彼女が友達に変わる時
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:(仮)彼女が友達に変わる時
▼登場人物
●滝川義人:男性。27歳。サラリーマン。
●沖原裕子:女性。25歳。OL。義人の元カノ。
●水野幸樹:男性。27歳。裕子の次の彼氏。義人の友達。
▼場所設定
●義人の自宅:都営マンションのイメージで。在宅ワーク用の書斎あり。
●寝室:義人のマンションの寝室。ここに裕子と幸樹の死体を置いている。なるべく寝室のイメージを出さないよう、普通の部屋の感じでお願いします。
NAは滝川義人でよろしくお願いいたします。
イントロ〜
今回は複数の殺人が起きた、或るミステリアスな事件の意味怖です。
「犯人は身近なところに居た…」
このフレーズを念頭に、少し推理を楽しんでみて下さい。
メインシナリオ〜
俺の名前は滝川義人(27歳)。
どこにでもいる普通のサラリーマン。
俺には今、付き合ってる彼女がいる。
名前は沖原裕子(25歳)。
同じ会社の同僚だ。
でも最近、裕子の様子が少しおかしい。
義人「今度ドライブでも行くか?お前今度の日曜あいてるって言ってたろ?」
裕子「うん…ごめんね、その日ちょっと用事があるの」
義人「ん?なんだよ用事って」
裕子「ん?その日、友達とちょっと買い物に行くから」
義人「え?買い物なんていつでも行けるだろ。何か大事な買い物なのかよ?」
結局デートはキャンセル。
当然、疑う。
義人「デートより友達との買い物が大事なんて…。アイツもしかして…」
ト書き〈浮気発覚〉
予感は的中。
裕子「ごめん…」
裕子は浮気していた。
しかも俺と別れる気でいるらしい。
義人「…わかったよ。もういいよ」
でも俺は別に腹が立たなかった。
裕子は男との付き合い方が結構ハデ。
彼氏が居ながら、何人もの男友達と一緒に飲みに行ったり、遊びに行ったり。
おまけに1週間や2週間、連絡を寄越さない事もしばしばあった。
そんな裕子に俺はそろそろ嫌気が差していた。
だからこの別れは別に苦じゃなかったのだ。
義人「…でもよりによって、次に付き合う相手が俺の友達とはなぁ…」
裕子の浮気相手は俺の友達・水野幸樹(27歳)。
同じく会社の同僚だった。
ト書き〈義人の自宅〉
(幸樹は後ろ姿で登場)
それから数日後。
幸樹が俺の家に遊びに来た。
義人「よ~くも遊びに来れたもんだぜ♪人の彼女取っといてよ」(明るい感じ)
幸樹「……」
義人「ハハ、冗談だよ。そんな気にすんな。実を言うとさぁ、俺もそろそろ裕子とは別れようかと思ってたんだ。だからそんなに気にする事ないって」
それでもやはり友達の彼女を奪った事への罪悪感が、
その時の幸樹を苛んでいたようだ。
幸樹はずっと俯いて黙り込んでいた。
ト書き〈幸樹と裕子が遊びに来る〉
(幸樹と裕子の後ろ姿だけ映す感じ)
義人「よ~、お2人さん♪今日は揃って遊びに来てくれたのかい♪今仕事中だからさぁ、今日は書斎で喋らねーか?何だったらビールも持ってくるぜ♪」
俺は会社の仕事の傍らで、在宅ワークをしている。
いわゆる内職だ。
今日は原稿書きが忙しかったから、2人を書斎に招き入れ、
そこで夜まで談笑を楽しんだ。
ト書き〈数日後〉
義人「ふー。今日は仕事休んじゃおうっかなぁ」
俺は最近、内職の方にずっと取り組んでいた。
高校頃から小説を書くのが好きだった俺。
この前依頼された電子書籍用のシナリオが結構面白く、
その執筆にずっとのめり込んでいた。
はっきり言って、会社のルーティン作業より面白い。
義人「よし!やーすも♪」
俺は早速会社に電話して、仮病使って休む事にした。
義人「へへ♪偶にはこうやって自分の時間を有意義に使わないとな♪」
今書いてる小説はサスペンスもの。
義人「えーと、ここで主人公に電話がかかってきてぇ…彼女が行方不明になって実は死んでいて…えーとそれから、主人公の友達が割り込んできてぇ…」
その時・・・
義人「おっ電話か?」
幸樹からだ。
義人「面白ぇなぁ♪今書いてるトコと同じような展開じゃねーかコレ♪」
「今から遊べないか?」との事。
偶然この日、幸樹も会社を休んでいたらしい。
暇だからまた飲もうと言ってきた。
義人「なーんだ、お前もズル休みしてたのかよぉ♪」
俺は即OK。
(幸樹が来るのを待つ感じ)
義人「よし、じゃあこの辺で一服するか」
取り敢えず酒のつまみなんかを用意していた。
ト書き〈寝室で談笑〉
義人「なんだ、裕子も一緒に来たのかよ♪」
どうやら裕子も会社を休んでいたらしい。
裕子の場合は元カレの友達と付き合った事で、気分が晴れず、
「どうしても謝りたかったから…」
との事。
義人「もう気にすんなよ裕子。オレ本当に何とも思ってないんだからさ」
義人「それより俺とお前は別れて良かったと思うぜ?多分あのまま付き合ってても自然消滅の形で別れたかも知んねぇし、そもそも他に好きな人が出来たんならしょうがないよ。それに俺、今みたいにこうやってお前達と3人で友達関係にある方が、なんだか性に合ってるみたいな感じもするんだよ♪」
裕子もずっと俯いて元気が無い。
1度は付き合って愛した女性。
そんな裕子を見ていると、なんとか励ましてやりたくなったのだ。
普通こうして何度も自分から奪った彼女を連れて来られたら、
大抵のヤツは怒ったり悲しんだり、或いは嫉妬に駆られたりするだろう。
でも俺は全くそんな気にならない。
それどころか2人を見守る上で、
「出来ればこのままずっと3人一緒に居たい」
とすら思っていた。
義人「よし!今日はまた目一杯飲んで楽しもうぜ♪」
それから夜遅くまで飲んだ。
ト書き〈その後〉
義人「ふ〜〜、もう飲めねーよ俺wでも3人でこうやって飲んでたら楽しいよなぁホント♪そろそろ俺眠くなっちゃったからさぁ、今日はもういいか?」
取り敢えずその場はお開き。
義人「裕子、幸樹、また明日、喋り明かそうな。じゃあ今日はもうお休み」
そう言って俺は、寝室のドアをパタンと閉めた。
解説〜
はい、ここ迄のお話でしたが、意味怖に気づかれましたか?
それでは解説していきます。
今回のテーマは「語り手によるミスリード」。
お気づきになったかも知れませんが、
ストーリーは冒頭の裕子のセリフをのけて、
全て主人公・義人の1人語りで終わります。
そう、今回のストーリー世界は義人の独壇場。
義人は裕子にフラれました。
しかもその裕子が付き合った次の相手は自分の友達・幸樹。
義人はそんな中でも、
「悲しく思わない、嫉妬も感じない」
と言っていました。
でもこれは嘘。
悲しく嫉妬を感じるどころか2人に対し、
義人は並ならぬ憎悪を抱いていました。
つまり腹を立てず、嫉妬を感じなかったその理由は、
既に2人に対するその怨みを晴らしていたからです。
ここまで言えばもう解るでしょうか。
義人は裕子にフラれた翌日から数日の間に、
裕子を●し、次に幸樹も●していました。
その後、裕子と幸樹の遺体はずっと義人の部屋に安置。
そして義人がその気になった時に2人を引きずり出して座らせ、
酒を飲んで談笑していたのです。
だから義人が会社をズル休みした時も、2人はずっと部屋に居ました。
まるで幸樹が裕子をマンションへ連れて来たような流れでしたが、
これも義人の妄想の中での展開。
その前の場面でも「幸樹から電話がかかって来た」なんて言ってましたが、
これも義人がおどけて言ったもの。
そのとき書いてた小説の場面に乗せる形で、愉しむ感じで言っただけです。
この場面に騙された人は結構いたかも知れませんね。
そして極めつけはラストの場面。
いい加減に酔いが回り眠くなった義人は、
「また明日、喋り明かそうな。じゃあ今日はもうお休み」
と言って寝室のドアをパタンと閉めます。
この寝室とはもちろん義人のマンションの寝室。
普通は家に帰る筈。
ストーリー中の義人のセリフに何度か出てきた、
「見守る」
という言葉の意味は、そんな死体の2人を見守る上で、
「自分を含むこの3人の空間をずっと守って行きたい」
という義人の隠れた狂気。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬




