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バックフォース 〜僕は異世界の救世主〜  作者: 阪岸春
第1章 発見と成長編
9/27

新たな情報

オーガンの死体を回収したレアトとりあ。

初めての相手。人間化したカラーミーと言う新しい新種カイード、それを調べるための回収なのだがその状況を知らないものがそれを見ると人殺しにしか見えなかった。


***

「早く帰ってエボさんに調べてもらわないとね。」


「人型のカラーミーなんて初めてだよね。」


「聞いた事ない。他の支部からもそんな情報が無いから。おそらくこれが初めての個体ね。」


「フェリシダットに他の支部なんてあったんだ。」


始めて知ることになった他の支部の存在。

聞くと今自分がいるフェリシダットが中心のなっていて、他にニザヴィース、バッガーディー、アピナ、オキオン、ディーキェ、ジャポーニャと呼ばれる組織が存在する。全部フェリシダットなのだが、組織リーダーが名前を付けたのでこう呼ばれているらしい。

ほとんどが国と一緒になっていて、その中でも驚いたのがフェリシダットも一応国らしい。ただフェリシダット王国は他の国とは連絡を取らない主義なので他の国の情報が流れてくるのは遅い。今回の隣国のゾージーニ王国の件も遅くなったらしい。

なぜフェリシダット王国が独立できているのかと言うとエボさんの存在だとりあは言う。

あの人の魔法はなんでも造れるから他の国から何か貰うとかするのであれば、エボさんが造った方が早いとの事。

つくづく思う。あの人はえぐい。


「おそらくこれからカイードの件で他の支部に行くことが増えると思うから学校行けなくなるかもね。」


「ん〜なんか嫌だけど理由考えるのめんどくさいね。」


「休学すればはやいと思うから私休学するかも。」


「えぇ!高校生で休学なんて、もったいないよ!」


「別に私の勝手ですので。」


カイードの死体を持ちながらいつものような会話をする中々に気味が悪い状況だったが、(テント)に到着し、ひと段落つくことにした。


「今日は疲れたし出発は明日にしよう。このカイードの死体は大事に保管しとくから。」


大事にしておくと言ってた割にその保管方法は車にある冷凍庫に詰めるというものだった。余計に殺人事件臭がするのだが、ここは目を瞑ろう。


(初任務は無事に終わったけど自分の謎が増えるというか分からないままになったけど、、記憶を無くさずに戦えるようになりたい。)

レアトは、自分が記憶を無くしている間どう戦っているのかは詳しくは知らない。

ヌエボには二重人格なのではと言われただけでどうなってるのかは教えてくれなかった。

おそらくりあも教えてくれないだろう。


「りあ。僕の暴走について詳しく教えてくれないか?」


「詳しくは分からない、遠くから見てたから。

とりあえず暴走してたしか分からない。けど確実にあれはレアト君では無かった。」


「そっか。」


本当にわかってないのか、濁されてないか不安になる返答だったがりあの事なので前者であると信じたい。


「いつか分かると思うよ。初任務お疲れ様です。」


「あ、ありがとう。」


そのまま2人は学生の空絵りあと結城レアトに戻り、会話を楽しみ眠りについた。


***

次の日2人は起きてすぐに車を走らした。

何事もなくフェリシダットに戻ることができ、レアトの初任務は終了した。


「あ、いた。」


「お、りあさんじゃないですか。レアトの初任務お疲れ様です!」


「とりあえず調べてほしいのあるから来てください。」


りあはヌエボに遭遇するとすぐにカイードの死体を見せた。


「もしかしてこれカラーミーですかい?新種も新種ですね。人間化したカラーミー、カイードか、」


「自分たちはカイードと呼ぶって言ってたから、おそらく私たちが知らない間にカイードの組織があります。」


「ですね。とりあえずハセリ様と他の支部に連絡しときます。この死体は貰いますね。」


「お願いします。」


***


(戻ってきたはいいけど、ここどこだ、)


戻ってきたと同時にりあと逸れ、迷子になっていたレアト。


「お、見つけた。よっ!」


「あ、フツロさん。お疲れ様です。」


「初任務だってな!お疲れ。どうだった?」


「人間化したカラーミーに遭遇してなんとか倒せはしました。」


「、、そうか。前ちらっとみた未来に人間だけど肌の色がカラーミーみたいなやつを見たんだけど、レアトの前に現れたか、」


「何かおかしいんですか?」


「少しな、俺の未来視は俺目線の未来が見える。俺が見たってことはその新種は俺の前に現れるはずだったんだか、なぜかレアトの前に現れた。なにか狂ってるのか、レアトの力なのか、俺の魔法が成長してるのか、、まぁ成長してると信じてるがな。」


「きっと成長してるんですよ!」


「だな!ところで明日暇か?こっちに顔出して欲しいんだけど、」


「こっち?」


「あぁ一般棟の訓練に顔出してほしいんだレアトのことみんな知らない人が多いから。」


「一般棟とかあったんですか?!」


レアトが今まで訓練していたところは特別棟でフェルテフェリスと選ばれたフェリスしか入らない棟らしい。レアトは直接その棟に行っていたので知らなかったし教えてくれる人もいなかった。

レアトが迷子になっていたのはそのためである。


「明日は大丈夫ですけど、ここの行き方知らないから教えてほしいです。」


「あ〜それもそっか、じゃあとりあえず父さんの部屋行こう。俺用事あるし特別棟だからちょうどいいや。」


「お父さん?」


「あれ?言ってないっけ?俺の父さん。ハセリフェリシダット。」


「えぇー!!!ハセリさんがお父さん!?」


「まぁ知らなかったら驚くよね。フツロ フェリシダット俺のフルネーム。とりあえず行くぞ。」


驚いた口が塞がらないままフツロに連れてかれたレアト。特別棟に着いたころには塞がってはいたが、驚きのせいで特別棟までどうやって来たか覚えていない。


「あの〜驚きすぎて特別棟までの道覚えてないです、、」


「えぇ!もぅー。とりあえず携帯みたら分かるからもう大丈夫でしょこれで。」


最初からそれで良かったのだが、、と思いながらも2人はハセリの部屋の前にいた。


「部屋に着いたからと言っているとは限らないからな。あの人。まぁ今回は未来みてるから大丈夫だけど。」


トントン

部屋をノックする。


「どーぞ。」


静かなハセリの声が2人を歓迎する。


ギィ

レアトはドアを開けハセリの部屋の全貌を知る。その部屋はごく普通の社長室のような部屋で本が大量にある。どの本も見たことがなく、こちらの世界の本だなと思っていると一部だけよく知っている本というか漫画があった。


(あ、あれしおんとりあが好きなやつだ。)


ハセリはその漫画を読んでいる最中だった。


クルッ

ハセリは座っている回転型の椅子を回転させこちらを向く。


「あれ、レアト君じゃん。フツロだけだと思ってたのに。」


「あ、いや一応フツロさんに連れてこられて。」


「レアトの初任務が終わったと言うのを本人から報告させようと思って。」


「そーゆーことね。で、カイードはどうだった?」


「え、なんで、?」


「さっきりあとヌエボが来てね。その時聞いたんだよね。」


「強かったです。僕はほとんど何もしてないですが。」


「りあは強いでしょ?多分まだまだ本気になれば強いからね。」


「フェルテフェリスはつくづく凄いと思います。」


「フェルテフェリスのほとんどがここの本部にいるからね。切磋琢磨してるらしいよ。」


「他の支部にはいないんですか?」


「他の支部には父さんレベルの組織リーダーが仕切ってるから心配ないんだよ。本部に比べてカラーミーの出現も少ないからな。でもいるところもある。」


「説明ありがとうフツロ。そーゆーわけだ!とりあえず君は本部にいるべきってこと。二重人格の件も調べないとだしね。」


レアトには強くなる以外の課題としてこの二重人格を解決しないといけなかった。

このもう1人の自分になっているときにフェリシダットを襲う可能性だってゼロではない。そうなる前に早く解決しないといけない。


「まぁとりあえず初任務お疲れ様。今から親子の時間だからレアトは今日は帰っていいよ!」


「了解です。お疲れ様です。」


レアトは部屋を出て2人の親子が残る。


(近くで見たらやっぱり似てたな。それにしてもハセリさんは見た目の割に結構な年なんだな。)


「それで、一応聞こう。なんの用事?)


「わかってるくせに、、俺の魔法についてだよ。」


凍りつく空気が流れる。


「俺の魔法、未来視じゃないだろ?」


「俺の親のあなたのことだ。なんで俺がこう思ったかもわかってるはずだ。」


「んー知ってはいるけどそこまで心配になる問題でもないからねー。話すと長くなるし別に今のままでもフツロは強いから大丈夫だよ。」


バンッ!

フツロが机を叩く。


「じゃあなんでフェルテフェリスじゃないんだ???なにか理由があるはずだ。」


「おっと、、反抗期かい?歓迎するよ??」


フン

フツロがそっぽを向いている。


「なんの説明もないなら俺はもう用事はない。」


「分かったよ。とりあえず一個だけ教えるよ。まぁなんだろなフツロの魔法がまだ未完成で成長中ってことかな。」


「成長中?じゃあどうすれば完成するんだよ。」


「それは自分で考えようか。簡単なことだけどね。」


「分かったよ。じゃあまた」


「うん、また。」


こうしてフツロは自分の魔法が未完成であるという事実を知った。


(魔法が未完成?どやいうことだ。技が作れないとかならまだ分かる。未完成ってことは魔法が変わるってことか?確かに最近俺の未来視はおかしいが、じゃあ何になるってんだ?)


フツロはフェリシダットのフリースペースで1人黙々と自分の魔法と向き合っていた。


タッタッタ

人の歩く音が聞こえる。フリースペースなので人の出入りは多い。

考え事をするにはあまり適さないとフツロは感じ、移動しとうと立ち上がった時。


「お、フツロじゃないか。」


「あ、エスパさん。久しぶりです。」


エスパシオ ブログエア。フェルテフェリスの1人でりあとレアトの世界の人間をなぜか少し嫌ってる。


「なんでこんなところに?」


「いや、ボーッと適当に歩いていたらいつの間にかここにいて。そういうフツロはなにかあったのか?浮かない顔をしているぞ。」


「いやー実は、、」


フツロはエスパシオに話した。自分の魔法が完成していないこと。その他諸々。


「まぁそゆいう悩みはあるわな。ここじゃ人に聞かれるし俺の部屋来い。」


「あ、はい。」


フェルテフェリスは例外を除きだいたいがフェリシダットの特別棟に部屋を持つ。普通の俺みたいなフェリスは居住区があるのでそこに住んでいる。


「部屋って、、、、聞かれるとまずいですかね、この話。」


「いやそんな事はないが、アドバイスするにあたって俺の魔法の話にもなるからな。」


フェルテフェリスの中には自分の魔法を隠している人もいる。知られるとどこかに漏れて攻略されてしまう可能性があるからだ。フェルテフェリスにそんな心配は無用だと思うが、エスパシオさんは用心しているらしい。


ガチャッ

エスパシオの部屋に着いた。

見るからに高級なドア。中に入らずとも分かる。


(これ、豪邸だ。)

「失礼します!」


こんな豪邸に入るとなると緊張しないものはいないだろう。


「まだ俺の部屋は綺麗な方だ。他の奴らの部屋なんて汚いにも程があるぞ。まぁとりあえずソファにでも座っててくれ。」


フツロは高級そうなソファに座るのを拒み、床に正座した。

親がフェリシダットの創設者と呼ばれているフツロだが、ハセリからは特に何もされてなく普通のフェリスとして扱われるのでこのような高級なものを見る機会はあまりない。


(父さんもこんな部屋なのかな、、)


カチャッ

「紅茶だ。飲めるだろう?」


「あ、はい!」


高級な紅茶がテーブルに置かれる。

それに合わせてフツロは床から椅子に座る場所がアップグレードされた。


「よし、お前の魔法が成長中ってはなしだったな。結論から言うとお前の今の状況は昔の俺と全く同じだ。」


「え、同じ状況??」


「俺の今の魔法は俺がフェルテフェリスになった時に変わった。フツロの言い方で言うと完成した。」


「昔の魔法って聞いても良かったですか?」


「昔か??俺の昔の魔法は遮断だ。なんでも遮断する。それをまぁなんだ使いまくってたら勝手に成長して変わっちまったよ。そんで今の魔法になった。」


「、、使いまくるべきか、、」


「まぁ別に完成しなくてもお前は正直フェルテフェリス並みだと俺は思うがな、終奥も修得したんだろう?」


「なんでそれを!」


「フェルテフェリスの情報網は凄いから。単純なこと。ニコッ」


エスパシオの笑顔。

(エスパさんも笑うんだ、、)


プルルルルッ!

フツロの携帯が鳴る。

相手は父のハセリだ。


「はい、フツロです。」


「あ!もしもし〜!フツロにピッタリかもしれない任務があったから知らせようと思って〜。とりあえず任務送っといたからよろしく〜。」


ガチャッ


「あ、ちょっと!」

ツーツーツー


言う事だけ言ってすぐに電話を切ったハセリ。自由人だなと思っていたフツロだったが、そこにエスパシオが声を掛ける。


「もしかしたら流星かもな。」


「ガチですか??」


流星とは現時点ではレベルの測定不能の任務かフェルテフェリスが同行またはフェルテフェリスのみでの任務。

任務を確認するとそこには二つの任務が来ていた。メッセージ付きで「好きな方をどうぞ!」

そのどちらともが流星のマークがついている。つまりはそういうことだ。


「しかもさっき知ったが、今回でカイードと呼ばれる新しい新種が出たことから流星は最低でも2人以上は行かないといけなくなった。」

「フェルテフェリスは1人でも良いそうだが、お前行く相手いるのか?」


「勝手ですが、レアトを連れて行きます。少し日にちを置いて。」


「そうか。あいつは強くなるから安心だな。」


フツロは自分の魔法の不安を解消するべく、レアトと任務に行くことをレアトに報告する。


(今度はフツロさんとかよ。きつすぎ。日にちは先らしいけど、、まぁ今度は頑張って自分の力でやりたいな。)


お互いがお互いの目的のために流星の任務に向かうことが決まった。


***

翌日。


朝起きてすぐにフェリシダットにきたレアト。ナビを頼りに一般棟に向かっている。


(えっと、次の角を左と、、)


ドン!

歩きスマホをしていたので角から走ってくる子供に気が付かず、激突してしまった。


「前見て歩けよ!この野郎!」


頭を痛そうにしながら生意気な口調でレアトに注意する。


「あ、ごめんね。大丈夫??」


「大丈夫に決まってるだろ!もー!急いでるのに!」


タッタッタ

急いでいた少年はそのまま走り去っていった。


(あの子なんだったんだろう。)



レアトはそのままナビに従って一般棟の訓練室に向かった。

訓練室に着いたレアトだったが、その訓練室を見て少し驚いていた。

訓練室とかかれた明らかに学校の教室がズラーと並んでいる。その一つの訓練室にいたフツロが外にいるレアトに気付いたようで外に出てくる。


「おぉ!レアト!来てくれたか!」


「いや、来たのはいいんですけど、これって教室ですよね?」


「あーまぁ簡単に言うとそーなるか。この訓練室は子供用の訓練室で学校も兼ねている所。一応フェリシダットは国だからな。一般人も住んでる。その中でフェリスになれる可能性、もしくは目指すものがここのフェリシダット学園に入学することが出来る。まぁ学園と言っても学園感は0だけど。」


「つまり、たくさんの候補生がいると??」


「そーなるな、レアトの年ぐらいになると明確になれるやつとなれないやつに分かれるから減りはする。レアトは特例中の特例で特別待遇だからな。知らなくて当たり前。」


「こんなとこに僕が顔出して何するつもりですか?」


少し嫌な予感がしたのでレアトはフツロに質問してみた。嫌な予感が当たらなければいいのだが、、、


「簡単な話、先生してくれ!」


「やっぱりか〜。」


嫌な反応が反射的に出てきてしまった。

人前に出るなんて絶対に嫌なのにそれに加えて何かを教えるなんてもってのほか。

断りたいが、断る勇気がない。


「やれることはやります。てか、任務の話は?」


「そんなん後でも出来る!今は挨拶してくれ!一応ここの担任だから!」


(もうなんでもいいや、、)


ガラッ

フツロがドアを開け、教室に入る。

中に入るまで気づかずにいたが、全員一言を喋っていなかった。おそらく9.10歳ぐらいの子がほとんどだと思うが、この時期の子供は活発で静かにすることができない年齢のはずなのに先生?であるフツロがいないときにも静かにしている。


「よーし!お前ら!新しい担任の先生紹介するぞーレアト先生だ。」


「レアトです。よろしく。」


パチパチパチ

静かな教室で不気味だったがレアトが自己紹介すると少し明るい雰囲気になった。

改めて教室を見渡すと一つだけ空いてる席があった。


「あの席はまぁすぐに来る。」


なにか問題のある子なのかな、と不安になりつつも少しやる気が出てきてたレアトだった。


「もうお前ら良いぞ〜。」


「はいはいはい!!!質問!!!!」


「え、ちょっとえ??」


あまりの状況の変わりようについていけていないレアト。子供たちが普通の子供ように僕に質問責めしてくる。


「何歳なんですか!?、、レアト先生はすごい人なんですか!?、、彼女いないんですか?!」


とても困惑しているレアトにフツロが手助けする。


「お前らー1回静かにしてくれ。」


ピタッ

質問責めが終わった。

それにまた困惑するレアトも見てフツロは笑っている。


「ハッハッハッ!おもろいなレアト。なんでこんな感じなのかって言うのはまぁ訓練の一貫ってことだな。メリハリをまずは意識付けさせるって感じだ。どんな時でもメリハリは大事だからな。やりすぎるくらいが丁度いい。」


あまりのやりすぎさにも驚きだが、それよりも子供たちがそれにしっかり対応しているのも凄い。訓練と言うのは伊達ではなかった。


「よーし。静かになるのやめてもいいが!少し落ち着けよー。」


空気が変わる。ピリついた凍るような空気とは裏腹に今はうるさくはないが空気が柔らかい。

さっきの訓練室にいる雰囲気とは違い、今は教室にいるような気分に変わった。


「とりあえずレアトはこの子たちにテキトーに授業してくれ。その辺はお前の世界と一緒。

訓練の時は担当がいるからそこは変わってやってくれ。」


「わ、わかりました、、」


「じゃ!俺はちょっと野暮用があるからあとは頼んだ!」


「え、ちょっと!」

(自分の訓練もしたいのに、、)


「はい!質問!先生はフェルテフェリスなんですか?!」


「あ、違うよ!」


急な質問に思わず答えがまだ整理がついていない。とりあえず質問に答えることにしよう。


「フェルテフェリスは先生できないんだよ!知らないのー?」


へぇーそうなんだと思いつつもここは一旦場を落ち着かせ自分のターンにしよう。


「みんな!ちょっと静かに!」


ピタッ!

すごいくらい静かになる光景はやはり怖い。自分の世界では考えられない。


「とりあえず僕の自己紹介をするから!その後みんなの自己紹介をして!その後僕に質問してほしい!」

(一旦これで大丈夫だろう)

「じゃあ自己紹介やるね。」

「あーさっきの空気戻っていいよ。」


ガラッ

そう言った瞬間に教室のドアが開いた。


「ゲッ!なんでさっきの野郎が。」


(え、さっきぶつかった子??)



〜〜〜




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