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プロローグ

※この作品にはグロテスクな表現が含まれております。心臓の弱い方、及び、そのような表現を嫌う方は注意して下さい。

赤信号を無視したトラックが、鈍い音と共に鮮やかな赤を道路に描いた。

目の前で女子高生がひかれたのだ。そう、私の目の前で。いつもの事だ。こんな風に人の死ぬ場面ばかりに遭遇しては、後で、警察官に聴取される。

「また、君か。で、今回の事件もみてたんだろ。」

やっぱりか、と言わんばかりの口調で、警察官に問われる。

「ええ。みてましたよ、また。それも、目の前で。」

はっきり言えば異常だ。こんなことが、多ければ月に一度、振りかかるもんだから、地元の警察にも疑われる始末。

仕方ないと言えば、そうなのかもしれない。今回は自動車事故で、運転手が罪にとわれる事は明確であるからいいものの、この前の連続通り魔事件では、えらく長い期間、警察に通わされたものだ。しかも、こんな風にして、死に直面した日には必ず夢を見る。今晩も見ることになるだろう、被害者の夢を。

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