4、『ミッション:インポッシブル』を観にいった
『ミッション:インポッシブル』の映画を観に行くことにした。トム・クルーズを嫌いな人なんて、この世にいないと思うんです。いるとしたら、トムのライバルくらいでしょう。
映画館に、上映開始の四十分前に到着した。絶対に余裕だと思っていた。平日の朝一番の上映なので空いているだろうと予想していた。
完全にミスった。長蛇の列ができており、列の先にはチケットを購入するための機械が五台、並んでいた。
操作を教えるスタッフさんは一人しかいないため、なかなか客がはけていかない。集団塾で、入試直前の塾生が講師の取り合いをしている感じだった。
並んでいると、当たり前だが、どんどん時間が経過していく。あっという間に開演の五分前になった。いきなり『ミッション:インポッシブル』のチケットを購入するのが不可能な任務に――
こんな時、イーサン・ハントならどうするだろうか?
……いや、彼も並んでるしかないやろ。スタッフに変装したり、一瞬だけブレーカーを落として真っ暗にさせて、入り口をこっそり通過、またブレーカーを元に戻す作業をしてもええけど、どう考えても並んでる方が早いやろ。
そんなことを考えていたら、ようやく順番がまわってきた。急いでチケットを購入する。
チケットを見せて入り口を通過。書かれたスクリーンの会場に入り、指定の席に着いた。ちなみに、映画の予告編を観るのも好きです。
やはり、アクションものは迫力ある大画面で観るのがいいですね。
ちなみに、皆さんご存じのように、『ミッション:インポッシブル』は、毎回、ミッションの度にメンバーが集まり、ミッションを果たすと散り散りになります。
まるで今年度限りの自治会やPTAの役員みたいやなぁと毎回、思ってしまいます。私だけでしょうか。
読んでくださって、ありがとうございました。