第一話 がしゃどくろ
『ようこそ、剣と魔法の世界アルクリアへ』
無機質な音声がそういうと俺の目の前に広がった光景は森だった
明らかに地球には存在しない魔獣やこの森に住んでいる動物達が見える
「すげえな、本当に異世界かよ」
しかし、そこで俺はある違和感に気づいた
なんでこんなにも遠くが見えるのかと
何故同じ森にいるはずなのに上から目線なのかと
俺は少し疑問を持ちながら自分を見てみると
「う、うおおおおおぉぉぉぉ何じゃごりゃああぁぁぁ!!?」
そう、何故か俺の体は山のように大きい骨だったのだ
「嘘、嘘だろ、おいおいおい」
(一体どうなってんだ)
俺の姿はどう見ても巨大な骨である
「この体でかすぎだろう、どれくらいあるんだ?」
『およそ30メートルです』
ああ、そういえばそこの君まだいたね
一体これはどういうことか説明してもらえるかな
『種族的特徴だと思われます』
種族的特徴ね
異世界だから分からないけどさ
いくらなんでもこんな種族いないと思うよ
『おそらく、固有種族だと思われます』
そうですか固有種族ですか
確かに何か強そうですがこんなチートいらなかったよ
山のように大きい骸骨
こんな奴がそういえばいたね
魔獣というか妖怪というか
新たな人生ががしゃどくろってどんなマイナススタートだよ
詰んだ、俺の人生詰んだ
俺はこれからの人生(妖怪生?)を考えながら
歩いていくとテンプレ通りゴブリンがいた
いや、テンプレではないかも知れない
こちらを明らかに恐れている
俺は試しにゴブリンに向けてデコ?ピンをすると
当たった体が肉塊になって遥か彼方に消え去った
「うわ~グロいな、とういか問答無用で殺したけど大丈夫かな」
『大丈夫です、ゴブリンは冒険者ギルドで常時討伐依頼なのでいくら殺したとしても問題ありません』
オーケー
んじゃとりあえず自分の力を確かめよう
そして俺が確かめるものと言ったら魔法!
そう異世界って言ったらまずは魔法でしょ、これ基本
なあ、俺って魔法使えるのか?
『はい、使用可能です』
魔法は属性魔法って感じに適正がないとダメか?
『はい、そうですが貴方は全属性+固有属性持ちなので関係ありません』
わかった、それと固有属性って何だ?
『固有属性とはごく稀に見る属性です、この世界では今まで二人しかおりません、勇者カノンの神聖魔法と大魔王ミストルティンの虚無魔法です』
なんかすごそうだな俺のは?
『はい、貴方のは邪霊魔法です』
邪霊魔法?すまんが良くわからん
『邪霊魔法とは神仏悪鬼、魑魅魍魎を呼び出し死者の軍勢として襲わせたり、また死んだ魂を別の体に憑けて蘇らせる魔法です』
また、使い所が限られそうな物を
がしゃどくろに邪霊魔法とかもうそれだけで裏ボスって感じだな
そういえばいろいろと試すんだった
邪霊魔法はなんか良くわかんないし、今日はやめて普通の魔法を練習しよう