しただけだからね!


「お、おしまいだ」


「う、うぅぁ」


なんか泣いている奴までいるし

え、何、俺が悪いの?

こういう空気が悪くなった時は適切な対処をするのが大人ってもんだよな、俺、高校生だったけど


「貴様らに用はない」


「………」

「………」

「………」


シーーン


さて、帰るか


俺はまるで何もなかったように帰っていった





その夜



「うあああああぁぁぁぁ何がぁ貴様らに用はないだぁぁメチャクチャ恥ずいぃぃ」


森で一人悶絶し今日の事が新たな黒歴史認定された



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