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バックフォース 〜僕は異世界の救世主〜  作者: 阪岸春
第2章 才器陽国編
24/27

妖怪退治

ボロボロになった安綱を手に握りしめる切綱。


「俺もこれで終わりか。次恒。」


「はい。」


「俺はここでリタイアだ。」


「了解。」


切綱はここで戦線離脱である。次恒が切綱を自分の元へと移動させた。

それほどまでに蘇芳は強敵だった。


***


「国丸。」


「次恒か。どうした。」


「切綱はリタイアだそうだ。」


「了解。」


「あとは頼む。」


情報室に戻った切綱がそう声をかけた。


「死ななかったな。」


「お前も死ぬなよ。」


「努力する。」


「結界を解きます。」


酒呑童子を囲う結界が解かれた。


「よう。鬼さん。」


「過去を打ちさったか。」


酒呑童子が声を発する。酒呑童子がどれだけ本気かがその声から伝わってきた。

過去のトラウマを打ちさり次は酒呑童子との一戦、国丸は切綱がいなくなったことにより今まで出してこなかった力の解放を決断する。


「斬殺魔法。斬使無双。」


鬼丸国綱の刀身が赤くなる。斬使無双は振るえば振るうほど斬力が上がっていくもの。斬力が上がり最高到達点まで高まった時彼の奥義が使用可能になる。奥義の下準備である。


「鬼ごっこの時間だ。鬼やろう。」


「捕まえてみろ。」

「現魔法。古の遡。」


もう一人の酒呑童子が姿を表し、その個体が本体と融合した。


「古の遡。過去の自分をよび自らと融合する。今までの酒呑童子だと思うなよ。」


「黙れ。」


斬撃を飛ばす国丸。それを酒呑童子は避け二人の鬼ごっこが始まった。

こうなった時点で有利なのは国丸。斬使無双にタイムリミットはない。しかしこれが切れる時の条件として国丸が鬼丸国綱で攻撃を受けた時がある。つまり全ての攻撃を彼は生身で受けることとなる。酒呑童子を追いかける国丸だが、反撃を警戒し距離を取りながら斬撃を飛ばし続ける。これだけで威力は上がっていく。徐々に酒呑童子を倒すタイムリミットが近づいてきている。


(奴が気付く前に貯めなければ。)


周りの木々をどんどん切りまくる国丸に違和感を感じた酒呑童子は反撃をすることを決断し新たに魔法を繰り出す。


「現魔法。八咫鏡。」


どこからか聞こえてくる酒呑童子の声。酒呑童子を見失っていた国丸は魔法に備える。


「次の相手はお前だ。」


酒呑童子が目の前に現れたが何者かが現れたと同時に再び消える。


「お前ってそういうことか。」


現れたのは国丸本人。八咫鏡は本人を映し出すもの。


「私とやれるとはな。」


「同意だ。」


二人とも国丸そのもの。現実と魔法で生まれた国丸の違いは刀を持っている手が逆なところだけであろう。利き手が逆になっているを除くと他は全て同じである。

過去の次は現実との戦い。


「斬殺魔法。孤独の白百合。」


「斬殺魔法。孤独の白百合。」


お互いが同じ魔法を繰り出す。しかし本体はそれに追加で斬使無双を展開している。

魔力的に見ると本体は不利、それ以外の部分で見れば圧倒的に有利である。

攻撃を受けないというのが前提ではあるが、、、、


***


二人の斬り合いが始まった。孤独の白百合で互いに対する攻撃がさらに高まっている中、国丸本体はさらに上がっていく。誰もこの二人の戦いに介入することを許さない。

ブシュ!

ブシュ!

二つの鬼丸国綱で互いを斬り合う。この場合斬使無双の効果が切れることはない。しかし作られた国丸は刀で攻撃を防ぐことができる。

オリジナルと本人とはいえ魔法で作られた国丸。奇しくも考えていることは同じだった。


「斬殺魔法。斬使無双。」


敵とはいえ本人同士、同じ土俵でないと面白くない。作られた国丸が斬使無双を展開し斬撃を飛ばし続ける。オリジナルと同じレベルに追いつく気である。


「やっぱり考えていることは同じだったな。」


「そうらしい。」


『孤独の白百合。斬。』


光輝く二つの光。それは天まで登る勢いで伸びている。同時に振り下ろされる二つの光は交わりお互いの体目掛けて落ちてくる。お互いにそれを避ける気はない。


「避けないか!」


「そっちもな!」


輝く二筋の光は二人を襲う。

光が収まるまでどうなったか分からない状況。遠隔で戦いを見ている切綱と遠くから彼らの戦いを見る酒呑童子はまだかまだかとその結末を待つ。酒呑童子はこの戦いに加勢するつもりでいたがしてはいけないということを本能で理解しその終わりを待つ。

光が収まり彼らの戦況が顕になる。


「さすがだな。」


作られた国丸に巨大な傷が出来ている。一方オリジナルにも偽物には及ばないが大きな傷ができていた。斬使無双の差でオリジナルの勝ちである。しかしオリジナルはこれで終わりではないことを理解していた。


「斬殺魔法。創傷の幻。」


「!!!そういうことか。」


斬殺魔法、創傷の幻は斬使無双と同じ系統の技。これは受けた傷に応じて技の威力が増すものである。

孤独の白百合で放った攻撃による斬使無双の増加、受けた傷による創傷の傷の増加。これによりオリジナルを上回る攻撃力を手に入れた。オリジナルの国丸はこの後の酒呑童子に向けてこれ以上魔法の使用ができない。孤独の白百合で倒す術を探す努力をする中それ以外の方法を見つけた。


「創傷の幻×斬使無双×孤独の白百合。最強の組み合わせの準備段階は終わりです。」


「そうらしいな。」


血が噴き出る二人の第二ラウンドが始まった。


「孤独の白百合。翔。」


大量の小さな光の斬撃が本体を襲う。


「孤独の白百合。剛。」


剛は体の防御力を上げるもの。翔で迎え撃つ時との使用する魔力を比べた時に剛の使用量が少ない。本体は体を固め翔の攻撃を全て体で受けた。


「それでこの量を耐えるか!」


「耐えるのくらい知っているだろう。」


満身創痍の二人の戦いはさらにヒートアップしていく。


『孤独の白百合。選。』


二人が同時に使用した”選”は孤独の白百合の対象をさらに限定する。双方は胴体にのみに対象を絞り削り合いに持ち込む。


「まだ倒れないのか!」


「作られたとはいえ私はお前だ!」


「そろそろ死ねよっ!」

ザシュ!


「まだまだ。」

ブシュ!


胴体を斬る音だけが響き渡る時間が続いた。


「はぁはぁはぁ。もう終わりだな。」


「はぁはぁ。まだ、、」


偽物であるはずの国丸の腹からは臓物が飛び散るほど斬られていた。もう消えてもおかしくないほどに。だがまだ彼は死なない。


「考えていることは、、、同じ、、だったよな。」


「あぁそうだな。」


ブシュ

腹から臓物が飛び出る。


「私は作り物だからな。」


「そうだな。」


「屍奥解放。鬼丸国綱。」


周りの木々たちがざわめく。斬使無双による攻撃力の上昇は限界値。創傷の幻による上昇も同じく限界値。

そして、臓物を体から出るのを片手で塞ぎ解放した屍奥。フェリシダットにこの屍奥というものに関する記述は存在しない。これはハセリが名乗ることすらやめた伝説の奥義。この奥義の名を知っているものは数名しか存在せず使うことが許されているのも僅か。使用すら禁止のこの奥義だがある人物に使用許可を得た場合により屍奥の会得、使用が許可される。

現在フェリシダットの情報の中で最強の技は終奥。屍奥はされに上を行く技でありこれを元に終奥は作られた。

終奥は全魔力を犠牲にし繰り出すが、屍奥はこれに加え使用者の全生命力をも犠牲にする。屍奥は出す条件がそれぞれ異なり能力も異なるがもし使用の条件を満たした場合敵を屠る能力ならばそれは必ず成功し対象を消滅させる。


全魔力。全生命力が鬼丸国綱に凝縮されていく。オリジナルはこの奥義を前にして微動だにしない。


「動かないか。」


「あぁ私だからな。」


「フンッ」


笑う偽物の国丸。


「じゃあな。」


「あぁ。」


「孤独の白百合、解除。」

「屍奥。雲散霧消。」


鬼丸国綱に込められた全エネルギーがある方向に飛んでいく。一つ言えるのは国丸本体ではないということ。


「なっ!」

ザシュ


その方向にいたのは酒呑童子。二人の戦いを見ていただけの妖怪。雲散霧消が見事に命中した。


「くそやろう。お前のおかげで楽しかった。」


「なぜっ」


「考えは同じって言っただろう。」


本体の国丸が声を出す。


「お前が作ったとはいえ私だ。私は屍奥を使うつもりは無かったが作られた私ならば使うことができると考えてはいた。偽物がどう考えているかは謎だったが、それを偶然にも知ることができたよ。」


「な、に、、」


塵となっていく酒呑童子にそのまま話しかける。


「偽物が斬使無双を展開し孤独の白百合斬を使用した時には理解できた。なぜ斬使無双が追いついていないのにその選択肢になったのかを。偽物の倒す対象が私では無かったからだと理解した。そしてお前を最後の一撃で倒すための計画も共有できた。創傷の幻を使用し限界の限界まで攻撃力を上げることに協力したさ。演技を含めてな。それを悟らせないため賭けだったが私自身も多少は攻撃を受けることにした。まぁここまで話しても無駄だがな。お前のことはもう忘れる。」


酒呑童子は最大のミスを犯してしまった。それは国丸を顕現させてしまったこと。後悔してももう遅かったが。


「ありがとう私。」


「こちらこそ。まさか自分の屍奥をみられるとはな。」


酒呑童子と同じように塵となっていく国丸。


「剣城様に栄光あれ。」


酒呑童子と国丸は完全に消え去った。


酒呑童子が塵となりひとまずの目的は達成された。しかし本題はこの後の膳藤家の人間。国丸はこれを視野に入れてはいた。


「さてあとは膳藤家だけですか。」


「よっ!」


「!!!」


後ろから国丸にある人物が声をかけた。ここで声をかけられるということは膳藤家の人間で間違い無いのだが。


「あなたは、、」


「久しいなぁ。国丸。」


「生きてたんですね。半蔵さん。」


半蔵と名乗るこの男は先代数珠丸恒次の所有者である。国丸が五羽烏衆になった時国丸と行動を共にしていた人物だ。


「死んだと聞きましたが、」


「まぁ色々あって膳藤家になっちまったよ。お前の先代も今頃後輩に会ってるはずだぜ。」


ちょうどその頃月近と世光も五右衛門に遭遇した頃だった。


「まさか仲間がいたとは、」


「この日のために俺らは潜入してたのさ。死んだことにして。」


「そうでしたか。」


国丸は孤独の白百合の効果を解いていた。


「話すとするか。こっちに来い。」


そう言って半蔵についていくと何もないただの風景の一部を掴みドアのように開けた。その先の景色は屋敷そのもの。酒呑童子の魔法を膳藤家が利用し周りから屋敷が見えないようにしていた。中には大量の死体。


「まぁ一応仲間の証拠だな。」


「ありがとうございます。」


国丸はそのまま半蔵についていき膳藤家の情報を聞くことになった。


***


「セルカさん。どうですか。」


「ん〜、なんか全部変な匂い!」


セルカは己の魔法を使って嗅覚を発達させ山の魔力を確かめていた。高精度の魔力探知が可能なセルカの鼻が導き出した答えはは山全部がおかしいということ。エスパシオはここで二つの予想を立てていた。


(山全部が大嶽丸の魔法の範囲、あるいは大嶽丸の強大な魔力が山に伝わっている。どっちかだな。)

「後者であってくれよ、、、」


二人は山の奥に進んでいく。魔力も濃くなっていく。フェリスなら誰でも探知できるほどに濃くなっていく魔力。エスパシオとセルカは違和感を感じていた。


「エスパシオ、もうすぐだよ。」


「ですね。」


強大な魔力が明らかに二人に近づいているのだ。大嶽丸の領域に入っていたと知った二人は攻撃に備える。


『!!!』


前方から飛んでくる謎の攻撃。注意していた二人はエスパシオの魔法でこれに避けることに成功する。

攻撃の道筋にあった木々たちは倒れ大嶽丸の姿を捉えることに成功していた。


「あれが大嶽丸か。」


「でっかい妖怪!」


「貴様ら何者ぞ。」


「ただの人間だよ!」


「妖怪退治の時間だ!」


二人の妖怪退治が始まる。

開始の合図はエスパシオ。地面をドン!と蹴り魔法を展開した。大嶽丸は広がっていくエスパシオの魔法に気づくがものともせずに遠距離から再び攻撃を飛ばす。その方法は拳に込めた魔力を飛ばすだけという単純な攻撃。しかしそれゆえに強い。


「セルカさん!」


「援護頼むよ!」


セルカが遠い場所にいる大嶽丸目掛けて突撃する。大嶽丸に対抗するためセルカも変身の魔法で自らの体を巨大化させる。

ガシッ!

手を掴み合う二人。


「我と同じ大きさの人間とはな!」


「楽しめそうな妖怪だねっ!」


ギシギシとお互いの手を掴み合う二人。大嶽丸が動けない隙をエスパシオは狙う。


完全なる権利者(パリフェルトシナンド)(スリー)

ブチブチ!


「???」


掴み合っていた大嶽丸の指が潰された。それに伴い大嶽丸は距離を取った。


「なんだこれは。」


「俺の魔法だ。」


「お前が展開した魔法はこういうことだったのか。」


エスパシオの魔法は空間支配。彼の元の魔法遮断が成長したものである。次恒と同じ空間を操るものだが、彼とは違い繊細な操作が得意である。


「逃げないでよ!」


セルカが追撃を加える。これを見事に受け流しセルカに反撃し突き飛ばした。


「いいだろうこちらも使うとしよう!」


二人は知らないが大嶽丸の実力は酒呑童子と玉藻前のそれとは全くの別物である。


「エスパシオさんっ!」


「誰だ!」


「次恒です。」


「大嶽丸は他の妖怪と違い相当の力を持ってると思われます。用心を。」


「もう遅いと思うけど。ありがとう。」


「強化魔法。唯我独尊。」


二人は大嶽丸の魔力、能力が大幅にアップしたのを感知していた。強化魔法は唯我独尊のみである。


「いくぞ。」


能力がさらに上がった大嶽丸がセルカに突撃する。


「ガァ!」


「セルカさん!」


気を失ったセルカ。


「ちっ。」


「こいつが起きるまで耐えれるかな。」


「耐えて見せるさ。」


完全なる権利者(パルフェルトシナンド)(ツー)


大嶽丸の体に切り傷を喰らわす。


「その傷だけかよ。」


2になると部位ではなく空間を切り離すことにより体全体を裂くことができるのだが、大嶽丸には傷を付けるだけしかできなかった。


「我を傷つけるとは、なかなかの力を持つものらしいな。人間は弱い生き物だが稀に強い者も現れるらしいな。」


(セルカさんを起こさないと。)


空間を操作し遠距離からセルカを起こすも起きないセルカ。大嶽丸はそれに構わず攻撃を仕掛ける。


「フンッ!」


何度も攻撃を仕掛けている大嶽丸だがエスパシオは空間を操っているので全ての攻撃を避けることに成功する。しかし攻撃の手段がない。完全なる権利者(パルフェルトシナンド)の残りの技も強靭すぎる体を持つ大嶽丸には通用しないだろう。彼に残された選択肢はセルカを起きることに賭けるか、終奥しかなかった。


「起きろよ。生意気小僧!」


エスパシオはセルカに遠距離からビンタをかました。セルカが起きることに賭けたのだ。


「小僧を信用しているのだな。」


「俺ではお前を倒せないからな。」


「潔いな。」


「ただ、お前も俺を倒せない。」


「なにっ?」


実際大嶽丸の攻撃は一つの傷もエスパシオに付けれていない。互いに相性が悪いのである。


「俺に傷をつけてみろよっ!!!」


「そこまで煽るか!!」


「鬼さんこちら!手がなる方へ!」


「死ねっ!」


少し遠いところにいた大嶽丸はエスパシオに猛スピードで突撃してきた。


「かかった。」

ズンッ!


大嶽丸がエスパシオの仕掛けていた空間に閉じ込められる。次恒の封印我王と同じ技である。


「今です。」


「ペナントランッ!」


先程のビンタで目を覚ましていたセルカが体の形を大きく変える。

それを大嶽丸に悟らせないためエスパシオは罠を仕掛け大きな声で煽ったのだ。

音速を超える速度でセルカが大嶽丸を襲った。


「ウガッ!」


叫び声をあげる大嶽丸。目を押さえていた。


「さっきは油断したけど、粘膜は流石に弱いよね。」

ブチュ


眼球を手に持つセルカはそれを潰す。酒呑童子と玉藻前よりも強いとされている大嶽丸を圧倒する二人。これがフェリシダット本部のフェルテフェリスの力なのである。


「さぁ止めの時間だよ!」


ペナントランで再び攻撃を仕掛け、もう片方の目も抉り出した。そして連続で皮膚に切り傷を加えていき体を消すっていく。大嶽丸の抵抗力はゆっくりと低くなっていた。狭い空間に閉じ込められている大嶽丸は暴れて抵抗するもエスパシオが全力で対抗している。閉じ込めることだけに全ての力を使用しているエスパシオが大嶽丸をここから出すわけがない。視界を失った大嶽丸はどこからか飛んでくるセルカの攻撃も分からない。どんどんと体力が減っていく。セルカが攻撃をやめた時にはもうその体が巨大な体とは思えないほどに削られていた。

だが絶命はしていない。


「殺してくれ。」


「もちろんっ。」


セルカの鋭利な爪が大嶽丸の心臓を体から引き摺り出した。


「楽しかったよ。」


「主はさらに強い、、、」


完全に絶命した大嶽丸。エスパシオとセルカは次の戦いにすぐさま切り替えた。


(主はさらに強い、か。)


二人が強すぎたせいで濁ってはいるが大嶽丸は相当の強さ。それが強いというほどの実力を持った大嶽丸の主。二人はさらに魔力感知の質を上げたのだが大きな違和感がそこにはあった。

山全体の魔力が無くなっていないのだ。これはつまり大嶽丸の魔力ではなく他の者の魔力であるということ。二人はこれが大嶽丸の魔力とばかり勘違いしていた。主と呼ばれるその人物が相当な実力者であることを理解する。


「あーあ。嶽ちゃん死んだのか。」


『!!!』


二人の魔力感知に引っかからずにそばにあった死体に近づいた謎の男。その場から少し距離をとりその男との戦闘に備える。

この男と遭遇した時国丸は半蔵に月近と世光は五右衛門に遭遇していた。三組がそれぞれの分家と遭遇したのだが、今二人の目の前にいる人物は味方なのか。それとも敵なのか。


***


3組が分家の人間と遭遇した時剣城とフツロは巨大な何かと戦っていた。


「これが八岐大蛇!」


「流石にそうじゃないと嫌です!!!」





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