世界観と用語について
本編に出てくる用語を紹介します。
☆世界観と用語について
○魔法少女
その名の通り魔法少女のこと。少女であるなら基本的に誰でもなれる(例外はある)。
魔法を使い、鬼を倒すことを宿命づけられる。(といっても強制ではない。あくまでも鬼自体が匂いを嗅ぎ付けて襲ってくる可能性が高くなっているだけの話である。)
服装はその魔法少女によって様々。その人の個性によってある程度自動的に決定される。
死ぬと光の粒子を撒き散らして消える。つまり存在の消滅である。
魔法少女の使命は鬼を排除すること、また谷に落ちたりや呪いにかかったりした人を助けることだ。基本的にそのためにしか魔法は使ってはいけないと決められている。だが守る者はそう多くないのが現状。
魔法少女の数は数万人で、命を落とす者や新たになる者がいるため数は変動する。
また、魔法少女になるためにはある程度の素質・環境が必要で、それらを満たした少女の前に魔法獣が現れる。彼らは様々な姿をしていて、基本的にその少女にしか見えない。少女は魔法獣と契約を交わすことによって、一つの願いを叶える代わりに魔法少女となる使命が与えられる。ちなみにその契約をしてしまったら破棄することはできない。
魔法はその魔法少女の個性・契約時の願いによって方向性が決定される。ある程度決まりきった魔法の種類があるが、独自の魔法を作ることが可能である。
○鬼
異怪な妖。姿形はさまざまで、動物や人に似ている個体もいる。普通では見分けがつかないこともある。
鬼という名前であるが、地方によっては呼び名が変わることもある。
俗に言う妖怪や霊獣の類もこれに分類される。
鬼というのは基本的に世界の負のエネルギーを食料としている。草木の生気を食べるものも少なくはない。中には人肉を好む個体もいる。
鬼は基本的にこの世界:混界とは違う魔界で生まれ、食料を求め混界にやってくる。
○能力者
何らかしらかの要因によって偶発的に異能の力を持った人間のことを総称してこう呼ぶ。
その力は様々で、統率機関である超能力者協会(Supernatural Ability Society):通称SASでも把握しきれていない。
この異能の能力は、魔法と似通っていて、周りの微量な魔力・生気を取り込むことによって力を発揮する。しかしこのことはSASの上層部で情報が押さえれている。この理由は不明である。
○協力者
魔法少女の活動を手助けする人。一般的に男性が多い。対象となる魔法少女とある程度親密である必要がある。大概は魔法少女と協力者は恋仲に陥る。魔法少女から魔力を借りることによって何らかしらかの技能・魔法を使うことができる。ほとんどの場合魔力を持たない。
○魔法獣
少女に対し魂と引き換えに、願いを叶えて魔法を使う力と知識を与え魔法少女に仕立て上げる個体のこと。
姿形は愛くるしい獣の格好をしている。様々な名前で呼ばれることもあるが、あまりにも多いため公式には「魔法獣」と総称して呼ばれる。
人間とは違う思考回路をしている。そのため何を考えているかわからない。何が目的なのか分かっていない。
少女を魔法少女にするときに生じる正のエネルギーを回収しているという説もあるがわかっていない。
○谷
呪いや絶望や障気といった負のエネルギーが集まってできた空間の穴。自然発生したものが大半であるが、中には鬼がある種の結界として作る場合がある。上位のものは普通の人はまず抜け出せない。
ランクがあり、上から順にS(専門の者でも危険)・A(専門の者でも苦戦すること有り)・B(専門の者以外はかなり危険)・C(一般人は抜けだせなくなる)・D(一般人が怪我を負う可能性あり)・E(ほぼ害はない)となっている。
○桐陵高校
主人公たちが通う高校。地方都市の神川市の中心地から北西に位置し、尚且つここら一帯に広がる丘陵地形の中で高い部類に入る桐陵ヶ丘に立っている。
○TEATRO
桐陵高校の生徒達で構成された能力者組合。活動目的は世界平和。
ちなみにイタリア語で「劇場」という意味。
○法具
魔力を注ぐと特定の効果を発揮するもの。
魔法協会が保持していたりやどこかに隠されていたり、鬼が持っていたりする。
○魔女
鬼の中で多くの魔力、または強さを誇る女性型の鬼が呼ばれる称号。
ほとんどの魔女が法具を持っている。
他の鬼とは違う威圧感を持つ。
○七つの大罪
七つの大罪というのは、罪というよりも、人間を罪に導く可能性があると見放されてきた欲望や感情のことで、『傲慢』、『嫉妬』、『憤怒』、『怠惰』、『強欲』、『暴食』、『色欲』の7つを司る鬼のこと。
他の鬼を圧倒する力を持つ。
○神
世界を創り出し統治している存在。
○新魔法少女
既存の魔法少女と違い、一つ目の願いを破棄して新たな願いを叶えることができる存在。
魔法少女と比べ、身体能力・魔法技能・魔力が増加する。
ここは随時更新していきます。