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隆士の彼女さん

だんだん文字数が減ってますが、三千文字で安定させようと思っています。

「なぁ、吉良」

「なんだい?優奈ちゃん」

俺達は今登校中だ。ちなみに、デート明けの月曜日である。

「たしかに、デートのときに俺はお前が好きだといったかもしれないが、忠告しておくぞ」

「ん?」

「過剰なスキンシップは禁止な!」

「過剰とは?」

「なんというか、あれだ、不順異性交遊的なあれこれだ」

「具体的には?」

「あー、えー、あーっと、…だから、急にキスするとかだ!」

「急じゃなかったらいいのかな?」

「いや、断じてそんなことはない!」

「えー、そんなー」

不意に顎に手を添えられる。

そのままクイっと持ち上げられ

「こんなに麗しい唇が目の前にあるのに、優奈ちゃんは我慢しろっていうの?」

「………………!」

「ん?」

「だから!そういうのをやめろと言ってるんだこのバカ!」

本気で顔面を殴りにいくと、空いている左手でひょいと受け止められた。

「さぁ、そんなことより学校にいかなきゃだね、優奈ちゃん」

「離せぇぇ!」

そのまま手を繋いで学校まで引きずられる俺だった



_____

「それで、優奈はいつから吉良くんと付き合い始めたの?」

ただ今俺は絶賛取り調べ中です。

「えーっと、転入してきた日?だっけ」

「あんさん、そりゃはやすぎやしねぇかい?おぅ?」

ちなみにこの変なしゃべり方はもちろん愛である。

どこから買ってきたのか、俺の目の前には『カツ丼風パン』が置かれている。

…俺の母親は料理しないんだよね。


「それで、きっかけはどうなの?」

「えーっと、吉良…君が突然告白してきた。」

「そのあたりを詳しく聞かせてもらおうじゃねぇかい?おぉぅ?」

…。

「えっと、転入してきた日に朝から学校に手続きに行ったら吉良君がいて、学校を案内してもらったんだ。その時に放課後に体育館に来るようにって言われて」

「あぁ、告白スポットだって聞くもんね」

「さぁ、そこでなにがあったんでぃ?おぉぉぅ?」

「そこで、僕と付き合ってくれないかな?と言われて了承した」

「軽っ?!」

「ねぇちゃんよぉ、そりゃ軽すぎるぜ!」

…確かにこれ聞いただけじゃただのビッチさんになるじゃないか!

あ、そうだ!


「えっとね、実は話には続きがあって。さらに過去…というか転入の一日前に遡るんだけど」

「「ほぅ?」」

「えーっと…、こ、こっちで住むのに必要なものとかを姉ちゃんと一緒に買いに行ったんだけど、その時にその…集団にナンパをされて」

「「されて?」」

「ちょっとした揉め事になっちゃって、危うく連れ込まれそうになったんだけど、そこに吉良君が助けに来てくれたの」

「おぉー!」

「詳細!詳細プリーズ!」

「えっと、伝説の不良の如くナンパ男達をなぎ倒して忠誠を誓わせたんだ。あ、その前にも道に倒れてた私を介抱してくれてたりしたっけ」

「ちょっとそれ吉良くんイケメンすぎない?」

「そら、惚れるわぁ!惚れちまいますわぁ!」

二人とも目をキラキラとさせている。

今思い出しても、確かにあれはイケメンだな…って、何を言わせる!


「そうかー、吉良くんかー。クラス単位で何かをする時っていつも吉良くんが動いてるもんね。気も利くしいい人だと思うよ!」

「そのてん、僕たちの優奈もとにかく可愛いし、とにかく可愛いし、やっぱり可愛いから申し分無しだ!素敵なカップルですな!」

「か、可愛いって連呼しないで!」

「赤くなってるよ?そんなところが可愛いよね、優奈は。反応が新鮮なんだよ」

「優奈可愛い優奈可愛い優奈可愛い優奈可愛い優奈可愛い…」

「愛っ!」

「怒った優奈も可愛いですぜー!」

「…もう!」

俺ってこんなにいじられるようなキャラだったけ?

…いや、そうか。これが友達か。今まで友達なんて隆士くらいしかいなかったっけ。

やっぱり、一番仲がいいのはこの二人なんだけど最近はクラスの人との会話も増えてきた。

これが女の子になったおかげ…女の子になったせい(・・)だとすると複雑な気持ちになるな。

あぁ、なんかだんだん俺この体での生活に充実感をおぼえてしまってるような。



_____

「昼休みは盛り上がってたようだね?」

現在、吉良と下校中。

「あぁ、前のデートを知られてたからな。事情聴取だってよ」

ちなみにカツ丼風パンはなかなかの一品だった。うちの購買も捨てたもんじゃないな。

「こんど紹介してもらわないとね。神谷さんと桜木さんに」

「えー」

「まぁまぁ」


まぁ、そんなくだらない話をしていると前方に隆士の姿が。あ、あれは…

「よぉ、隆士」

「おぉ、優奈ちゃんか」

「…隆士、この子はだ・あ・れ?」

泣く子もお漏らしするような声色で隆士に話しかけたのはこの前言った隆士の彼女さん。

会うのは久しぶりだな。

あれ?そういや吉良どこいった?

「だから、えーっと、言っていいのか?」

「おう」

「優ちゃんだよ、優ちゃん。忘れたわけじゃないだろ?俺の親友の!」

「あぁ、木下くん…いや、私の中の木下くんは男の子なんだけど!」

「大きな声では言えないけど、女の子になっちゃったらしいんだなこれが」

「は?」

「まぁ、色々あったんだよ新田さん」

久々に右目で魅了(チャーム)

(はい、男への道のりがまたもや一歩後退しました!)

脳内で悪魔が騒いでいるが気にしない。


「そっか、久しぶり木下…くん?ちゃん?」

「優奈でいいよ」

新田(にった) 美玲(みれい)さん。隆士の彼女。

ほどほどに長い黒髪をポニーテールに結んだメガネ美女。うちの姉ちゃんから残念感をひいた感じ。

なんで隆士が新田さんと付き合えたのかという疑問が耐えないようないい人だ。

大人っぽいけど同い年。ものすごいヤキモチ焼きなところもあり可愛い。

なんか、改めて考えると完璧だなこの人


「あれ、修羅場にはならなかったみたいだね」

どこからかやってきた吉良、おい修羅場ってどういうことだ

「やだな、ちょっとした遊び心じゃないか。そんなに睨ま…ごめんなさい」

「こいつは俺の彼氏。吉良大雅、ご察しの通り性格悪いです」

「そんな紹介をする優奈ちゃんなかやか性格悪いよね?似たものカップルってことかな」

なんだ、この何事もポジティブに捉えられてしまう感じ!

「まぁ、冗談はいいとして、こんにちは隆士くん、…あと隆士くんの彼女さんかな?」

「おー、こいつは俺の彼女。新田美玲。見てのとおり俺にはもったいないくらいの美人!」

「僕の優奈ちゃんのほうが美しいね」

「なにをおっしゃる、優ちゃんはどっちかってと『可愛い』部類だ。『美しい』はうちの美玲が頂く!」

「ふっ、僕の優奈ちゃんは「やめい!」

なんで道端でこんなに恥ずかしい思いをしなけりゃいけないんだ!

「褒めてくれるのは嬉しいけどなんかペット扱いされてるみたいで不快だったわ」

不機嫌丸出しな発言だが、顔はほんのり赤くなっている。

…可愛いさでも勝てねぇんじゃねぇか?

って!なんで俺が可愛いさで勝つ必要があるんだよ!


「まぁ、確かに新田さんも素敵そうな女性だ。よろしく頼むよ」

「まぁ、あなたも木下くん…ちゃんを大切にしてるようだし悪い人じゃ無さそうね」

「さて、なんならこんどダブルデートでもするかい?大雅」

「さすが隆士くん、いい事を言うね」

「何勝手に話し進めてるのよ!」

「新田さんの言う通り!」

「はぁ、木下く…優奈ってよんでいい?私も美玲でいいから」

「うん」

「じゃあ、優奈も大変な彼氏を持ったようね。お互い大変だろうけど頑張りましょ。まぁ好きだからいいんだけどね」

吉良と二人、盛り上がっている隆士を見つめるその顔は恋する乙女。

やっぱり、可愛いさ、美しさで美玲に勝つことなんてできないだろうなと思った。


ってだから俺は張り合う必要ないじゃないか!


ちなみに美玲さん、私の大好きなキャラ3人から要素を頂いてそこに眼鏡要素をたしました。いや、名前はオリジナルなんですけどね。

と、いうわけで二部がはじまりました。

恋愛、ツンデレ要素を抜くことはありませんがサキュバスちゃんや吉良様にスポットをあててファンタジー色が濃くなります。

まぁ、彼女さんの登場も布石だったりなんだったり。


ちなみにモチーフのキャラは9人の女神のハラショーさんとスピリチュアルさんとイミワカンナイ!さんです

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